ピットイン作戦で実質2位となるも、最後のスティントを託された名取選手が驚異的な追い上げを見せ、81周目にオーバーテイク。その後トップを譲らずポール・トゥ・ウィンを果たした
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「アドバン」45周年となる今年は、「アドバン」最大化への挑戦「ADVAN CHALLENGE」のテーマのもと、「SUPER GT」 GT300クラスではシリーズチャンピオン連覇を目指しており「アドバン」はその高い性能で、5月3〜4日に富士スピードウェイ(静岡県)で開催された第2戦も勝利を支えた。
優勝したのは昨シーズンも「アドバン」と参戦し、GT300クラスのシリーズチャンピオンを獲得したKONDO RACINGの「リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手/名取鉄平選手)」。今大会は450kmという距離で行われ、最低2回の給油を伴うピットインが義務付けられた。
予選で1位を獲得し、ポールポジションからスタートした「リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R」は、オリベイラ選手がレース前半は後続を引き離しトップを快走。61周目に2回目のピットインを行った時点で、開始早々にアンダーカットを狙いピットイン作戦を行った他車の先行を許し実質の2位となるが、最後のスティントを託された名取選手が5秒以上あった差を70周頃には1秒前後にまで縮める驚異的な追い上げを見せ、81周目にオーバーテイク。その後トップを譲らず、0.579秒差という僅差のバトルを制しポール・トゥ・ウィンを果たした。