ホンダ フィットの燃費は良い？悪い？年間維持費や競合車種と比較

ホンダ フィットの基本情報・燃費情報

フィットは、ホンダのコンパクトカーを代表する人気のコンパクトハッチバックです。

2020年から販売される新型フィットは“心地良さ”をキーワードに開発され、親しみやすいエクステリアデザインから開放感あふれるウィンドウ周りまで、毎日の運転が気持ち良くなるような工夫がされています。

低速域から高速域までトルクフルなパフォーマンスを発揮する1.5Lガソリンエンジンのモデルと、モーターを組み合わせることで省燃費性に優れたe:HEVモデルの2つのパワートレインから選択できます。

e:HEVは省燃費性だけでなく静粛性にも優れ、市街地走行では基本的にエンジンで発電してモーターで駆動させることで静かでパワフルな乗り心地を実現しています。

ホンダ フィットのグレード別燃費比較

ホンダ フィットのグレード別の燃費は以下の通りです。

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フィットで特に燃費性能に優れているのは、新たに開発されたハイブリッドシステムのe:HEVを搭載したグレードです。

例えば、e:HEVホームは、実用燃費に近い数値が確認できるWLTCモードで30.2km/Lと、30km/L台の大台に乗せています。

e:HEV仕様の全てのグレードで2030年度燃費基準達成車（100%達成〜90%達成）のため、最初の3年間は自動車重量税が全額免除となります。

また、NA仕様のグレードもWLTCモードで18.7km/Lとガソリンエンジン車としては省燃費性に優れています。

フィットは5つのボディタイプが用意されていますが、ガソリンエンジン仕様とハイブリッド仕様のいずれも『ホーム』が一番優れた燃費を記録しています。

ホンダ フィットと競合車種の燃費比較

以下では、ホンダ フィットと比較検討されることが多い「トヨタ アクア」「日産 ノート」「ホンダ ヴェゼル」の燃費を比較します。

ホンダ フィットとトヨタ アクアの燃費比較

ホンダ フィットとトヨタ アクアの燃費比較は以下の通りです。

日常使いに適したコンパクトサイズのハイブリッドカーという点でフィットとアクアは強力なライバル関係にあります。

まず、燃費を比較すると、WLTCモードで35.8km/Lとアクアがフィットに大きな差をつけています。

新型アクアは世界初となるバイポーラ型ニッケル水素電池を採用し、燃費だけでなく、出力が従来の2倍となり、低速からの加速がよりパワフルになりました。燃費や走行性能を考慮すると、アクアに軍配が上がります。

ただし、フィットはホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用しているため、アクアより広い室内空間を持ち、荷室もアクアが278Lなのに対してフィットは427Lと実用性に優れています。

ホンダ フィットと日産 ノートの燃費比較

ホンダ フィットと日産 ノートの燃費比較は以下の通りです。

e:HEVグレードを有するフィットに対して、ノートは全グレードに第2世代となるe-Powerを搭載しています。

燃費を比較すると、e:HEVグレードのフィットの燃費が27.1km/L～30.2km/Lなのに対して、ノートは23.8km/L～28.4km/Lと若干フィットの方が優れています。

車両価格でもノートXが221万円なのに対して、フィットe:HEV HOMEが217万円と若干ですがリーズナブルです。そのため燃費やコストパフォーマンスを考慮すると、フィットが魅力的に感じられます。

ただし、ノートも長距離運転をサポートしてくれるナビリンク付きのプロパイロットがオプションで追加できるなどの魅力があるため、燃費や車両価格だけでなく、必要としている機能性でも比較してみましょう。

ホンダ フィットとホンダ ヴェゼルの燃費比較

ホンダ フィットとホンダ ヴェゼルの燃費比較は以下の通りです。

同じプラットフォームの基本構造を共有し、“フィットベースのSUV”とも言われるヴェゼルもフィットとよく比較検討される車種です。

ガソリンエンジンモデルの燃費はフィットがWLTCモードで16.0km/L～なのに対して、ヴェゼルも15.6km/L～とそこまで大きく変わりません。

e:HEVモデルはフィットが27.1km/L～なのに対して、ヴェゼルは車体の大きさや約150kgの重量差の影響で24.8km/L～と、燃費ではフィットに軍配が上がります。

