希望ナンバーで選べるのは4桁以下の「一連指定番号」

希望ナンバーで選べるのは4桁以下のアラビア数字

希望ナンバーは、正式には「希望番号制度」と呼ばれる。ナンバープレートには地域名、分類番号、ひらがな、一連指定番号などが記載されている。このうち自分で選べるのは、最も大きく表示される4桁以下のアラビア数字だ。

たとえば、

「横浜 330 あ 12-34」

というナンバーなら、希望できるのは「12-34」の部分。

「・・・1」のような1桁、「・・88」のような2桁、「・358」のような3桁も選択できる。一方、地域名や分類番号、ひらがなについては希望番号制度の対象に含まれない。

通常は順番に払い出される一連指定番号について、誕生日や記念日、語呂合わせ、好きな数字などを指定できる仕組みである。

対象となるのは登録自動車の自家用・事業用と、自家用の軽自動車。軽自動車では「わ」のレンタカーや「AB」の駐留軍関係車両など、一部は対象外となっている。

なお、2026年10月19日からは125cc超~250ccの軽二輪自動車と250cc超の小型二輪自動車にも希望ナンバー制度が導入される。原動機付自転車は市町村がナンバープレートを交付するため、今回の制度には含まれない。

「1」「7」「8」「358」など人気番号は抽選対象に

希望ナンバーには「一般希望番号」と「抽選対象希望番号」がある。一般希望番号は、抽選対象に指定されていない番号。希望する番号がすべて払い出されていなければ、抽選を経ずに申し込むことができる。

一方、同じ番号がすべて払い出されると取得できなくなる。現在取得できない番号については、希望番号・図柄ナンバープレート申込サービスの「払底番号照会」から確認可能だ。

希望が集中する番号は「抽選対象希望番号」に指定されており、自家用自動車では抽選に当選した場合に取得できる。

2026年9月時点で、登録車・軽自動車ともに全国共通で抽選対象となっているのは14種類。1や7といった一桁の数字や、88や777などのゾロ目など、覚えやすい番号が多く含まれている。

さらに、特定の地域では独自の抽選対象番号も設定されている。

たとえば、横浜ナンバーの自家用登録車では、全国共通の14種類に加えて、

2、3、5、6、9、10、11、18、33、55、77、111、123、1000、1001、1010、1122、1188、1212、2525、7000、8000、8008

が抽選対象となっている。

同じ数字でも、地域や車両の種類によって抽選の有無が変わる点には注意したい。希望する番号が決まったら、希望番号・図柄ナンバープレート申込サービスの「抽選対象希望番号検索」で確認しておくと確実である。

抽選は原則として、毎週日曜日21時までに申し込みが完了した分を対象に翌月曜日に実施される。当選すると、その番号で交付手続きへ進むことができ、落選した場合も同じ番号で次回の抽選へ再び申し込める仕組みだ。

誕生日や結婚記念日、愛車にちなんだ数字など、希望ナンバーの選び方はさまざま。番号を決める際は、その数字が抽選対象になっているかまで確認しておきたい。

申し込みはネットか窓口。販売店に依頼する方法も

希望ナンバーを自分で申し込む方法は、大きく分けて2つ。インターネットから手続きする方法と、各地域の希望番号予約センターへ出向いて申し込む方法である。

オンラインで申し込む場合は、「希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス」を利用する。連絡先を登録したうえで、自動車の情報や希望する番号、ナンバープレートの種類などを入力して申し込む流れだ。

一般希望番号であれば、申し込み後に交付手数料の支払いへ進む。抽選対象希望番号の場合は、まず抽選結果を確認し、当選後に手続きを進める。

一方、インターネットを利用せず、希望番号予約センターの窓口から申し込むこともできる。

窓口で必要事項を記入して申し込み、一般希望番号の場合は交付手数料を支払う。抽選対象希望番号の場合は、当選後に交付手数料を支払ってナンバープレートの製作へ進む。その後、交付可能日以降に登録や届出を行い、ナンバープレートを受け取る流れだ。

