目次

スタッドレスタイヤの性能が重要である理由

スタッドレスタイヤの性能には、さまざまな種類があります。代表的なのは、「氷上性能」「雪上性能」「静粛性能」「ドライ性能」「ウエット性能」「ライフ性能」「効き持ち性能」「乗り心地性能」「低燃費性能」などです。
各タイヤメーカーは技術と知恵を使ってスタッドレスタイヤの性能を向上させようとしていますが、どこかの性能を上げればどこかの性能が下がる、といった具合に相反する要素が多いのが実情です。
したがって、すべての性能が完璧なスタッドレスタイヤは世の中に存在していません。そのため、スタッドレスタイヤを選ぶ際には、そのタイヤがどんな性能に優れているのかを理解した上で、自分が走行する機会の多い路面に合ったものを見極めることが重要となるのです。
スタッドレスタイヤの性能比較ポイント

スタッドレスタイヤの性能には、前述のとおり、9つの代表的なものがあります。それぞれ、どんな性能なのかをここで紹介します。
スタッドレスタイヤによって得意とする性能はさまざまなので、それを比較することがスタッドレスタイヤのキャラクターを知る近道になります。
性能比較ポイント
スタッドレスタイヤで最も重要とされる「氷上性能」
氷上性能は、スタッドレスタイヤで最も重要な性能の一つです。凍結した路面はグリップが極めて低下しますが、そんな状況でも「走る・止まる・曲がる」の運動性能を最大限に発揮するのがスタッドレスタイヤに課せられた一番の使命。特に日本はアイスバーンが多い地域と言われています。
アイスバーンでタイヤが滑りやすくなる原因は、じつは水です。タイヤとの摩擦や気温によって溶けた氷が「水膜」を作り、それがタイヤを浮かせてしまうのです。
その水膜をいかに素早く除去できるかが、スタッドレスタイヤの氷上性能を左右することになります。
深雪地帯で頼りになるスタッドレスタイヤの「雪上性能」
氷上性能とともに、スタッドレスタイヤで重要となるのが雪上性能です。雪上性能が高いタイヤは、雪が積もった路面でもしっかりとグリップすると言えます。積雪が多い地域では、この雪上性能を重視してスタッドレスタイヤを選ぶといいでしょう。
スタッドレスタイヤの雪上性能を左右するのは「エッジ効果」と「雪柱せん断力」です。
エッジ効果とはタイヤのブロックの凹凸で雪を引っかくことで生じる抵抗で、雪柱せん断力はブロックが雪を踏み固めて雪の柱を作ることで生じる抵抗のこと。これらの抵抗が摩擦力となって、スタッドレスタイヤが雪をしっかりと掴むことができるようになるのです。
スタッドレスタイヤからのノイズを抑える「静粛性能」
タイヤから生じる騒音には、パターンノイズとロードノイズがあります。パターンノイズは、回転するタイヤの溝の間を空気が流れることで発生します。したがって、パターンノイズは溝の形状が大きな影響を与えることとなります。
ロードノイズは、タイヤが路面の凹凸を乗り越えたりする際に発生します。また、荒れた路面を走行する際に聞こえるゴーという音もロードノイズの一種です。
これらのノイズをいかに抑えることが、スタッドレスタイヤの静粛性能を高めることにつながります。
舗装路走行時に重要なスタッドレスタイヤの「ドライ性能」
スタッドレスタイヤでも大半の走行シーンは晴天のオンロードでしょう。そんな路面を走行する際に重要となるのが、ドライ性能。スタッドレスタイヤのドライ性能とは、乾いた舗装路を走行する際のブレーキやコーナリングの性能のことです。
もちろん、サマータイヤと比較すると、スタッドレスタイヤのドライ性能は不利な部分があります。しかし最近はタイヤメーカーの努力によって、スタッドレスタイヤのドライ性能も格段に向上してきています。
雨天でも安心感をもって走るためのスタッドレスタイヤの「ウエット性能」
スタッドレスタイヤのウエット性能は、雨で濡れた路面を走行する際のグリップ力を示します。滑りやすい路面でもしっかりと止まり、曲がることができるかどうかを判断するのに欠かせないポイントです。
また気温が高くなって溶け出した雪がシャーベットのように路面を濡らしている状態で必要となるのもウエット性能です。
氷雪上でのグリップ力を重視すると、ウエット時のグリップ力は低下する傾向があります。両者をいかに高いレベルで両立するかが、タイヤメーカーの腕の見せ所でもあるのです。
摩耗しにくさを表すスタッドレスタイヤの「ライフ性能」
スタッドレスタイヤで高いライフ性能を実現するのは難易度が高め。スタッドレスタイヤは柔らかめのゴムを使用しており、摩耗しやすいからです。
スタッドレスタイヤは溝の深さが新品から50%摩耗していたら、冬タイヤとして使用できません。プラットフォームと呼ばれる目印が露出していないかが目安となります。
また、プラットフォームが露出していなくても、購入から5年が経過したスタッドレスタイヤは劣化(ゴムの硬化)が進んでいるため、使用はおすすめできません。
長持ちの目安となるスタッドレスタイヤの「効き持ち性能」
スタッドレスタイヤの寿命に関する要素で大切なのは、摩耗しにくさだけではありません。摩耗した状態でもいかにアイスバーンや雪道での効きを長く持続できるかが、リアルワールドでは重要となります。それを示すのが、スタッドレスタイヤの効き持ち性能です。
新品時だけ性能が良くても、それは絵に描いた餅のようなもの。「使い終わり」と言われる40%摩耗時に至るまで、氷上性能・雪上性能の低下を抑えられているスタッドレスタイヤを選びたいものです。
快適性に直結するスタッドレスタイヤの「乗り心地性能」
スタッドレスタイヤにおいても、乗り心地性能はおろそかにできません。スタッドレスタイヤでもオンロード走行をする機会は多く、乗り心地性能はその際の快適性に直結するからです。
一般的には、スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいため、乗り心地はサマータイヤと比べるとソフトに感じられることが多いようです。
経済性を左右するスタッドレスタイヤの「低燃費性能」
低燃費を実現するために転がり抵抗を減らそうとすると、グリップ力は低下する傾向にあります。その相反する要素を両立することを目指したのが低燃費タイヤ(エコタイヤ)です。
では、スタッドレスタイヤの低燃費性能はどうかというと、どうしても不利となる傾向があります。氷雪上での性能を重視したスタッドレスタイヤのゴムは柔らかく、転がり抵抗が大きくならざるをえないからです。
スタッドレスタイヤに限りませんが、適切な空気圧を維持するなど日頃の使い方によって燃費の悪化を防ぐことを心がけたいものです。
ダンロップのスタッドレスタイヤ ウインターマックス03の性能評価・口コミ

