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今大会では、WRCラリージャパンと同様に豊田スタジアムを拠点として、愛知と岐阜の両県にまたがったルートを採用。2日間をかけて12SS(スペシャルステージ:競技区間)、83.32kmを走行する。2021年全日本ラリー選手権王者の勝田範彦選手/木村裕介選手(トヨタGRヤリス)が参戦するほか、福永修選手/齊田美早子選手(シュコダ・ファビアR5)、新井大輝選手/小坂典嵩選手(スバルWRX STI)、奴田原文雄選手/東駿吾選手(トヨタGRヤリス)、ヘイキ・コバライネン選手/北川紗衣選手(トヨタGT86 CS-R3)といった、全日本ラリー選手権のトップクルーが勢揃いすることになった。
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現在、小康状態にある全国の新型コロナウイルス感染状況に鑑みて、主催者は有観客での開催を決定。車両整備を行なう豊田スタジアムのサービスパークが開放されるほか、初日に岡崎市の乙川河川敷で行なわれるSS3/SS4「Okazaki City(1.44km)」は、有料の観戦エリアが設けられている。ラリー初日は岡崎のギャラリーステージを含む7SS、46.59kmを走行。ところが、安全確保を理由として、ラリースタート後にSS7のキャンセルが決まった。
今シーズン、全日本ラリー選手権で4連勝を飾った勝田選手は、その勢いのままスタートからSS3まで連続ベストタイムをたたき出し、ラリーをリード。SS4とSS5は、スバルWRX STIに大幅な軽量化を施した新井選手が制したものの、勝田選手はこの日の最終ステージとなったSS6もベストタイムで締めくくり、初日を首位でまとめている。
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「前半は気持ちよく走れましたが、午後はあまりタイムが伸びなかったですね。かなりプッシュしたんですけど、新井大輝選手が速いですね。明日も今日と同じように全力でプッシュします」と、勝田選手は新井選手に警戒感を隠さない。
一方、7.7秒差の2番手につけた新井選手は「ギリギリで走りましたが、ちょっと届かない感じでした。クルマが軽くなって、フィーリングはものすごくいいです。明日の勝負どころは13.16kmのEna City short(SS8/SS11)になると思います。そこでどこまで詰められるかですね」と、虎視眈々と優勝を狙う。
26.0秒差の3番手は「タイヤと路面のマッチングがあまり良くなかった」と振り返った福永選手。SS5まで3番手を走行していた奴田原選手はSS6でマシントラブルから、リタイアを余儀なくされた。58.2秒差の4番手には2輪駆動ながらも、4WD勢を上まわるタイムを並べたコバライネンがつけている。
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