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狭いスペースに工夫がたくさん! だけど100点満点とはいかない!?
僕は普段バイクで移動することも多いので、クルマで移動すると「飲み物が飲めるし、荷物は助手席に置いておけばいいし、鼻もかめる! あ~、天国のような移動手段だな~」と思ってしまう。
もともとハイゼットトラックジャンボ(以下、ジャンボ)はオフロードバイクのトランスポーターとして購入したのだが、やはり人間は一度便利さを憶えてしまうと、そこにズッポリとハマってしまうもので、あっという間に「普段の足」としても活用することとなってしまった。
そうすると人間というのは何とも欲深いもので、あれだけ天国のようだったジャンボの車内のあちこちに不満や要望を感じるようになってしまう。というわけで、今回はユーティリティスペースを中心にした利便性について紹介しよう。
まずはドリンクホルダー。ハンドルに向かって右手、ドア側に常設タイプのホルダーが装備されている。大きくて深いので使い勝手はかなり良い。だけど僕は普段、麦茶とブラックコーヒーなど、ドリンク二刀流を実践しているので、ドリンクホルダーは2つ欲しい。しかし、スペースが限られている軽トラにそれを求めるのは酷というもの……
……と思ったら、あるんです! しかもシフトレバーのすぐ前に、ドライバー用とパッセンジャー用の2つ。ジャンボに乗る時はほぼほぼ僕一人なので、これなら計3つのドリンクを置いておけることになる。これは嬉しい装備といえよう。
ただし、すぐ上にエアコンスイッチがあって、500mlのペットボトルなど、形状によっては置きづらい場合があるのが少し残念。
ちなみに助手席側のドリンクホルダーは、このコンソール部分だけでドア側にはない。
ダッシュボードは、中央部分から助手席側にかけて凹んでいて、小物入れになっている。これがなかなか便利で、サングラスや眠気覚まし用のガム、給油後にはちょっと財布を置いておく……などの使い方ができるのだ。
ちなみに普段はこんな感じ。ティッシュペーパーを置いて、クルマ用消臭スプレーを助手席側に掛けている。
助手席側に荷掛けフックが常備されているのも高ポイント。普段はゴミ箱代わりにコンビニ袋を掛けている。パッセンジャーが乗る時は邪魔なので外すしかないが、滅多に乗ることはないので不便は感じない。むしろ便利すぎる!!
ただし、しょっちゅう2人で乗ることがあるなら、「このフック使えねーなー」という感想になると思う(笑)。
1DINタイプのオーディオを装着しているので、下半分は空きスペース。小物入れとして活用している。と言いたいところだが、先ほどのダッシュボードの小物入れが大きすぎるので、ほとんど入れる物はない(笑)。
つまり、ユーティリティスペースに関しては、小さい車内にも関わらず、非常に充実している。
実際の普段の車内はこんな感じ。もともとクルマにあまり物を置かないタイプだから不満がないとも言えるが(苦笑)、ティッシュに消臭スプレー、サングラスなどを常備している。
さて、ここまで読んで「消臭スプレーをそんなところにかけるなら、ドアポケットにでも入れればいいのに」と思った人もいるだろう。じつに鋭い指摘である!
はい、これがドアポケット。写真は助手席側だが、運転席側もほぼ同じ。
謎のドアポケット。細すぎて何も入らない(汗)。しかしジャンボは仕事で使うクルマだから、書類やクリアファイル、クリップホルダーなどを入れる人は多いのだろう……多分。
消臭スプレー、入りません(笑)。
むしろ、ここに何を入れることを想定しているのだろうか? やっぱり書類とかクリップホルダー? ダイハツさんにぜひ教えて欲しいが……今はそれどころではないか(汗)。
というわけで、購入して1年半が経つが、運転席側も助手席側も、今までドアポケットには何も入れたことがない。というか、入れられる物がない状態だ。
ここは大きなマイナスポイントである。
グローブボックスの収納力も十分なもの。車検証と取扱説明書や保険証書プラスαが入る。
そして、ジャンボならではの収納スペースが、助手席の後ろ側のポケット。かなりの収納力があって重宝しているのだ。
僕はバイクの積み下ろし用グローブと、オフロードでの着替え用ピクニックシート、汚れたオフロードジャージなどを入れるゴミ袋、使い捨てのボディー拭きシートなどを入れている。
ユーティティスペースについては、ドアポケットだけ不満というか、正直意味不明なのだが、それ以外はほぼ100点!! 実用性重視でオシャレさとは程遠いが、不便さを感じることはない。
次回は使い勝手検証シリーズの最終回。シートのスライドや天井の高さなど、室内空間を総合的に検証します!!