以下では、ダンロップのスタッドレスタイヤ「ウインターマックス03」を実際に使用したドライバーによる性能の評価・口コミを紹介します。
ウインターマックス03は、ダンロップがラインアップする乗用車用スタッドレスタイヤのフラッグシップと言える存在です。特に氷上性能の進化は目覚ましく、2020年8月に発売された後、ウインターマックス03を実際に使用したドライバーの満足度は95%※を獲得しました。
なぜ、ウインターマックス03はドライバーから高い支持を集めることができたのでしょうか。ドライバーから寄せられた口コミとともに、ウインターマックス03に投入された技術の数々を、ダンロップの瀬戸山 浩(せとやま・こう)さんに解説していただきます。
※住友ゴム工業調べ「2020年度ウインターマックス03購入者調査より」

氷上性能に関する口コミ・評判

- 「凍結路面では、発進も力強く安心感があり、すごくよかったです(石川県のドライバー)」
- 「夜凍った路面を走行する際にも、グリップがしっかりきいていた。また、ブレーキの際は短距離で停車できた(北海道のドライバー)」
- 「カーブの際、ハンドルも取られず安定して走行ができました(北海道のドライバー)」
ご覧のとおり、ウインターマックス03の氷上性能に関してはより安心して走行できるという声が多いようです。ウインターマックス03が「ダンロップ史上最高の氷上性能」を謳っているのは伊達ではありません。では、その高性能の秘密を瀬戸山さん、教えてください!