フィットとヴェゼルでは車格も異なるので当然車両価格にも差がありますが、ヴェゼルにはフィットにないリアベンチレーションやパノラマルーフなどの装備もあるので、燃費だけでなく実用性も比較検討しましょう。

ホンダ フィットの年間維持費をシミュレーション

※ガソリン代は年間走行距離8,000km、レギュラーガソリン140円/Lで計算
※点検・車検費用は基本料+法定費用の最低限の目安
※任意保険は15等級で年間走行距離8,000km、車両保険付きを想定

フィットの維持費用は、年間で約18万円、1ヶ月あたりにすると約1万5千円ほどとなります。

ただし、フィットe:HEVはエコカー減税の対象車のため、購入時の3年分の自動車重量税は全額免除となります。

また、維持費用の約20%を占める任意保険の代金は、無事故無違反が続くと等級が上がり、より安く済ませることができますし、保険会社によって保険料も異なるため、比較検討することで毎月の維持費用を低く抑えることができます。

ホンダ フィットの燃費の良い走り方のポイント

フィットで燃費の良い走り方をするには次の3つがポイントになります。

• “急”の付く運転を避けよう
• 不要な時はエアコンをOFF
• できるだけEVモードを維持

“急”の付く運転を避けるのは鉄則ですが、e:HEV仕様のフィットの場合、特にブレーキ操作が重要。急ブレーキをかけると熱エネルギーに変換されて回生量が減るため、早めにアクセルを戻す減速を心がけましょう。

また、エアコンはエネルギーを大きく消費して燃費に響くため、不要な時にはOFFにする癖をつけるようにすると燃費が伸びやすくなります。

最後にe:HEVフィットならではのエコ運転方法として、一定の速度になったらすぐにアクセルペダルを戻し、EVモードでの走行をできるだけ心がけるようにすると、燃費をカタログ値に近づけることができます。
※e:HEVはEV／ハイブリッド／エンジンの3つのモードを自動で切り替える

ホンダ フィットは新車・中古車どちらで買うべき？

ホンダ フィットの燃費情報を踏まえたうえで、新車・中古車どちらで買うべきか検討時のポイントを解説します。

ホンダ フィットの新車購入がおすすめの人

フィットは今回5つのボディタイプに対して、それぞれガソリンエンジンとe:HEV仕様のグレードをラインナップしています。

各ボディタイプによってエクステリア・インテリアの特徴がかなり異なるため、「自分のお気に入りのグレードやパワートレインを選びたい」という場合には、新車購入がおすすめです。

半導体不足で納車まで数年待ちという車種もある中、フィットは納車までの期間が半年前後のため比較的契約してから乗り出しまでにかかる時間も短いです。

ホンダ フィットの中古車購入がおすすめの人

「できるだけリーズナブルにフィットに乗りたい」という方は、中古車を狙うのもおすすめです。

4代目フィットが出たことで、旧型フィットの中古車価格が下がっているため、お買い得に購入が可能です。

また、現行型も、新古車やわずかな走行距離の中古車が出回っており、新車購入よりもリーズナブル&スピーディに乗り出せます。

狙っているグレードやカラーで条件に合う中古車がないかどうか、探してみましょう。

ホンダ フィットの燃費についてまとめ

今回は、コンパクトカーで人気の高いフィットの燃費や維持費用に関する情報をお伝えしました。

新たに開発されたe:HEV仕様のフィットはWLTCモードで30.2km/Lと省燃費性に優れ、なおかつ静粛性やモーターならではのパワフルな走行性能が楽しめます。

同じガソリンエンジンやe:HEVでも、グレードによって燃費が異なるため、購入までに比較検討するようにしましょう。

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