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PEUGEOT E-3008
100%EVブランドへの先鞭となるモデル
プジョー 3008は、2009年に初代モデルがデビューし、2017年に2代目へとフルモデルチェンジ。豊富なパワートレインを展開し、世界130ヵ国で132万を販売した実績を持つ。
プジョーはラインアップの電動化を進めており、ベストセラー・クロスオーバーの3008をフル電動モデルとして開発。プジョーは、2030年までにヨーロッパにおける車種の100%をEVにする予定で、E-3008はその先鞭をつけるモデルとして投入される。
プジョーのリンダ・ジャクソンCEOは、E-3008について次のようにコメントした。
「新型E-3008の発売は、デザイン、ドライビングプレジャー、効率性において新たなベンチマークを打ち立て、プジョーが魅力的な100%EVブランドへと変貌を遂げるための、大きな一歩となります」
「美しいエクステリアデザイン、高機能なプジョー・パノラミック i-Cockpit、そして最高レベルのドライビングプレジャーを、新型E-3008では実現しました。これまでに前例のない高性能フル電動モデルは、マーケットで最も幅広いEVを提供するフランスメーカーへとプジョーを導くことになるでしょう」
3種類の電動パワートレインを用意
E-3008は、ステランティス・グループが開発したEV用次世代プラットフォーム「STLA ミディアム」を採用した最初のモデルとなる。この革新的なEV専用プラットフォームは、最大航続距離700km、充電時間30分を実現。さらに、優れたドライビングプレジャー、高い効率性、最新のコネクテッドサービスなど、クラス最高のパフォーマンスを提供するように設計されている。
「Allure」と「GT」という2種類のトリムレベルをベースに、3種類の電動パワートレインを用意。ベース仕様(最高出力212PS、バッテリー容量73kWh、航続距離525km)、ロングレンジ(最高出力233PS、バッテリー容量98kWh、航続距離700km)、デュアルモーター4輪駆動(最高出力324PS、バッテリー容量73kWh、航続距離525km)をラインナップする。また、マーケットに応じて、ハイブリッドパワートレインも投入される予定だ。
400V高電圧リチウムイオン・バッテリーはフロア下に配置。動力以外のライト、インフォテインメントなどは引き続き12Vバッテリーから電力が供給される。あらゆる用途や充電機器に対応できるよう、2種類の車載充電器を用意。最大160kWの充電規格に対応しており、ベース仕様ではバッテリーレベル20%から80%まで、約30分で充電することができる。
エレガントに進化したプジョー最新デザイン
新型E-3008は、先代3008からクロスオーバーSUVスタイルを継承。全長4540mm/全幅1890mm/全高1640mmとバランスの取れたディメンションにより、Cd値0.28という高い空力性能を持つダイナミックなフォルムを実現した。さらに、フランス車らしいエレガンス、効率性、広々とした室内空間とラゲッジスペースも兼ね備えている。
フロントセクションには新たなデザインディテールを採用。プジョーを象徴する3本爪のライトシグネチャーはそのままに、プジョーの新エンブレムを中心に配置し、ヘッドライトとグリルの造形を従来モデルから大幅に刷新した。また、特徴的なグリルはこのモデルがフル電動モデルであることをアピールする。
超小型LEDヘッドライトは、ラジエーターグリル上部に位置し、フロントセクション全体を包むスリムでエレガントなストリップへと収められた。E-3008 GTには新開発ピクセルLEDテクノロジーが標準装備され、交通状況に合わせてヘッドランプビームを自動的に調整。他の道路利用者の邪魔になることなく、最適な明るさを維持する。
リヤセクションは、お馴染みのファストバックスタイルを、フローティング・スポイラーによって現代風にアレンジ。E-3008の曲線的なフォルムを強調しながら、空力性能を最適化する。ラゲッジルームは電動モデルにも関わらず、先代3008と変わらない520Lが確保された。
21インチ・パノラミックスクリーン
インテリアの中心となるのが、21インチ・フローティングHDパノラミックスクリーンを備えた、最新世代「プジョー・パノラミック i-Cockpit」。ダッシュボードを横切ってドアに大きく広がるエレガントな純正アルミニウム・トリムは、アルミニウムとファブリックをエレガントに組み合わせ、ユニークで上質なハーモニーを生み出している。
21インチ・フローティングHDパノラミックスクリーンは、ドライバー用のヘッドアップディスプレイと、センターのタッチスクリーンを一体化。この大型スクリーンはダッシュボードの上に浮かんでいるようにも見え、スクリーン下部に設置されたアンビエントLED照明によって、フローティング効果が強調されている。
スクーリンは、ドライバーズシートに向かってわずかにカーブしているが、パッセンジャーシートからもアクセスが可能。コンパクトなステアリングホイールの奥には、運転に関するすべての情報(速度/出力/ドライビングエイド/残エネルギー)を統合したインストゥルメントクラスターが配置される。
ダッシュボード中央のタッチスクリーンセクションは、ヒーター&エアコン、ナビゲーション、メディア、コネクティビティシステムなどの操作を行うことが可能。また、タッチスクリーン横の「i-トグル」からも様々な機能を操作することができる。