「ウインターマックス03で最も重視したのは氷上性能です。それはスタッドレスタイヤの市場で最も求められる性能であり、凍結路面を多く走られる方々により安心して運転していただける商品の開発が必要だと感じたからです。
ウインターマックス03は前モデル(ウインターマックス02)に対して、氷上ブレーキ性能は22%※1、氷上コーナリング性能は11%※2向上させることができました」

「その実現の鍵となったのが、「ナノ凹凸ゴム」の採用です。ナノ凹凸ゴムは表面の微細な突起が水膜を素早く、連続して押し出します。前モデルよりも除水スピードは1.5倍〜2倍という速さです。そのおかげで、いわば氷と”瞬間”で密着することができるようになったのです」


「タイヤサイズが同じで、走る速度も同じであれば、タイヤが接地している時間は同一です。ですから、除水にかかる時間が短ければ短いほど、接地時間の中でタイヤが路面に密着する時間を増やすことができるというわけです」

「また、前モデルではタイヤ表面と氷との隙間に、わずかに水が残る傾向がありました。ナノ凹凸ゴムは柔軟性に優れているため、氷により隙間なく密着させることができるようになりました。そうして接地面積を最大化させることで、氷上との密着力を格段に向上させることが可能となったのです」

「ウインターマックス03の優れた氷上性能は、ランド比を増やしたことも効いています。ランド比とは、タイヤのトレッドの中で溝以外の接地部分の面積が占める割合のこと。ランド比が増えたということは接地面積が広くなったということになります。ウインターマックス03では前モデル(ウインターマックス02)から3%ほどランド比を増やし、氷への接地面積を増大させています」

「またタイヤが滑るのは水膜だけでなく、低温時にゴムが硬くなってしまうことも要因の一つです。ウインターマックス03では、ゴムと軟化剤の2面性を持つ『液状ファルネセンゴム※6』を採用しています。低温時にもゴムの硬化を防ぎ、密着力の低下を抑えてくれる効果があります(瀬戸山さん)」

雪上性能に関する口コミ・評判

- 「深い雪の中でも、安定して運転が出来て、ハンドルを切る際も走行は安定している(北海道のドライバー)」
- 「発進時の雪を踏む感覚が分かる! グッと停止するのもいいです(北海道のドライバー)」
- 「雪道でもしっかり止まってくれて、より安心でした(新潟県のドライバー)」
雪上性能に関してドライバーから寄せられた声も、高評価が多いようです。再び瀬戸山さんにご登場いただき、ウインターマックス03の雪上性能に関して解説していただきましょう。
「ウインターマックス03がランド比をアップしたことは先にお伝えしましたが、ただランド比を増やしただけですと、雪上性能(雪柱せん断力)が低下してしまいます。そこでウインターマックス03ではトレッド面に溝をクロスさせた『交差点』を配置することで、雪柱せん断力を高めています」
「さらに溝の底には段差を設け、その角部分が雪に刺さることで摩擦力を生み出す『シングルスロープ』を採用しました。それらに加えてサイプ(細い溝)も多方向に展開することでエッジ効果を強化し、横方向のグリップを確保しています(瀬戸山さん)」

静粛性能に関する口コミ・評判

- 「とにかくノイズが静かになっている。スタッドレスタイヤとは思えないレベルです(大阪府のドライバー)」
- 「かなり静かで、氷上性能も良い為、橋の上も不安なく走ることができた!(三重県のドライバー)」
- 「高速走行時、夏タイヤと比べて遜色なくロードノイズ気になりません!(東京都のドライバー)」
- 「夏タイヤのビューロVE304からウインターマックス03への履き替えでしたが、静粛性と乗り心地の良さに驚きました(宮城県のドライバー)」
氷上性能と雪上性能に続いて、ドライバーから好評だったのがウインターマックス03の静粛性能です。オンロード走行が静かなら、普段のドライブも快適に楽しむことができますね。
では、ウインターマックス03はどうやって静粛性能を高めたのでしょうか。またまた瀬戸山さんに聞いてみましょう。
「ウインターマックス03は、多くのドライバーが気にされるノイズにも配慮しています。パターンノイズを前モデル(ウインターマックス02)と比較すると、騒音エネルギーは17%※3も小さくなりました」
「鍵となったのはピッチ(横溝)の配置です。まずピッチ数を前モデル(ウインターマックス02)から21%※4増やすことで、路面からの衝撃を分散しました。また、ピッチのパターンを最適化することでノイズの発生を分散させる『新カオスピッチ配列』の採用もパターンノイズの低減に貢献しています(瀬戸山さん)」

