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パイロット/パスポート・トレイルスポーツをオフロード仕様に
量産モデルの 2023年型パイロット・トレイルスポーツのオイルパンと燃料タンクを保護する標準装備となったスチール製スキッドプレートには、これまでのホンダのリベレ・ラリー競技車両に採用された特注スキッドプレートと同様のデザインが採用されている。また、パイロット・トレイルスポーツは、オフロード用にチューニングされたサスペンション、トレイル対応のオールテレーンタイヤ、拡張された全輪駆動システムの機能を備えている。
リベル・ラリーはスピードを競うレースではなく、GPSや携帯ナビゲーションの助けを借りずに険しい地形を戦略的にナビゲートするユニークなイベントだ。チームは、紙の地図、コンパス、方位磁石といった伝統的な要素を頼りに、隠れたチェックポイントまでナビゲートする。
米国ホンダは3チームで参戦
X-Crossカテゴリーには、米国ホンダの3チームすべてが参戦し、うち2チームはドライバーとナビゲーターが米国ホンダの社員で構成される。オハイオ州にある米国ホンダのオートドライブ・デベロップメント・センター (ADC)のシャシー信頼性テストエンジニアであるリズ・ロングと、米国ホンダ施設の設計・建設のプロジェクト管理者であるヒラリー・テイトがペアとなり、ADCで準備されたパイロット・トレイルスポーツでレースに参戦する。このペアは、ホンダ・オブ・アメリカ・レーシング・チーム(HART)のメンバーであり、全米のホンダ関係者だけで運営されるユニークなレーシング・プログラムの一員として参戦する。
アメリカン・ホンダの北米レース部門である南カリフォルニアのホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)は、インディカーシリーズのHPDトラックサイド・レースエンジニアであるセリーナ・ホルターマンとニコール・ロトンドのためにパスポート・トレイルスポーツをレース仕様に準備している。両者ともリベル初参戦となる。
3組目のペアは、リベレ・ラリーのベテランで受賞歴のある自動車ジャーナリストのメルセデス・リリエンタール(ドライバー)と、彼女のチームメイトであるエミリー・ウィンズロー(ナビゲーター)。オレゴン州ポートランドを拠点とするリリエンタールは今回が4度目のリベレ・ラリーで、ワシントン州シアトル近郊を拠点とするウィンスローは5度目の参戦となる。