予約センターの所在地や受付時間は地域によって異なるため、窓口を利用する場合は事前に確認しておきたい。

新車や中古車の購入にあわせて希望ナンバーを取得する場合は、ディーラーや販売店に手続きを依頼できることもある。

自分で予約センターや運輸支局などへ出向く手間を減らせる一方、ナンバープレートの交付手数料とは別に代行手数料が必要になる場合がある。希望ナンバーを付けた状態で納車してもらいたい場合は、車両の契約時に対応の可否や費用を確認しておくとよい。

地域やプレートの種類で変わる、希望ナンバーの交付手数料

地域ごとに異なるデザインの図柄入りナンバープレート

交付手数料は全国一律ではない。地域のほか、ペイント式、字光式、図柄入りといったプレートの種類、大きさ、枚数などによって金額が変わる。

希望番号・図柄ナンバープレート申込サービスが示す中型標板2枚1組の目安は、次の通り。

ペイント式は4,400~6,400円、字光式は8,100~14,200円、図柄ナンバーは8,500~13,000円。字光式では、文字を発光させるための照明器具も別途必要になる。

図柄入りナンバーについては、選択する種類によって寄付金が必要になるケースもある。

さらに、販売店や整備工場などへ取り付けや申請を任せれば、その分の代行費用が加わる可能性もある。

同じ希望番号でも条件によって費用は変わるため、実際の金額は管轄する予約センターや依頼する販売店で確認するのが確実だ。

ナンバープレートは注文製作のため、即日では受け取れない

希望ナンバーは、申し込みを済ませればその場でもらえるものではない。希望する番号でナンバープレートを製作するため、入金確認から交付までには一定の期間がかかる。

ペイント式や字光式、図柄ナンバーでは製作期間も異なり、さらに抽選対象番号では抽選結果を待つ時間も必要になる。納車日や名義変更の予定が決まっている場合は、こうした期間を織り込んで申し込みたい。

とくに抽選番号を狙う場合、1回で当選するとは限らない。希望する数字へのこだわりと、納車や登録のスケジュールをどう合わせるかもポイントになる。

軽自動車でも希望番号を選べる。白系プレートは別の仕組み

軽自動車でも希望番号を選べる

自家用の軽自動車でも希望ナンバー制度は利用可能だ。普通車と同じように4桁以下の一連指定番号を選べる一方、事業用や貸渡車など一部は対象から外れる。

ここで混同しやすいのが「希望ナンバー」と「白いナンバープレート」である。

希望ナンバー制度で選択するのは数字。プレートのデザインについては、図柄入りナンバープレートなど別の仕組みを利用することになる。

軽自動車でも全国版や地方版などの図柄入りナンバーを選べるが、現在の軽自動車用図柄入りナンバーには黄色の縁取りが入る。

白を基調としたプレートを選んだ場合も、登録自動車の通常ナンバーとまったく同じ見た目になるわけではない。

希望ナンバーに変更した後はETCなどの登録情報も確認

希望ナンバーへの変更では、ナンバープレートを交換した後にも確認しておきたい手続きがある。代表的なのが、ETC車載器の再セットアップだ。

ナンバープレートの変更によって車両番号が変わった場合は、ETC車載器に登録されている車両情報も更新する必要がある。そのため、セットアップ店で再セットアップを行うことになる。

あわせて確認したいのが、車両番号を登録している各種サービス。

自動車保険をはじめ、月極駐車場やマンションの駐車場、会員制サービスなどでは、新しい車両番号への変更手続きが必要になる場合がある。

どこまで対応が必要になるかは利用しているサービスによって異なるため、ナンバープレートを交換したタイミングで登録情報を一度確認しておくと安心だ。

希望ナンバーを利用する際は、番号選びや申し込みだけでなく、新しいナンバーを受け取った後の変更手続きまで確認しておきたい。