こうしたピッチの配列など、タイヤを設計する際には膨大なシミュレーション作業が必要となります。そこでダンロップでは、世界最高クラスの性能を持つスーパーコンピューター「富岳」を用いてシミュレーション作業を行っているそうです。
これから真価を発揮する効き持ち性能にも注目
ここまで、ウインターマックス03の「氷上性能」「雪上性能」「静粛性能」を口コミとともに紹介してきましたが、もう一つ注目したいのが「効き持ち性能」です。
スタッドレスタイヤではライフ性能(摩耗しにくさ)に目が行きがちですが、じつはタイヤが摩耗しても氷上性能が低下しにくい効き持ち性能もポイントとなります。実際、スタッドレスタイヤを購入するドライバーが最重視しているのが氷上性能で、その次が効き持ち性能なのです。
ウインターマックス03は2020年8月に発売されたので、昨年購入されたドライバーも1回ウィンターシーズンを過ごしたのみ。したがって、効き持ち性能はまだ口コミで評価されるタイミングではありません。しかし、時間が経つに連れて、ウインターマックス03の効き持ち性能に対する評価も高まっていくことでしょう。
では、ウインターマックス03の優秀な効き持ち性能の一例として、前モデルと氷上ブレーキ性能を比較してみます。
まず新品時。氷上での制動距離は、ウインターマックス03のほうが前モデルより22%※1短くなっているのは、すでにお伝えしたとおり。では、スタッドレスタイヤの使い終わりのタイミングに近い40%摩耗時(スタッドレスタイヤは溝の深さが50%以下になると冬タイヤとして使用できない)ではどうなるかというと、その差はさらに広がり、なんとウインターマックス03の方が36%※5も短い距離で止まることができるのです。

ウインターマックス03の効き持ち性能が優れている理由についても、瀬戸山さんが教えてくれました。
「ウインターマックス03のナノ凹凸ゴムが氷上性能に効いているのはすでにご説明しましたが、摩耗してもその凹凸が新たに生まれてくる構造が、効き持ち性能の良さの秘密です」
「それを可能にしたのが、水と反応して溶ける性質を持った『MAXXグリップトリガー』。その具体的な成分は企業秘密なのですが、タイヤが摩耗すると表面に出てきたMAXXグリップトリガーが溶け、新たな凹凸が再び現れるという仕組みです」

「また、『液状ファルネセンゴム※6』の配合も効き持ち性能の向上につながっています。気温が低い状態でも柔軟性に優れるだけでなく、経年変化によるゴムの硬化を抑制する性質があるのです(瀬戸山さん)」
瀬戸山さん、ありがとうございました! 次のコーナーでは、ウインターマックス03をはじめとするダンロップのスタッドレスタイヤを網羅。それぞれの性能・特徴を紹介します。
※1.2.5 詳しくはDUNLOPのホームページをご確認ください
※3.4 試験条件 ●タイヤサイズ:195/65R15 91Q ●空気圧(kPa):F250/R240 ●テスト車両排気量:1800cc ●荷重条件:2名乗車相当 ●速度:60km/h ●路面:スムーズなアスファルト路面 ●駆動方式:FF ●騒音エネルギー低減率(%)=(1/10音圧量/10-1)x100
※6 株式会社クラレが開発した素材
スタッドレスタイヤ性能解説|ダンロップおすすめ製品5選

以下では、ドライバーから人気が高いダンロップのスタッドレスタイヤの性能を解説します。
ダンロップのおすすめスタッドレスタイヤ① ウインターマックス03の性能

性能特徴
- ダンロップ史上最高の氷上性能
- 使い終わりまで効きが持続
- ノイズが抑えられた静粛性能
ダンロップ ウインターマックス03は、特に氷上性能と効き持ち性能に優れたスタッドレスタイヤです。ナノ凹凸ゴムが滑る原因となる路面表面の水膜を素早く除去するとともに、氷への密着面積を最大化します。
またMAXXグリップトリガーの効果で摩耗しても繰り返し凹凸が出現し、氷上性能の低下を抑えます。ピッチの最適化によりパターンノイズの低減が図られ、静粛性能に優れているのも特徴です。
ダンロップ ウインターマックス03のスペック
製品名 | ダンロップ ウインターマックス03 |
---|---|
対応車種 | セダン/ハッチバック/ワゴン/ミニバン/コンパクトカー/軽自動車/SUV |
リム径 | 13〜20インチ |
タイヤ幅 | 145〜275mm |
扁平率 | 35〜80% |
低燃費機能 | 環境対応あり |
SUV対応 | 対応 |
公式サイト | ダンロップ(DUNLOP)公式サイト・ウインターマックス03製品ページ |
ダンロップのおすすめスタッドレスタイヤ② ウインターマックスSJ8+の性能

