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Fisker Ronin
スポーツカーを凌駕する走行性能を実現
フィスカーは、2023年8月3日に開催されたスペシャルショーケース「プロダクト・ヴィジョン・デイ」において披露されたフル電動4ドアGTコンバーチブル「ローニン」の詳細を明らかにした。
車名は、壮大なカーチェイスシーンが有名なジョン・フランケンハイマー監督の映画『RONIN』へのオマージュとして名付けられた。8月3日からすでに予約の受付が開始されており、車両価格は38万5000ドル。限定999台が製造され、デリバリー開始は2025年後半を予定している。
搭載される電動パワートレインは最高出力1000PS以上を発揮し、0-100km/h加速は約2秒、最高速度は275km/h。5名乗車でありながらも、現在マーケットに投入されている多くのスポーツカーやスーパースポーツを大きく上回る走行性能と、965kmという充分な航続距離を実現した。さらに自動運転機能が搭載される予定もあるという。
ヘンリック・フィスカー会長兼CEOは、ローニンについて次のようにコメントした。
「フィスカー ローニンは、ドライブを愛するだけでなく、アートやデザインに心をときめかせ、高性能車に持続可能な未来を求める人々のためのクルマです。私たちのターゲットは、21世紀らしくアップデートされたクラシカルなグランドツーリングカーを作ること。さらに、1回の充電でロサンゼルスからナパバレーまで走ったり、バッテリー容量を気にすることなく、アウトバーンを高速走行することを求めるカスタマーのために開発されました」
5つのシートと充分なラゲッジスペースを確保
今回、フィスカーは、多くの有名パフォーマンスブランドがスポーツモデルを投入しているハイエンドマーケットに、抜群のユーティリティをもつグランツーリスモの投入を目標に掲げ、ローニンを5人乗りのオープンモデルとして開発した。
フロントのバタフライドアは、ドアハンドルをスワイプするか、スマートフォンを使用することで自動開閉。リヤには観音開き式アクセスドアが採用されており、リヤシートへの良好なアクセスが確保された。カーボンファイバー製ハードトップもスマートフォンによって開閉し、自動的にトランクへと収納。ルーフを収納した状態でも、充分なラゲッジスペースが残されている。