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AUDI Q8 e-tron
謎のマカンの中身はアウディ Q8 e-tron?
以前フラッグシップSUVの「カイエン EV」が、マカンのボディをまとってテスト走行する様子が目撃された。その際の車両とはフロントエンドのデザインや、フェンダーアーチのエクステンションの形状やサイズなどが異なっている。
ナンバープレートを見ると、「IN」で始まっているのがわかる。ポルシェのプロトタイプは通常、バーデン=ヴュルテンブルク州にあるベーブリンゲン地区の「BB」、またはルートヴィヒスブルク地区の「LB」で始まる。一方アウディの場合、本拠地であるバイエルン州のインゴルシュタットを表す「IN」のライセンスプレートを付けることが多い。
ボディサイズも近いことから、このプロトタイプはマカンのミュールボディを纏ったカイエン EVではなく、次期型の「アウディ Q8 e-tron」である可能性が高い。いずれにしても、イエローのステッカーが貼られていることから、電動モデルであることは間違いない。
パワーユニットは500PS超を発生
次期型Q8 e-tronとカイエン EVは、マカン EVと「アウディ Q6 e-tron」で使用されている「PPE」(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)に改良が施されたプラットフォームを採用する。バッテリーとモーターを中心に、多くのハードウェアを共有して登場するだろう。
正確なスペックを語るのは時期尚早だが、Q6 e-tronはローンチコントロールを起動すると最大462PSを発生する。SQ6では517PSに達する。また、1回の充電あたり最大625km(WLTP)の走行を可能にする100kWhのバッテリーが搭載されている。スタイリングも含め、Q8 e-tron次期型もSQ6と多くの共通点をもって登場するだろう。
量産型の発表は年内か?
現行モデルと言えるオリジナルの「アウディ e-tron」は2018年に発売され、日本には2021年に導入された。2022年に行われたフェイスリフトで「Q8 e-tron」に改名されている。すでに登場から6年が経過しており、世代交代のタイミングであることは間違いないだろう。次期型アウディ Q8 e-tronの年内デビューに期待したい。