性能特徴
- クロカンやSUVに最適
- 氷上性能が大幅に向上
- シビアな深雪にも対応
ダンロップ ウインターマックスSJ8+は、SUV用のスタッドレスタイヤです。ウインターマックス03と同様にナノ凹凸ゴムを採用するとともに、SUVに適したトレッドパターンを組み合わせることで、氷上性能を前モデル(ウインターマックスSJ8)から大幅に向上させています。
またシャーベット状の雪や深雪にも強いのも、このスタッドレスタイヤの特徴です。ウインターマックス03とサイズ展開がかぶっていますが、山岳路等の豪雪地帯を走る機会が多いドライバーは、ウインターマックスSJ8+の方が適しています。
ダンロップ ウインターマックスSJ8+のスペック
製品名 | ダンロップ ウインターマックスSJ8+ |
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対応車種 | SUV |
リム径 | 15〜22インチ |
タイヤ幅 | 175〜285mm |
扁平率 | 40〜80% |
低燃費機能 | 環境対応あり |
SUV対応 | 対応 |
公式サイト | ダンロップ(DUNLOP)公式サイト・ウインターマックスSJ8+製品ページ |
ダンロップのおすすめスタッドレスタイヤ③ ウインターマックス02の性能

性能特徴
- トータルバランスが優秀
- ドライの走行性能も良好
- 長持ちするライフ性能
ダンロップ ウインターマックス02は、ウインターマックス03の前モデルです。氷上性能や効き持ち性能ではウインターマックス03に劣りますが、トータルバランスが良いのが特徴。特にライフ性能はウインターマックス02の方が優れています。
市街地などドライ路面を走ることが多く、ライフ性能を重視するドライバーにおすすめのスタッドレスタイヤです。
ダンロップ ウインターマックス02のスペック
製品名 | ダンロップ ウインターマックス02 |
---|---|
対応車種 | セダン/ハッチバック/ワゴン/ミニバン/コンパクトカー/軽自動車/SUV |
リム径 | 12〜20インチ |
タイヤ幅 | 135〜285mm |
扁平率 | 35〜80% |
低燃費機能 | 環境対応あり |
SUV対応 | 対応 |
公式サイト | ダンロップ(DUNLOP)公式サイト・ウインターマックス02製品ページ |
ダンロップのおすすめスタッドレスタイヤ④ ウインターマックスSV01の性能

性能特徴
- ハイエースなど商用車向け
- より安心の操縦安定性能を実現
- ライフが長くて経済的
ダンロップ ウインターマックスSV01は、トヨタ・ハイエースやスズキ・エブリイといった商用車に向けたスタッドレスタイヤです。
商用車は車高が高かったり車重が重かったりしますが、そうした車両に最適なトレッドパターンや構造を採用しており、雪上とドライ路面の両方で操縦安定性能を高めています。
また接地面積を拡大して接地圧分布を適正化することで摩耗を抑制、ライフ性能も大幅に向上させています。
ダンロップ ウインターマックスSV01のスペック
製品名 | ダンロップ ウインターマックスSV01 |
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対応車種 | バン |
リム径 | 12〜17インチ |
タイヤ幅 | 145〜235mm |
扁平率 | 60〜80% |
低燃費機能 | 環境対応あり |
SUV対応 | 非対応 |
公式サイト | ダンロップ(DUNLOP)公式サイト・ウインターマックスSV01製品ページ |
ダンロップのおすすめスタッドレスタイヤ⑤ ウインターマックスLT03Mの性能

