35年前のジムニー(JA71C)、河川敷で動けなくなるの巻「トランスファーのシフトが動かない!」

スズキ・ジムニー(JA71C)セーフティローダーに載る。トランスファーのシフトがニュートラルから動かず。情けないことにこれではゼロWDである。
今回は二本立て。ジムニー(JA71C)、河川敷で動けなくなるの巻。後半は新しいローテーブルの使い勝手はどうなのか?さて、いつものようにデコボコの珍道中。どうなることやら。
TEXT & PHOTO◎伊倉道男(IKURA Michio)

トランスファーのシフトが動かない!

スズキ・ジムニー(JA71C)はパートタイム4WDだ。普段の舗装路は後輪だけを駆動する。ダートやオフロードでは、自分で路面状況を考慮して2WDを4WDに切り替える。4WDには4Hと4Lがあり(フルタイム4WDでもこの切替えがあるクルマはある)、それを切り替えるのがトランスファーだ。

オフロードからダートへ出たところで、4Lを2Hへ戻そうとトランスファーを操作。するとトランスファーのシフトがニュートラルから動かない。たまたま通りかかった中島さんに牽引して頂くことになる。トホホ。ボンネット上は中島さんが牽引のために拾ってきてくれたロープ。

オフからダートに戻った所で2Hに換えようとしたところ、トランスファーのシフトがN(ニュートラル)で動かなくなってしまった。パワーはエンジン→ミッション→トランスファーと伝わり、前後のデファレンシャルギヤへ伝わる。ここがN(ニュートラル)ではもうどうしようもないのである。

スズキ・ジムニー(JA71C)のトランスファー・シフトノブ。N(ニュートラル)から動かない。

何度も試行錯誤でシフトノブを押してながらとか、引っ張りながらとか動かしても、Nから脱出できなかった。万事休すなのである。

途方に暮れていると、ジムニー乗りの中島さんが通り掛り、牽引をしてくれることになった。しかし牽引ロープはない。すると中島さんはなんとロープを河川敷から探し出してくれる。そして舗装路へとスズキ・ジムニー(JA71C)は牽引されていくのである。

ジムニー(JA71C)は中島さんに舗装路まで牽引して頂き、その後Boon、須崎さんのセーフティローダーに載る。「とほほ」ではあるが、奇跡のようなラッキーが続いている。

オフロードを楽しめる場所は、たいてい大きな積載車は入れない。まず、単独での行動、その上に牽引ロープも持たないで出掛けた自分が何とも恥ずかしい。帰宅後さっそく牽引ロープは注文。自分のために、友のために。

その後、Boonの須崎さんが積載車で迎えにきてくれる。Boon、須崎さんはアメリカ車が専門だが、実はジムニーオーナーで古いジムニーの知識も豊富だ。

Boonに到着後すぐに見ていただく。あっという間にカラーの劣化にたどり着き、部品も替えて頂いた。「え、カラー、在庫しているのですか?」何ともこれも驚きなのである。

ラッキーはまだまだ続く。Boon、須崎さんはアメリカ車が専門ですが、実はジムニーが大好きで所有されています。すぐに「トランスファー・シフト」のカラーを交換。パーツを在庫してあるのもびっくりである。なんと自宅までジムニー(JA71C)で帰れることとなりました。 Boon 〒243-0801 神奈川県厚木市上依知113-1 TEL  046-280-6457

僕自身、この日はスズキ・ジムニー(JA71C)でもう帰れないと覚悟をしていたのだ。人の情けとありえないラッキー、それが何度も何度も繋がっていく。心から感謝である。

須崎さんが経営するBoonはジムニー、もちろん専門のアメリカ車の力強い味方なのである。ジムニーで気になることがあるのなら、ぜひ相談してみるとよい。もちろん僕も通うつもりだ。ただし、クレジットカードは使えない。アハハ、こんなところも何とも職人。粋だぜ!

第二章 新しいロースタイルのテーブルを入手したよ!

ロースタイルのテーブルとチェアの利点。低く座るので頭上の空間が多く気持ち良い。また、コンパクトで軽いので、持ち運びも楽でスペースも取らない。脚を投げ出して座るスタイルは腰を降ろすとすぐにリラックスできる。

反面、一度座ってしまうと立ち上がるのは面倒だ。これは良い点と言えば良いのだが、調理する場合は調理アイテムを手の届く範囲に置いておく必要がある。焚き火をするなら薪も手の届く所、調理器具も手を伸ばせば届く所に置きたい。いちいち立ち上がって手に取るのは、これ、けっこう疲れてしまう。

そこで、調理器具は吊り下げて、手元を照らすランタンもテーブルの真上に設置してしまう。今回のテーブルはそれが実現できるのだ。

夏は薪は使わない。ガスが便利で暑さも最小限。季節が進み、ガスの気化が難しくなるとガソリンのツーバーナーに移る。冬が来れば薪を楽しむ。そんなすべてのシチュエーション。このシステマチックなテーブルセット、これはかなり「ぐうたら生活」を楽しめそうだ。

ロースタイルのテーブルで「調理器具が掛けられるスタンド」、「ランタンスタンド」がオプションである物は数多く有る。だが天板が黒でないものとなると「GUAPO」のシリーズとなる。

