すべてが個性的!ジープが7台のコンセプトモデルを「第57回イースター・ジープ・サファリ」にて大公開! 歴史的名車もモダンテイストに復活!

ジープは、ブランドの故郷であるアメリカ・ユタ州モアブにて、第57回イースター・ジープ・サファリを開催し、人目を引きながら様々な用途に応じたコンセプトカー・コレクションを発表する。今年のサファリでは、電化されたパワーと圧倒的なパフォーマンスが前面に押し出されており、ジープブランドとモパーのジープパフォーマンスパーツ(JPP)デザインチームは、ロッククローリングやテレイントラバーシングを楽しめる唯一無二の車両を制作している。今年は、ジープブランドとJPPコンセプトカーすべてに、先進パワートレインを多数搭載され、7台の個性的なジープブランドとJPPのコンセプトカーが、先進的なパワートレインを搭載して登場する。

ラングラー・マグネトー 3.0コンセプト

ジープ・マグネトーは、2021年に1.0コンセプトモデルが発表された、静粛性とアグレッシブなロッククライミング性能を誇るBEVモデルだ。1.0コンセプトでは、2ドアのラングラー・ルビコンをベースに最大6,000rpmで回転する特注と電気モーターと6速MTを搭載して、285ps/375Nmを達成していた。

2022年に発表された2.0コンセプト、今年発表される3.0コンセプトでは、パワートレインの出力アップと航続距離の拡大が実現されている。3.0コンセプトでは、最大650ps/1,220Nmを発揮する強力なモーターが搭載され、アグレッシブヒルディセントモードによって、本格的な岩場でのオフロード走行を「ワンペダル」で実現している。

スクランブラー 392コンセプト

1981年に登場したジープ・スクランブラー(CJ-8)の登場から40年後のジープ スクランブラー392は、CJ-8のオープンエアの楽しさをベースに、パワフルなアレンジを加えたコンセプトモデルだ。

CJ-8にはV型8気筒エンジンが搭載されていなかったが、スクランブラー 392コンセプトには、470ps/637Nmを発揮する6.4リッターHEMI V-8エンジンを搭載し、圧倒的なパワーとトルク発揮を実現している。カーボンファイバーのカスタムボディワークによって実現した軽量なオフロード性能が強調され、オープンエアの自由な個性が表現されている。

1978 グランドチェロキー4xeコンセプト

1974年に登場したジープ・チェロキー(SJ)は、ワゴニアのスポーティな2ドアバージョンで、バケットシート、スポーツステアリングホイール、より若く冒険的なドライバーにアピールするためのレーシーなディテールを備えていた。ジープは、この歴史あるフルサイズSUVを現代に甦らせるべく、2022年のラングラー・ルビコン4xeをブレンドして、現代風に再アレンジしたのだ。

オリジナルボディは大きく改造され、70年代を彷彿とさせるマルチカラー塗装が施されている。ボンネットには、先進のラングラー4xe パワートレインが搭載されており、2つの電気モーター、高電圧バッテリーパック、ハイテク2.0リッターターボ 直4エンジンの組み合わせにより、オンロードでもオフロードでも優れたパフォーマンスを発揮する。

ラングラー・ルビコン 4xeコンセプト

2021年ジープ・ラングラーで採用されたスペシャルランの限定エクステリアペイントカラー「「Tuscadero」に対する市場からの圧倒的な好評を受けて、ジープはこれを再点火させるべくラングラー・ルビコン 4xeコンセプトを発表した。エクステリアは、目を引くピンク色のペイントに、フロントグリルとヘッドランプベゼルに散りばめられたグロスブラックのアクセントが特徴的。

7本スロットのグリルは、新型ラングラー・ルビコンの20周年記念モデルから引用されたもので、トーンオントーンプリントのカスタムフードグラフィックは、インテリアのテーマと見事に融合している。オフロード性能は、調整可能なAccuAirエアサスペンションキットの追加によって向上し、17インチのハイグロスブラックのアメリカン・エクスペディション・ビークル(AEV)Borahカスタムホイールに巻かれた37インチの巨大タイヤを装着している。

グランドワゴニア オーバーランド・コンセプト

グランドワゴニア・オーバーランドコンセプトでは、グランドワゴニアが誇るプレミアムSUVスタイルを快適さと冒険の未開の地へと導くべく、オフロードの探索を次のレベルに引き上げることで真のグランド・ワゴニア・スタイルを確立させている。グランド・ワゴニア・オーバーランド・コンセプトは、新型3.0リッター・ハリケーン・ツインターボ510エンジンを搭載することで、最高出力510ps、最大トルク677Nmを発揮する。

オーバーランディングにインスパイアされたこのコンセプトモデルでは、内外装ともに驚くほどの豪華さを誇っており、デザインチームはパフォーマンスのために2列目、3列目のシートを取り外し、本来の3列目シートの位置には、スカイロフト上部に通ずる対候性の高いカスタムエントランスが設置されている。

ラングラー4xe デパーチャーコンセプト

ラングラー4xe デパーチャーコンセプトは、アメリカで最も売れている高性能PHEVの象徴的なオープンエアコクピットをベースに、JPP by Moparデザインチームによる革新的で概念的なアイテムを採用したコンセプトモデルだ。17×8.5インチのビンテージブロンズKMCインパクトOLホイールと37インチのBFグッドリッチ・タイヤを履いたデパーチャーコンセプトは、JPPの2インチリフトキットとBILSTEINパフォーマンスショックアブソーバーを採用。

大径ホイールとタイヤの組み合わせに対応したカスタムフラットフェンダーフレアとホイールライナーで、クリアランスを確保。フラットフェンダーフレアには、取り外し可能なデイタイムランニングライト(DRL)カバーが内蔵されており、極端なオフロード走行時にタイヤのクリアランスを確保したいオフロード愛好家のために設計されている。

グラディエーター・ルビコン サイドバーンコンセプト

ソーラーフラッシュイエローが印象的なグラディエーター・ルビコン サイドバーンコンセプトは、オフロードアドベンチャーを追求したモデルだ。パワートレインは、3.6リッターペンタスターV6を搭載し、JPP製2インチリフトキットとBILSTEIN製パフォーマンスショックアブソーバーを採用している。BILSTEINショックは、リモートリザーバーにより冷却能力を高め、サスペンショントラベルを拡大し、Jeep 4×4のオフロード性能を向上させている。

足回りには、HREの17×9インチFT1シックススポークブラックホイールと37×13インチのBFグッドリッチタイヤが装着されている。フロントには、チューブラーグリルガードが設置され、折り畳むことで革新的なバンパーベンチに変形させることができるい。グリルガードの下には、ウォーン社製ウィンチを搭載したルビコンバンパーが取り付けられている。

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