目次
高性能なLEDには弱点がある!? その対策として「融雪ヒーター」が誕生!
まずは「融雪ヒーター」についてリポートしたい。これはまさしく、現代車が抱える問題を解決するために生まれた製品だ。
そうである理由は以下のとおりだ。今やヘッドライトやブレーキランプ等のLED化率はかなり高まった。これにはメリットがあるからこそだが、その一方でそれまでには存在していなかったこれならではの弱点も抱えている。それは、発熱しないことだ。
もっとも、発熱しないからといって日常使いに支障はない。ところが雪が降ってくると話が変わる。レンズに付着した雪が溶けないのだ。降雪中の走行時にはレンズに雪がへばりつき、徐々にヘッドライトやテールランプの光量が弱くなる。そうして次第に前方視界が落ち、後続車からの視認性も落ちる。最悪、事故にも繫がりかねない。
その問題を解決するために、融雪ヒーターは誕生した。これをヘッドライトのレンズに装着することで、雪を強制的に除去できる。
なおPIAAは、これを早くから手掛けたメーカーのひとつで、新作においては改良が加えられていて現代車で一層使いやすくなっている。
![](https://motor-fan.jp/mf/wp-content/uploads/sites/4/2023/09/0012-1024x683.jpeg)
外気温が5度になると自動的に作動して、ヒーターが外気温+60度に発熱する。そうしてレンズに付着した雪を溶かしてくれる。なお当品のヒーターはライン状でL型をしているので、最近のクルマに多い細長いライトで使いやすい。
優秀なガラスクリーナーなら電力を使わず“くもり対策”が可能に!
窓ガラスのくもりを取るには、エアコンの使用やデフロスター、リアデフォッガーの使用が効果的だが、EVやハイブリッド車ではできれば余分な電力を消費したくない。なので、優秀な窓ガラス用クリーナーが頼りにされるようになってきた。これを用いれば対策を打てる。
なぜなら窓ガラスの曇りの正体は、水滴だ。そして外気温と車内温度の差が大きくなり、しかも車内の湿度が高いときにくもりやすくなる。さらには、窓が油膜等で汚れていると一層水滴が付きやすくなる。表面が凸凹した状態となるからだ。でも、きれいにしておけばくもりにくくなる。
数あるくもり止めアイテムの中で、お薦めがある。クリンビューの『クリンビューPRIME』だ、当品は汚れ落とし能力が高く、加えて曇り止めの効果も高められている。これを使えば、電気の力に頼るのを最小限に抑えられる。
![](https://motor-fan.jp/mf/wp-content/uploads/sites/4/2023/09/0013-1024x683.jpeg)
クルマの窓ガラスのくもり対策グッズとして確固たる支持を得ている『クリンビュー』。当品はその進化版だ。最大の進化点は、効果の持続期間が延びたこと。従来品と比べて1.5倍も伸長した。
純正メインユニットの音を良くしたいなら「パワーアンプ内蔵DSP」が頼りになる!?
続いては、現代車に向いたオーディオアイテム、パワーアンプ内蔵DSPについて考察していく。
音を良くしようと思ったとき、現代ではパワーアンプ内蔵DSPが使われることも増えている。なぜなら近年、メインユニットの交換がしづらい車種が増えていて、高音質タイプの機器への換装がしにくく、またスピーカーを換えづらい車種も少なくないからだ。
それらのケースでは、パワーアンプ内蔵DSPが力を示す。純正メインユニットはそのまま使え、その上でシステムに高度なチューニング機能を付与できる。そしてその機能を駆使することで、聴こえ方をガラリと変えられるのだ。
ただし一般的なパワーアンプ内蔵DSPは取り付けが難しく、さらにはサウンドチューニング機能を使いこなすのも困難だ。
だが、その障壁を打破するモデルがこの上半期に登場した。それがビートソニックの『TOON』だ。ドライブと音楽はセット、というドライバーは、当機に要注目。
![](https://motor-fan.jp/mf/wp-content/uploads/sites/4/2023/09/0014-1024x692.jpg)
一般的なパワーアンプ内蔵DSPは、取り付けが面倒だ。しかし当機は配線作業をカプラーオンにて行える。また、車種専用機が多彩に用意されていて、それらでは専用チューニングデータがプリセット済みで扱いも用意だ。