ベントレー新型PHEV用V8パワートレイン「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド」を公開

ベントレーがW12後継としてV8ベースの「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド」を開発【動画】

2024年夏に正式発表される、ベントレーの新型PHEVパワートレイン「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド」が公開された。
2024年夏に正式発表される、ベントレーの新型PHEVパワートレイン「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド」が公開された。
ベントレーモーターズは、同社を象徴する6.0リッターW型12気筒エンジンの後継として、パフォーマンスを強化した完全新設計のV型8気筒ベースのプラグインハイブリッド(PHEV)パワートレイン「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド」を導入する。新型PHEVは、最高システム出力750PS以上を発揮し、EVモードでの航続距離は80kmが確保されている。

Bentley Ultra Performance Hybrid

W12に代わるフラッグシップパワートレインに

2024年夏に正式発表される、ベントレーの新型PHEVパワートレイン「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド」が公開された。
ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッドは、今年の夏をもって生産を終了する6.0リッターW型12気筒エンジンに代わり、ベントレーのラインナップのフラッグシップモデルに搭載される。

新型PHEVパワートレインの名称は「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド(Ultra Performance Hybrid)」に決定した。ベントレーはこれまで、持てる技術を惜しげもなく投入し、内燃機関のパフォーマンスを向上させており、この伝統は、新型PHEVパワートレインにも受け継がれることになる。

ベントレーは2024年夏に投入を予定しているウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッドに新開発の「エレクトロチャージャー」技術を導入。ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッドは、高度なプラグインハイブリッド・システムが搭載され、ベントレー105年の歴史において最も先進的かつ最強のパワートレインに君臨することになる。

技術的なベースとなるのは、既存のハイブリッドパワートレインとなるが、最高出力は750PS以上、EVモードでの航続距離は80kmと、パフォーマンスと効率性が大幅に向上。フライングスパー スピードやコンチネンタル GT スピードに搭載されていた6.0リッターW型12気筒エンジンと比較すると、実に91PS以上のパワーアップを果たすという。

W12を大きく上まわる性能を発揮

2024年夏に正式発表される、ベントレーの新型PHEVパワートレイン「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド」が公開された。
V8ベースのプラグインハイブリッドとして開発された「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド」は、W12を上まわるパフォーマンスと効率性を実現しているという。

過去20年間、現行の6.0リッターW型12気筒ツインターボエンジンは、10万5000基を製造。先日発表された、「バトゥール コンバーチブル」が最後のW12搭載モデルとなり、今後はウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッドが、ベントレーの最上位モデルに搭載されることになる。

新型PHEVは、W12を上まわるパワーに加えて、より広い回転域で1000Nmを超えるトルクを発揮。しかもWLTPモードでのCO2排出量は、50g/km未満に抑えられた。今回、新パワートレインのキャラクターを予告するエンジンサウンドも公開されており、クロスプレーンが奏でる低音と軽快に吹け上がる咆哮が絶妙に融合。EVモードでは、対照的に静寂がもたらされる。

ベントレーは今後数週間以内にウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッドの詳細を発表する予定。新型PHEVの導入により、全ラインナップにハイブリッドモデルが設定されることになる。また、現行のICE(W12/V8)搭載車両は残りがわずかとなってはいるが、 ベントレーのディーラーネットワークを介して、現在もオーダーを行うことができるという。

ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッドを動画でチェック!

ベントレーは、バカラル、バトゥールに続くコーチビルドカー第3弾「ベントレー バトゥール コンバーチブル」を発表した。

最後の6.0リッターW型12気筒搭載「ベントレー バトゥール コンバーチブル」を16台限定で製造【動画】

ベントレーモーターズは、現代に蘇ったコーチビルドカーとして、バカラルとバトゥールに続く第3弾「バトゥール コンバーチブル」を発表した。これまでの2台と同様、ビスポーク部門のマリナーが開発と製造を担当。英国・クルーの本社ファクトリー内にあるマリナーのワークショップにおいて、数ヵ月をかけて16台がハンドメイドで製作される。

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