【IMSA】開幕戦デイトナ24時間にポルシェ 963が4台出場

IMSA開幕戦デイトナ24時間レースで19勝目を狙う「ポルシェ 963」はワークス2台とカスタマーチーム2台出場

昨シーズンの経験とデータを踏まえて、アップデートが施された「ポルシェ 963」。
ポルシェは、IMSA・ウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦「ロレックス・デイトナ24時間レース」に4台のポルシェ 963を投入する。
ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツは、2024年シーズンのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦「ロレックス・デイトナ24時間レース」に、2台のポルシェ 963を投入する。また、2023年シーズンに引き続き、カスタマーチームのJDC-ミラー・モータースポーツとプロトン・コンペティションも963によるシリーズ参戦を決めた。

Porsche 963

2年目のシーズンにタイトル獲得を狙うポルシェ

昨シーズンの経験とデータを踏まえて、アップデートが施された「ポルシェ 963」。
デビューシーズンは、IMSAで3勝を獲得しながらも、タイトルを逃してしまったポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ。2年目のシーズンはデイトナでの勝利、そしてタイトル奪還を目指す。

ポルシェのワークスチームとしてIMSAに参戦するポルシェ・ペンスキー・モータースポーツは2台が参戦する。6号車をケビン・エストレ、マシュー・ジャミネ、ニック・タンディ、ローレンス・ヴァントールがドライブし、7号車はデイン・キャメロン、 マット・キャンベル、フェリペ・ナスル、ジョセフ・ニューガーデンが963のステアリングを握る。

ポルシェ 963は、2023年シーズンIMSA第3戦ロングビーチ、第8戦ロード・アメリカ、第10戦インディアナポリスで3勝を記録。6号車がチームズランキングで4位、7号車が7位に入った。チームは、デビューシーズンで得たデータやノウハウをベースに963をアップデート。レギュラー陣にサポートドライバーを加えたそれぞれ4名が、シーズン屈指の難易度を誇るデイトナ24時間において19回目の総合優勝を狙う。

ポルシェ・モータースポーツの副代表を務めるトーマス・ローテンバッハは、2024年シーズン開幕戦に向けて次のように意気込みを語った。

「昨シーズンのIMSAシリーズ、世界耐久選手権(WEC)、そしてテスト走行から得た知見に基づき、新シーズンに向けてマシンとチームをアップデートしました。今年のデイトナ24時間レースに向けては、かなり良い準備ができたと確信しています。2023年シーズンは惜しくもIMSAの王座を逃してしまいました。今年はタイトル獲得に向け、デイトナにおいて力強いレースができることを願っています」

ワークスに加えて2台の963が今シーズンも登場

昨シーズンに続き、ワークス2台に加えて、プロトン・コンペティション(写真)と、JDC-ミラー・モータースポーツがプライベーターとして963で参戦する。
昨シーズンに続き、ワークス2台に加えて、プロトン・コンペティション(写真)と、JDC-ミラー・モータースポーツがプライベーターとして963で参戦する。

2024年シーズンもIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権は、シーズン前哨戦「ロアー・ビフォア・ザ・24(Roar Before the 24)」で幕を上げる。IMSAの新シーズンに向けた3日間のテストセッション一環として、参加者は24時間レースの出場権を目指す。

1月27~28日にかけて決勝レースが行われる開幕戦ロレックス・デイトナ24時間レースは、スタートから6時間、12時間、18時間時点での上位車とフィニッシュラインを通過した車両にポイントを付与。2024年は、セブリング12時間レース、ワトキンス・グレンとインディアナポリスでの6時間レースを経て、10月12日にロード・アトランタで行われるモチュール・プチ・ル・マンで締めくくられる。

ワークスチームのポルシェ・ペンスキー・モータースポーツは、6号車がマシュー・ジャミネとニック・タンディ、7号車はフェリペ・ナスルとデーン・キャメロンがレギュラードライバー。デイトナにエントリーされたその他の4名は、サポートドライバーとしてロングディスタンスのレースでチームに加わる。

カスタマーチームのプロトン・コンペティションは、5号車をジャンマリア・ブルーニ、ロマン・デュマ、ニール・ジャニ、アレッシオ・ピカリエッロがドライブ。JDC-ミラー・モータースポーツの85号車はフィリップ・ハンソン、ティメン・ヴァン・デル・ヘルム、ベン・キーティング、リチャード・ウェストブルックの4名がエントリーされた。

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