ホンダCRF125Fと装備一式を積んでコースへ出発!! オフロードバイク&荷物満載の軽トラの乗り味は? 街中・ワインディング編【ハイゼットトラックジャンボ オーナーレポート vol.5】

今や軽トラカスタムの定番となった「ハードカーゴ ゲート」を購入し、ますますハイゼットトラックジャンボへの愛が深まった。そして、今回、いよいよCRF125Fを積んでコースへ出発! 気になるその乗り味は如何に!?

あれ!? せっかく導入した「ハードカーゴ ゲート」は?

編集者仲間であり、オフロード仲間でもある(株)アニマルハウスの伊井くんに「神奈川に新しいコースができたので行きませんか?」と誘われたのが、4月下旬のこと。あまり深く考えずに「行く~!」と参加することにした。

しかし、まさかこのあと、地獄を見ることになるとは……というのは、本編には関係のないこと(笑)。この企画はあくまでもハイゼットトラックジャンボ(以下、ジャンボ)のオーナーレポートである。本当はこの後体験した「地獄のオフロードコース」についてつらつらと書き連ねたいのだが、そこはグッと我慢することにしよう。

荷台にすっぽり収まるCRF125F。

さて、ジャンボにCRF125Fを積み込む。ここで気づいた方も多いはず……そう、せっかく装着した「ハードカーゴ ゲート」を使っていいないのである! 
積み込んでみたら、意外とバイクがコンパクトで、アオリを下ろす必要がなかった。しかも、「ハードカーゴ ゲート」を装着したままアオリを上げても問題なし。バイクに一切干渉することがない。

プラス300mmの恩恵! 積載力を大幅アップする「ハードカーゴ ゲート」を装着しちゃいます!!【ハイゼットトラックジャンボ オーナーレポート vol.4】

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あおりを開くどころか、「ハードカーゴ ゲート」を装着したまま閉じていても問題ない。

「ジ、ジャンボって思った以上にベッドが広いな……こ、これは嬉しい誤算だな。あははは……」
そう呟くしかない僕であった……。

バイクのオフロード遊びは装備や道具がたくさん必要。

もちろん、オフロードコースに行くにはバイク以外にもさまざまな装備が必要だ。以下に、主な物を書き記す。

・Honda CRF125F
・アルミ製ラダーレール×2本
・ハードカーゴ ゲート(車体に常設)
・工具一式
・ケミカル一式(パーツクリーナーなど)
・メンテナンススタンド
・ガソリン缶(8L)
・ヘルメット、ゴーグル、グローブ
・オフロードブーツ
・モトクロスジャージとインナーウェア
・ブーツスタンド
・ウエスやサンダル、長靴など
・アウトドアテーブル
・アウトドアチェア

CRF125Fの車両重量は88kg。車高を上げているので、ラダーレールはバイク用と自分が登る用の2本必要。さらにハードカーゴ ゲートや工具箱、ガソリン缶など、意外と重量物が多い。これらを合わせると、総重量は130kg近くにはなるだろう。
荷物を積み終えたら、さぁコースへ出発だ!

おっと、その前にタイヤの空気圧調整を忘れずに。
ジャンボは軽積状態(=空荷)ではF:200pKa、R :240pKaで、定積状態(=積載量定数近くまで積載)ではそれぞれF:280pKa、R:350pKaである。

総重量約130kg(ドライバーを除く)で街中とワインディングを走る!

今回の目的地は神奈川県相模原市にあるオフロードコース。といっても、住所はほぼ山梨県道志村で、山深いワインディングを進んだ場所にある。ちなみにこのコースは完全予約制で、水・土・日のみの営業のため住所は非公開。そのため、ここでは詳細なルートは控えるが、とにかく東京都の西部にある小平市から真南に進み、最後は山奥のワインディングを走るのだ。

ワインディングを130kg増で走ることになるのだが……。(写真はドライブレコーダーの映像から抜粋)

さて、街中は空荷の時と大きな違いは感じない。だいたい僕は燃費を良くしたいために、低回転でどんどんギアを上げていって、40km/hを超えたタイミングで5速に入れるようにしている。街中でも同様にギアを上げていく。しかし、さすがに道の上り下りには多少ナーバスで、キツめの上りだと5速ではエンジンが吹け上がらない。そのため、4速を多用することになった。

そしてワインディングでは、よりシビアなギアチョイスが求められる。もともと空荷状態でもワインディングは得意ではない(ただし操作の面白さはある)のだが、100kg以上の荷物が載った状態なら、なおさらである。
特に上りでは3速で引っ張って、「よし今だ!」というタイミング4速に入れる。しかし、ブレーキを踏んで失速すれば終了……またまた3速へ。むしろ、上り坂の角度によっては2速まで落とすこともある。

はっきり言ってしんどいし大変だ。しかし、軽トラを趣味にしている人なら誰もが思うことだろうが……「だが、それがいい!!」。そんな心境なのだ(笑)。
このひ弱なエンジンをいかに効率よく回して走り切るか。それが楽しくて仕方がない。でも本音は、もうちょっとだけパワーが欲しいとも思う。バイクを積んで走っていると、そのジレンマである。

あくまでもバイクを運ぶための購入したジャンボなのだが、ついつい運転の楽しさを求めてしまう。だけど、逆にいえば、空荷の時のジャンボがそれだけ楽しいということなんだよなぁ。

そんなことを考えているうちに、コースに到着! 
次回は「地獄のオフロードコース」をちょっとだけ紹介しつつ、帰りの高速道路をインプレッションします!!

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著者プロフィール

佐賀山敏行 近影

佐賀山敏行

学生時代からのバイク好きが高じて、 雑誌『カスタムバーニング』やムック『ハーレー・バガースタイル』な…