特別な「ロールス・ロイス ゴースト」が東京初披露

「クルマはキャンバス?」特別な「ロールス・ロイス ゴースト」が東京でお披露目

今回日本でお披露目されたビスポーク版ロールス・ロイス・ゴースト。(画像=Rolls-Royce Motor Cars)
今回日本でお披露目されたビスポーク版ロールス・ロイス・ゴースト。(画像=Rolls-Royce Motor Cars)
ロールス・ロイスといえば泣く子も黙る超高級車。だが、その特別なロールス・ロイスをさらに個性的に、自分だけの1台に仕立てるのが最近のスーパーリッチなんだそうだ。今回はそんな1台がプロモーションのため東京へやってきた。

Rolls-Royce Ghost

「サロン・プリヴェ」で発表された1台

現行型ゴーストは2020年9月に登場。エンジンは6.5リッターV12ツインターボだ。
現行型ゴーストは2020年9月に登場。エンジンは6.5リッターV12ツインターボだ。

ロールス・ロイスのフリー・カスタマイズ・プログラムは「ビスポーク」という。ビスポークは基本的に(お金さえ出せば)何でもできる。ロールス・ロイスのデザインチームは、そんなビスポークの無限の可能性を示すため、しばしば新しい表現を特別にデザインし、世界各地の主要都市で発表している。

このたび東京へやってきたのは、今夏イギリスの有名な自動車品評会「サロン・プリヴェ」で発表された1台だ。主に南半球で見ることのできる、きょしちょう(巨嘴鳥=オオハシ)座を囲む、南の夜空をイメージしたという荘厳なトゥカナ・パープルのゴーストである。

ゴーストのコンテンポラリーなスタイリングに遊び心を加える大胆なパープルの色調と、鮮やかなライム・グリーンのコントラストは、下品にならないギリギリの毒気がなんとも見事。21インチの10スポークホイールはカスタムシーンで根強い人気のブラックだ。

実に3年の歳月がかかった今回の旅

一方、インテリアはブラックレザーとピアノホワイト仕上げのウッドパネルという組み合わせに、ここでもインサートとしてライムグリーンが反復。エクステリアとインテリアに連続性をもたらしている。ロールス・ロイスといえばきらめく天井が特長的だが、そのヘッドライナーは夜空がモチーフのビスポークだけに、シューティング・スター(流れ星)となる。

ロールス・ロイスは顧客のことを「パトロン」、ビスポークされるクルマを「キャンバス」、そしてパトロンとともにビスポークしてゆく過程を「旅」と呼ぶ。今回の旅は完成まで実に3年の歳月がかかったとか。かつて中世の画家は支援者である貴族や大富豪のために絵画をしたためたが、ロールス・ロイスはまさに現代の画家、アーティストといえるだろう。さて、ロールス・ロイスの次のパトロンになるのは、誰?

【問い合わせ】
ロールス・ロイス・モーター・カーズ
TEL:03-4580-9101

【関連リンク】
・ロールス・ロイス公式サイト
https://www.rolls-roycemotorcars.com/ja_JP/home.html

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