夏場作業の必需品!毎秒70Lの大風量空調服はどれくらい涼しいのか? アークランズの空調ウェアでテストしてみた【CarGoodsMagazine】

小型のファンで外気を服の中に取り込むという単純な構造ながらその効果は絶大で、今や夏の工事現場の制服ともなっている空調ウェア。各社からさまざまなモデルが発売されているが、実際にどれだけ効果があるのか? しっかりテストしてみた。

半袖タイプとベストタイプをラインアップして賢く使い分け

今回テストしたのはアークランズ『超大風量衣料用ファン+空調ウェア』のセット。基本コンポーネントは、最大風量70L/秒というハイパワーを誇る超大風量衣料用ファン、大容量モバイルバッテリー、空調ウェアは半袖タイプとベストタイプをラインアップしており、それぞれ単体でも購入可能。またファンは、43L/秒の通常タイプと、超大風量の防水タイプも用意。作業や天候などによって使い分けることができる。これで真夏の炎天下でも涼しく快適で、安全に作業を行えるというわけだ。

アークランズ『フルセット超大風量ファン+空調ウェア(価格:9328円/税込)』

半袖タイプもベストタイプも9個のポケットを用意

まずは半袖タイプをチェックしてみた。様々な作業に対応できる9個のポケットを備え、モバイルバッテリーを収める内ポケットも用意。作業着単体でも使い勝手の良い作りをしている。また、超大風量衣料用ファンはねじ込み式で、空調ウェアへ簡単に装着可能。さらに空調ウェア内側にはケーブル固定用のマジックテープが縫い付けてあり、ファンからバッテリーへの配線もキレイにまとめられる。

半袖タイプを着用してみると、最大風量でも前部の膨らみは比較的小さく、違和感も少ない。また音量も気にならない程度だ。

付属のスイッチで3段階の風量を選択できるが、テストした日の気温は真夏日手前の約24度。これくらいだと最小風量でも十分涼しく感じられた。また思った以上に作動音が小さく、屋外作業ならほとんど気にならないはず。

付属のスイッチで3段階の風量調節が可能。ちなみにスイッチオンで最大風量から始まる仕様となっている。

ベストタイプも9個のポケットを装備しており、使い勝手は半袖と大きくは変わらない。腕の自由度が多少アップするので、作業内容や暑さに合わせて使い分けるのがオススメだ。

ベストタイプも基本構造は半袖タイプと変わらないが、腕の動きがスムーズになるので、作業内容などに合わせて使い分けたい。

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