フル電動5シーター・コンバーチブル「フィスカー ローニン」

最高出力1000PSで航続距離965kmのフル電動4ドアオープン「フィスカー ローニン」【動画】

フル電動5シーター・コンバーチブル「フィスカー ローニン」のエクステリア。
フィスカーは、オープントップでありながら、実用的な4ドアを備えたフル電動GT「ローニン」を2025年から生産する。
米国・カリフォルニアを拠点とするEVメーカー「フィスカー(Fisker Inc.)」は、航続距離965kmを超えるフル電動4ドアGTコンバーチブル「ローニン(Ronin)」の詳細を発表した。生産台数は999台、2025年後半から製造をスタートする予定だ。

Fisker Ronin

スポーツカーを凌駕する走行性能を実現

フル電動5シーター・コンバーチブル「フィスカー ローニン」のエクステリア。
搭載されるフィスカー独自開発の電動パワートレインは、1000PS以上のパワーを発揮。0-100km/h加速は約2秒、最高速度は275km/hと、スーパースポーツ級パフォーマンスが実現される。

フィスカーは、2023年8月3日に開催されたスペシャルショーケース「プロダクト・ヴィジョン・デイ」において披露されたフル電動4ドアGTコンバーチブル「ローニン」の詳細を明らかにした。

車名は、壮大なカーチェイスシーンが有名なジョン・フランケンハイマー監督の映画『RONIN』へのオマージュとして名付けられた。8月3日からすでに予約の受付が開始されており、車両価格は38万5000ドル。限定999台が製造され、デリバリー開始は2025年後半を予定している。

搭載される電動パワートレインは最高出力1000PS以上を発揮し、0-100km/h加速は約2秒、最高速度は275km/h。5名乗車でありながらも、現在マーケットに投入されている多くのスポーツカーやスーパースポーツを大きく上回る走行性能と、965kmという充分な航続距離を実現した。さらに自動運転機能が搭載される予定もあるという。

ヘンリック・フィスカー会長兼CEOは、ローニンについて次のようにコメントした。

「フィスカー ローニンは、ドライブを愛するだけでなく、アートやデザインに心をときめかせ、高性能車に持続可能な未来を求める人々のためのクルマです。私たちのターゲットは、21世紀らしくアップデートされたクラシカルなグランドツーリングカーを作ること。さらに、1回の充電でロサンゼルスからナパバレーまで走ったり、バッテリー容量を気にすることなく、アウトバーンを高速走行することを求めるカスタマーのために開発されました」

5つのシートと充分なラゲッジスペースを確保

フル電動5シーター・コンバーチブル「フィスカー ローニン」のインテリア。
スマートフォンで自動開閉するドアと収納式ルーフを備え、爽快なオープンエア、5名のパッセンジャー用のシートと充分なラゲッジスペースが確保されている。

今回、フィスカーは、多くの有名パフォーマンスブランドがスポーツモデルを投入しているハイエンドマーケットに、抜群のユーティリティをもつグランツーリスモの投入を目標に掲げ、ローニンを5人乗りのオープンモデルとして開発した。

フロントのバタフライドアは、ドアハンドルをスワイプするか、スマートフォンを使用することで自動開閉。リヤには観音開き式アクセスドアが採用されており、リヤシートへの良好なアクセスが確保された。カーボンファイバー製ハードトップもスマートフォンによって開閉し、自動的にトランクへと収納。ルーフを収納した状態でも、充分なラゲッジスペースが残されている。

フィスカー ローニンを動画でチェック!

カリフォルニア州ハンティントンビーチに、多くのメディアや関係者を集め、フィスカーの2026年に向けたラインアップを紹介するショーケースを開催。左からオーシャン、PEAR、アラスカ、ローニン。

「フィスカー」がオーシャンに続く電動モデル3台をワールドプレミア「航続距離900km超のフル電動GTも」【動画】

2023年8月4日、米国・カリフォルニアを拠点とするEVメーカー「フィスカー(Fisker Inc.)」が、カリフォルニア州ハンティントンビーチの特設会場において、スペシャルショーケース「プロダクト・ヴィジョン・デイ」を開催。2026年までに投入を予定している、フル電動モデルのラインナップを公開した。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…