今までバイクはナンバーを選べなかった理由
ご存じの通り、ナンバープレートに自分の希望する番号を付けることができるのが希望ナンバー制度だ。四輪車の普通車が1999年(一部地域は1998年)、軽自動車は2005年から導入された。
ところが、二輪車のナンバーは、今まで希望ナンバー制は導入されてこなかった。これは、四輪車に比べると組み合わせできる番号や文字などが少なかったため。希望ナンバー制度を導入すると、人気ナンバーはすぐに無くなってしまうため、導入されていなかったのだ。


なぜバイクの希望ナンバー制が実現?
では、なぜバイクにも希望ナンバー制の導入が可能となったのか。それは、二輪車のナンバープレートの様式を変更することが決まったからだ。これも、希望ナンバー制度が導入される2026年10月より実施されるのだが、基本的に以下のようになる。
【小型二輪(250cc超のバイク)のナンバープレート変更点】
・地域名の右に、CDFGJLNPQRVWXのローマ字を使用
・ローマ字の右の文字に0~9の数字を使用
【軽二輪(125cc超〜250ccのバイク)のナンバープレート変更点】
・分類番号を2ケタ化し、左に1、2、4、5、7を使用
・右に0~9の数字を使用

小型二輪に関しては、従来、地域名の右にはCLVのうちいずれかのローマ字、またはなしだった。それに対し、新制度では、上記のように使えるローマ字の数を増やしたほか、さらに右へ0~9の数字を入れることで組み合わせを増やしている。
また、軽二輪に関しても、従来は地域名の左にある数字(分類番号)は1か2どちらかの1桁だったのを2ケタに変更し、使える数字に4、5、7を追加。さらに、右には0~9の数字を使用することで、こちらも組み合わせを増やしている。

ちなみに、今回の新制度では、125cc以下の原付(原付一種・原付二種)は対象外。理由は、原付の場合、ナンバープレートの交付を行っているのが市町村のため。つまり、国土交通省の管轄外なので、そもそも変更すること自体を決められないということのようだ。

4ケタのアラビア数字を選択可能
ともあれ、小型二輪と軽二輪に関しては、最大4ケタのアラビア数字(一連指定番号)部分を、好きな組み合わせにできるようになった。これは、4ケタまでのアラビア数字の組み合わせに同じものが増えても、前述した様式変更により、これまでより多くのナンバープレートを発行することが可能となったためだ。

実施時期は、前述の通り、2026年10月だが、予定では中旬頃になるようだ。また、申し込みはインターネットか運輸支局の窓口を予定する。四輪車の場合、ネットで希望ナンバーを申し込む場合は、ナンバープレートの交付代行などを行う「全標協(一般社団法人全国自動車標板協議会)」のサイトから申し込むことになっている。二輪車でも同じサイトで申請が可能なのか否か、また料金なども公表されておらず、それら詳細について、国土交通省は「決定次第告知する」という。
人気番号は抽選! どんな番号が対象になる?
ここで気になるのが、人気が集中する番号の扱いについて。四輪車の場合も、たとえば、「2525(ニコニコ)」や「1122(いい夫婦)」など、とくに人気が高い番号は、コンピューターによる抽選で決まる。そして、この点は二輪車でも同様の扱いになるという。
ただし、現時点(2026年4月中旬現在)では、国土交通省では、二輪車の場合、どんな番号が抽選対象となるのかも、今後決まった時点で告知するという。
ちなみに、国土交通省の資料では、前述の全標協が実施したユーザーアンケートを紹介。それによれば、希望番号制度が導入された場合に取り付けたい番号の上位には
「7777」
「1111」
「1234」
「1」
「8888」
などが入ったという。
また、同じユーザーアンケートの回答では、以下のような二輪車特有の番号のあったようだ。
「819」
「250」
「400」
「750」
「1000」
819はバイク、250や400、750、1000は排気量を表すのだろう。
いずれにしろ、これらが、抽選対象の希望番号になるか否かは現在のところ不明。だが、希望者が多く出るであろうことは予想できるだけに、今後の動向に注目だ。

ともあれ、ようやく導入されることになったバイクの希望ナンバー制。さらに詳細な内容については、また分かり次第お伝えする。