入手したのはテーブル本体とふたつのオプション。「キャンプテーブル専用スタンド」と 「キャンプテーブル専用ランタンスタンド」。すべて合わせた重量は約2.2kgと少し重量はある。しかし本体に付属された収納袋には、オプションのふたつのスタンドも収納可。軽めのチェアと組み合わせれば、テーブルとチェアで3kg前後。長さも44cmで納まるのでバイクでのツーリングでもさほど苦労はしないだろう。

ポールは真円ではない。筋交いの位置があるためだ。各ポールはショックコードで繋いであるので組み立ては簡単。
筋交いは4カ所。これだけでかなり安定する。
2本の筋交いを掛ける。他社製品よりも耐荷重が高いのはこのパーツがあるためだろう。
天板の下にネットが付く。革手袋などフックがない物はこちらに収納。

組み立てはいたって簡単。フレームのパイプはショックコードで繋がっている。だがパイプの断面は円ではない。一カ所しか接続できるポイントがないので、感覚で入れていくよりも目視で組んでいく方が時間が掛からない。

天板の下には付属のネットを装備。ネットの棚は天板を組む前に取り付けておくと設置が早い。また、テーブル本体に「S字フック」も付属されている。凝った調理をしないのならテーブル単体の使用でも良いだろう。

天板を組んでいく。端の2枚はカットがあり形が違う。テーブルのポールと天板は隙間が有り、フックをここに掛けられる。
テーブル本体に付属するS字フックは4つ(ここでは3つ使用)。コンパクトにまとめられるが、座ると見づらい位置ではある。

このテーブルの特徴はオプションの「キャンプテーブル専用スタンド」だ。これを使うと調理器具が整理され、テーブル上に広いスペースが確保できる。また、フックをテーブルの外に向けると、洗った調理器具で天板を濡らすことが少なくなる。スタンドごと180度向きを変えてやれば一回で済む。

また、「キャンプテーブル専用スタンド」は上にも連結できる。「キャンプテーブル専用ランタンスタンド」を連結すればランタンの高さを稼げるのだ。

「GUAPO」「キャンプテーブル専用スタンド」。S字フックは3個付属。
S字フックを使い調理器具をスタンドに掛けた状態。すべての物に目が届き、座ったままで手が届くのだ。
こちらは「GUAPO」シリーズの「キャンプテーブル専用ランタンスタンド」。テーブルに直接立てられるが、 「キャンプテーブル専用スタンド」の上に重ねて立てることもできる。照明の範囲を広くしたい時はランタンを高くすれば良い。ランタンフックは本体に固定されている物が1本。移動可能なランタンフックが1本付属。
ロースタイルは一度座ると立つのが非常に面倒である。このセットなら座ったまま、すべてのアイテムに手が届く。

今回は曇り空が続く天気予報だったので、圧迫感のあるタープは張らなかった。慌てて撤収したのだが、実はこれが天の助け。この場所をこの時間に撤収しなかったら、オフロードの出口で、僕は一晩過ごす事になっただろう(第一章へ続く)。

今日は肉巻を作るよ!

今日は肉巻を作るよ! 出来上がった頃に雨がパラパラと降り始める。天気予報がハズレた。
材料はスライスされた豚肉。なるべく長いもの。チーズ、アスパラ、人参、紫蘇、焼き肉のタレなど。
アスパラを飯ごうの大きさに合わせてカット。多少の筋は我慢。
人参はスティック状にカット。
飯ごうでアスパラと人参を一緒に茹でる。
灰汁が出るのでキッチンペーパーで吸い取る。キッチンペーパーはアウトドアフィールドで食器を拭いたりするのにも非常に便利。
食材が茹で上がったら、取り出してキッチンペーパーで水分を取る。
広げた豚肉に裂けるチーズ、アスパラ、人参、紫蘇を入れて巻く。
シェラカップで焼き肉のタレ、テンメンジャンを混ぜ、好みの味に仕上げておこう。
何度も失敗をしてはいるが、懲りずにチタン製のフライパンを使う。焦げやすい。
「ぶんぶんチョッパー」を使い、時短でツナサンド。アクセントに紫蘇を使ってみる。
食材は食パン、マヨネーズ、ツナ缶、タマネギ、カット済みの野菜サラダ。
タマネギをくし切りにして「ぶんぶんチョッパー」へ。
「ぶんぶんチョッパー」の容器をボウルとして使う。タマネギを水にさらして辛みを押さえる。
水を捨て、タマネギを30分ほど空気にさらし、「ぶんぶんチョッパー」でみじん切り。
「刃」を「混ぜ器」にチェンジする。
ツナ、マヨネーズを入れる。「ぶんぶんチョッパー」の蓋をしてハンドルを引き、混ぜ合わせる。
刻んだ紫蘇を載せれば出来上がり。
皆様に助けられて続けられております。今回も人の情けが繋がって、無事に帰宅できました。中島さん、須崎さん、心から感謝いたします。写真は「スノーピーク」のランタンとまだ気の早いパンプキン。

著者プロフィール

伊倉 道男 近影

伊倉 道男

フォトグラファー。国学院大学法学部法律学科卒。アパレル会社にて総務人事、営業を経験。その後、但馬 治…