性能特徴
- 小型トラック&小型バス向け
- 優れた氷上ブレーキ性能
- 耐摩耗性能も前作より向上
ダンロップ ウインターマックスLT03Mは、小型トラックや小型バスに最適なスタッドレスタイヤです。
これらの車両は多くの荷物や人員を積載する機会が多いため、ウインターマックスLT03Mは高荷重域での使用に対応した専用設計を採用。MAXXシャープエッジやナノフィットゴムといった技術により、高い次元で氷上ブレーキ性能とライフ性能を両立しています。
ダンロップ ウインターマックスLT03Mのスペック
製品名 | ダンロップ ウインターマックスLT03M |
---|---|
対応車種 | バン/小型トラック/小型バス |
リム径 | 13〜17.5インチ |
タイヤ幅 | 175〜265mm |
扁平率 | 60〜80% |
低燃費機能 | 環境対応あり |
SUV対応 | 非対応 |
公式サイト | ダンロップ(DUNLOP)公式サイト・ウインターマックスLT03M製品ページ |
【Q&A】スタッドレスタイヤの性能について多い質問
以下では、スタッドレスタイヤの性能について多い質問・疑問に回答します。
Q.スタッドレスタイヤの寿命は何km? 何年くらい?
走行するにつれてタイヤは摩耗して溝が減ってきますが、溝の深さが1.6mm未満のタイヤは使用してはいけません。このルールはどのタイヤも共通です。
さらにスタッドレスタイヤの場合は、溝の深さが50%になったら冬タイヤとして使うことができません。
その目安となるのがスタッドレスタイヤの溝内に設けられたサインで、これを「プラットフォーム」と呼びます。プラットフォームは全部で4ヶ所設けられていますが、そのうちの1ヶ所でも露出していたらNGです。

また、タイヤは年月が経つとゴムが劣化したり硬化したりして、新品時から性能が低下していきます。プラットフォームが露出していなくても、購入から5年が経過したスタッドレスタイヤの使用はおすすめできません。
なお、ダンロップのスタッドレスタイヤの場合、1シーズン5000kmとして4シーズン(2万km)は走行可能であることを確認しているそうです。
特にウインターマックス03は、溝の深さが40%になってほぼ使い切ったといえる状態でも、氷上性能が低下しにくいという特徴があります。
Q.スタッドレスタイヤの保管方法で気をつけることは?
ウインターシーズンが過ぎたら、スタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換をおすすめします。タイミングは、路面の凍結がなくなる気温(一般的には気温3度以下で路面が凍ると言われている)になったかを目安にするといいでしょう。
外したスタッドレスタイヤは、融雪剤や汚れをよく落とし、水分がなくなるまで乾かします。タイヤは油類との相性も良くないので、タイヤワックスも拭き取っておきます。
保管するのは、直射日光や高温を避けることができる、屋内の風通しが良い場所だとタイヤの劣化が防げます。
なお、ホイールを組んだまま保管する場合は空気を抜いておく、またホイールから外して保管する場合は縦置きすると、劣化や変形を防ぐことができます。
Q.スタッドレスタイヤの適正な空気圧はどれくらいですか?
タイヤ本来の性能を発揮するのに重要なのは、適正な空気圧をキープすること。スタッドレスタイヤのベストな空気圧は、ノーマルタイヤと同様、車両の指定空気圧となります。
車両によってその値は異なりますので、ドア側面やドアシル付近、または取扱説明書に表示されている指定の空気圧を確認して、それを守りましょう。

タイヤの空気は自然に抜けてしまうので、月に一度は確認したいものです。また、空気圧はタイヤの温度によって変化しますので、点検は走行前にタイヤが冷えた状態で実施します。
その際は、傷などによるパンクの恐れもあるので、外観の点検も一緒に行うといいでしょう。
スタッドレスタイヤの性能の口コミ・評判を比較しながら選ぼう
スタッドレスタイヤによって、得意とする性能が異なることがおわかりいただけたでしょうか。
自分でいろいろなスタッドレスタイヤを履いて比較することは難しいので、購入の際は、ユーザーの口コミや評判は大いに参考にしたいところ。
そういった点では、2020年に発売されて実際に使用したユーザーから好評のダンロップ ウインターマックス03は安心感をもって選ぶことができると言えます。
スタッドレスタイヤが本来の性能を発揮するには慣らし運転が必要で、80km/h以下で100km以上走行することが理想です。また、降雪の予報が出てからはショップも混み合いますので、密を避けるためにも、本格的なウィンターシーズンがやってくる前から早めにスタッドレスタイヤの準備を進めておくことをおすすめします。

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