目次
ディテール解説
エアロダイナミクスに配慮してデザインされた斬新なフェアリング。フロントマスクは一体型のLEDランプが採用されている。
図太い倒立式フロントフォークはφ47mmのSHOWA製。ボトムにラジアルマウントされた油圧キャリパーは対向4ピストンのブレンボ製。φ320mmのデュアルローターがフローティングマウントされている。19インチのコンボキャストスポークホイールを採用。
同社伝統の横置き45度Vツイン。気筒当たりツインイグニッションが採用され全部で4個のスパークプラグを備えている。
シリンダーヘッド水冷のVVT(可変バルブタイミング)エンジン。右サイドにはプッシュロッドが通るトンネルパイプが見える。
右側に出されたエキゾーストパイプは、ミッション下部で集合し、後輪前方で左右のストレートマフラーに分岐する2-1-2方式。
リアのツインショックはプリロード調節式。車体左側に出されたダイアルはプリロード調整用。
ブラックパイプのアップハンドルは、しっかりとクランプされている。
12.3インチ(312mm)のフルカラーTFTディスプレイを搭載。タッチスクリーンが採用され、スマホとの連携にも対応。ナビゲーションや各種インフォテイメントを操作できる。
ダブルシートは前後にセパレートされた独立式。クッション厚やサイズにたっぷりとしたボリュームがある。左右のスピーカーは5×7インチサイズ。中国のRockford Fosgate製。
ハードケースのサイドバッグが標準装備されている。収納容量は左右合わせて62L。両脇に開くリッド部の前方にはオーディオスピーカーがセットされている。
両サイドバッグと共にグラマラスなテールエンドは、低くどっしりとした印象を与える。
主要諸元
エンジン:Milwaukee-Eight™ 121
型式:空油冷式横置きV型2気筒OHV
ボア・ストローク(mm):103.5×117.5
排気量(cc):1,977
圧縮比:11.4:1
フュエルシステム:電子シーケンシャルポートフュエルインジェクション(ESPFI)
エキゾースト:2-1-2デュアルエキゾースト
全長(mm):2,410
シート高(mm):720
最低地上高(mm):145
レイク(度):26
トレール(mm):170
ホイールベース(mm):1,625
タイヤ(前/後): 130/60B-19M/C 61H / 180/55B-18M/C 80H
燃料容量(L):22.7
潤滑油容量(L):4.7
出荷時重量(kg):375
車両重量(kg):393
最高出力(kW/rpm):86(115HP)/5,020
最大トルク(Nm/rpm):183/3,500
燃料消費率(km/L):16.7
リーンアングル(度・右/左):32/ 32
プライマリードライブ:ギア
チェーン、ギヤ比 :34/46
総減速比(全体)1速:9.593
総減速比(全体)2速:6.65
総減速比(全体)3速:4.938
総減速比(全体)4速:4.00
総減速比(全体)5速:3.407
総減速比(全体)6速:2.875
ホイール(前/後):コンボキャストホイール/コンボキャストホイール
ブレーキ(前/後):油圧ダブルディスク/油圧シングルディスク
懸架方式(前/後):テレスコピック・倒立式 / スイングアーム式
サスペンションストローク(mm 後):76
試乗後の一言!
写真は先代(2022年)モデルのCVO Street Glide。ウルトラ系と共に往年のFLH系を彷彿とさせるフォルムは、ハーレーダビッドソらしい雰囲気に溢れている。プレミアムなCVOは、どの時代でも貫禄十分。その揺るぎない魅力が印象深い。