目次
LOTUS ELETRE TYPE 79 & EMEYA BLOSSOM
F1で圧倒的な強さをみせた「タイプ79」をオマージュ
ロータスブースには最新モデルとなる2台のEVが展示。だが、それぞれが発散する雰囲気は真逆そのものといえる。シックな電動SUV「エレトレ」と、ド派手な電動GT「エメヤ」がそれだ。
エレトレは、ブラックボディのいたるところにゴールドのアクセントストライプが入るのが特徴。そう、これはもちろん1970年代後半にF1で圧倒的な強さをみせた「タイプ79」をオマージュしたものだ。グラマラスなエレトレのボディをシャープに引き締めるとともに、栄光の歴史までを思い起こさせるのだからファンにはたまらない。ボディサイドには小さなタイプ79のシルエットが、Cピラーには大胆に再解釈されたユニオンジャックが描かれる。
日本にも導入予定のカスタマイズプログラム
一方、エメヤはボディ前半をピンク、後半をオレンジに塗り分けた仕様。それぞれをつなぐBピラー周辺のグラデーションが美しい。これは「エメヤ ブロッサム」と名付けられたモデルで、イギリス本国にあるコーリン・チャップマンの庭園に咲き誇る、ダリアとバラをイメージしたものだという。
咲き誇る花々の繊細な色合いを表現したピンクとオレンジのシームレスなつながりは、手塗りによって表現。パープルのインテリアも見所といえるだろう。
ベースになったのは「エレトレS」と「エメヤS」。いずれも昨年の北京モーターショーで発表されたクルマを、特別にオートサロンへ持ち込んだものだという。両車ともコスメティック系のカスタムにフォーカスしたクルマのため、エンジンやサスペンションなど、走行性能に関するチューニングは施されていない。
このカスタマイズプログラムは近い将来日本にも導入され、エミーラを含めて展開される予定。本格導入を前に、ぜひ会場でじっくりチェックしてほしい。