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Hennessey Venom F5 Revolution Roadster
空力を意識した専用エアロダイナミクス
ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリングで初公開される「ヘネシー ヴェノム F5 レボリューション ロードスター」は、先行投入されたヴェノム F5 レボリューション クーペのオープン仕様。サーキット走行を想定した空力パーツを含む専用装備が贅沢に奢られた、オープントップ・ハイパースポーツとなる。
ヴェノム F5 ロードスターをベースにエアロダイナミクス、サスペンション、冷却系統、デジタルテレメトリーを全面的にアップデート。新形状ホイール、フロント&リヤの専用スプリッター、フロント・ダイブプレーン、大型化されたリヤウイングなど専用空力パーツを装着された。さらに、パワーユニットへと効率的にフレッシュエアを送り込むハイマウント・センターエアスクープが装備されている。
着脱可能な高剛性カーボンファイバー製シングルピース・ルーフパネルは、断熱構造が導入され、ソフトなタッチのアルカンターラ製内張りが施された。ルーフは4本のクイックリリースボルトと1組の高強度ラッチで固定され、サーキットなどの高負荷な走行にでも耐える構造を実現。ルーフパネルの重量はわずか8kg(18ポンド)、取り外しと取り付けは1名でも簡単に行うことができる。
専用チューンが施された6.6リッターV8ツインターボ
カーボンファイバー製モノコックシャシーにミッドマウントされるのは、ヘネシーが独自開発した最高出力1842PSを発揮する6.6リッターV型8気筒フューリー・ツインターボエンジン。シングルクラッチ・ロボタイズドMTを介して、後輪を駆動する。カーボンセラミック製ブレーキとマルチピストン・キャリパーが標準装備され、公道でもサーキットでも抜群の制動力が確保された。
強力なパワーユニットにスポットライトを当てるべく、強化ガラス製エンジン・ビューイング・ウインドウを標準装備。通常のアニールガラス製の約4倍の強度を持つこのガラスパネルは、カーボンファイバー製エンジンカバーに組み込まれた。
ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリングで公開される、ヘネシー ヴェノム F5 レボリューション ロードスターは、5台限定のスペシャルエディションの「ベアカーボン(Bare Carbon)」。ヴェノム F5のエレガントなラインを強調するため、ハンドメイドによるネイキッド・カーボンが奢られた。深く磨き上げられたクリアコートが露出したカーボンを保護し、あらゆる角度から見てもレーシーな雰囲気を楽しむことができる。
限定生産される12台は発表時点でソールドアウト
コクピットには、サーキット走行時に様々なデータを測定できるデジタル・オンボード・トラックテレメトリ・システムを搭載。ラップタイム、スプリット、コーナリング時のGフォースなどが、リアルタイムにドライバーへと提供される。
ヘネシー・パフォーマンスのジョン・ヘネシーCEOは、ヘネシー ヴェノム F5 レボリューション ロードスターについて次のようにコメントした。
「ヴェノム F5 レボリューション ロードスターは、サーキット走行に特化したハイパーカーにオープントップを組み合わせ、これまでにない直感的なドライビング体験を提供します。この最初のモデルは、特別なお客様のための特注仕様となり、ハンドメイドで丹念に仕上げられたネイキッドカーボンファイバーが特徴となります」
価格は300万ドルから、12台のみの限定生産。生産枠は発表時点ですべてソールドアウトとなっている。