ジープ最小モデルのBEVコンセプト「アベンジャー4x4コンセプト」が発表

ジープ最小モデルのBEVを4駆で楽しむ「アベンジャー4×4コンセプト」発表

同じくパリー・ショーで発表されたBEV、アベンジャーとともに4x4コンセプトが登場した。
同じくパリー・ショーで発表されたBEV、アベンジャーとともに4×4コンセプトが登場した。
パリ・モーターショーで、ジープはBEVコンセプト「アベンジャー4x4コンセプト」を発表した。アベンジャーのBEVモデルを4WD化したモデルである。

Jeep Avenger 4×4 Concept

オフロード走行を無音で楽しめる

4×4コンセプトのエクステリアは牽引フック、幅広のバンパーとワイドトラック、大きく露出したアグレッシブなタイヤが特徴だ。フロントバンパーの強化樹脂パーツには、夜間の視認性を向上させる追加ライトが内蔵される。

ジープ最小となるBセグメントBEV「アベンジャー」をベースとする、BEVコンセプトカー「アベンジャー4×4コンセプト」が発表された。コンパクトなボディにデザイン、機能、革新性を融合させたと謳う。

4×4コンセプトのエクステリアは牽引フック、幅広のバンパーとワイドトラック、大きく露出したアグレッシブなタイヤが特徴だ。最低地上高は200mm超で、アプローチアングル21度、デパーチャーアングル34度、ランプブレークオーバーアングル20度と良好な数値を誇る。フロントバンパーの強化樹脂パーツには、夜間の視認性を向上させる追加ライトが内蔵される。

4xeラインナップにはいつ?

電動化でジープならではの悪路走破性能をさらに高めたアベンジャー4×4コンセプトは、ほぼ完全に無音で走行し、さらに充実したオフロード機能で楽しく自由に運転できると謳う。なおベースとなるアベンジャーはFWDモデルで最高出力115kW(156ps)、最大トルク260Nmの第2世代400Vモーターを搭載し、54kWhのバッテリー容量で400kmの航続距離(WLTP)を走るという。4×4が市販された場合、出力向上する一方で航続距離は短くなるだろう。

アベンジャー4×4コンセプトは軽量ルーフキャリアシステムを搭載する。ベルトシステムを使用し、荷物をルーフ上で圧縮することで固定し、さらに傷防止保護を備える。

そのほかボンネットには反射防止ステッカー、グリルにはアンチスクラッチ処理が施され、オフロードを運転する際の安心感をさらに高めるという。人目を引き、楽しく、ユニークなニューカマーの4×4コンセプトBEV。

新しい世界を切り拓く小さなジープ?

ジープブランドCEOのクリスチャン・ムニエは次のように述べた。「アベンジャーはたしかに電動FWDモデルです。でも最初からジープとして設計されており、すでにジープブランドとしてクラス最高の様々な機能を提供しています」

「しかし、ジープブランドとしてそれらユニークなデザインと機能そして個性を維持しつつ、電動化された四輪駆動をコンパクトなパッケージに注入するとどうなるでしょう?」そして、こう述べて締めくくった。「ジープはゼロ・エミッション・フリーダムの使命を達成するための道を歩み続けます」

「Jeep 4xe Day」において初公開されたフル電動モデル「ジープ リーコン」。

ジープの電動化が止まらない! フル電動SUV「リーコン」と「ワゴニア S」が世界初公開される【動画】

世界トップの電動SUVブランドを目指すジープは、新型フルEV「リーコン」を含む、商品投入計画第1弾を発表した。ジープは2025年までに北米と欧州において、4台のゼロエミッションビークルを投入。ハイブリッドモデルを含めて、米国内で販売される全車種に電動モデルがラインナップされる。2030年までに米国において販売数の50%、欧州では100%がBEV(バッテリー駆動EV)となる。

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ゲンロクWeb編集部

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