スズキ・ジムニーでパトカー・白バイも交通安全祈願する交通神社へ。伝説の銀杏に癒やされる【御朱印さんぽ|第一社】

神社創建は大宝元年! 茨城県日立市の大久保鹿嶋神社でスズキ・ジムニーと交通安全祈願

スズキジムニー
茨城県日立市の大久保鹿島神社境内に祀られる、珍しい「交通神社」で交通安全祈願を
時節柄家の近所を散歩することが増え、気がつくと1時間以上歩いていることも。なにか目的ができたらもっと楽しいだろうと考えていたら、神社が目に入った。そうか、クルマで神社に行ってお散歩したら、リフレッシュにもなるし、楽しいかも。
凛とした空気に包まれる、各地の神社めぐりを楽しもう。連載・御朱印さんぽ、茨城県日立市で創建1300年の歴史を誇る大久保鹿嶋神社からスタートです。
大久保鹿嶋神社・拝殿の前で(車両の乗り入れおよび撮影許可をいただいています)
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今回の相棒はスズキ・ジムニー(しかもMT) 

販売開始は昨年にもかかわらず、いまだ1年以上納車待ち! というまさに超大人気車両であるスズキ・ジムニー。その魅力や車両性能やインプレッションはMotor-Fan.jpでもたくさんお伝えしてきておりますのでそちらをご覧いただくとして、今回の主役はジムニーで向かった「神社」。茨城県日立市に鎮座する大久保鹿嶋神社をご紹介です。

交通安全祈願とコロナ平癒をちょっとお参りさせていただこう……なんて軽~い気持ちで伺ったのですが創建1300年超の歴史ある大久保鹿嶋神社は、境内には創建よりも前に植えられたと伝えられる(ということは樹齢1300年以上?!)伝説の大銀杏あり、流鏑馬の馬が駆け上がる石段ありと、社務所にいらっしゃった宮司さんの奥さまからお話を聞くほどに、知るほどに素敵なお社だったのです。

創建1300年以上! 歴史ある神社

701(大宝元)年に創立したというこの大久保鹿嶋神社。その歴史、1300年以上。調べると、征夷大将軍とか源頼朝とかが出てくるくらい古い。歴史が苦手だった私には、その沿革を正確に伝えられる自信はまったくない。だから、簡単に説明する。一瞬で読み終わるから心してくださいましよ。

701(大宝元)年:鹿嶋神宮より武甕槌神(タケミカヅチノミコト)を勧請して創立
801(延暦20)年:征夷大将軍・坂上田村麻呂(さかのうえ の たむらまろ)が戦勝を祈願
806(大同元)年:大願成就の御礼に社殿を寄進
1184(治承4)年:源頼朝が平氏追討の伊豆挙兵に加わらなかった同族の佐竹秀義の立てこもる金砂山を攻略。大窪・塩浜・世矢※を鹿嶋神宮に寄進。
のちに、頼朝から罪を許された佐竹秀義は家臣として列せられ、茨城県北に勢力を扶植していく。戦国時代、秀義の子である佐竹義重は大久保鹿嶋神社を崇拝し……
1584(天正12)年:佐竹義重が流鏑馬を大窪郷である大久保鹿嶋神社へ奉納

至2021年。このとおりだ。いやぁ、勉強になるなぁ(雑……)。とにかく歴史のある神社ってことはおわかりいただけたかと。うん、誰? タケミカヅチノミコト。

※大窪(大久保)・塩浜(河原子)・世矢(常陸太田・国世谷)。土地のこと。そして、この大久保鹿嶋神社ですが、神社としてはいまや国内唯一なのでは、と言われる代々家族で守っている神社なのです。

夏なのに空気はキリッ!

取材日は最高気温が34.5℃という、暑く、日射しも強い1日でした。でも、境内へ足を踏み入れると、まったく暑さを感じない。樹が多いから、ということもあるかもしれないが、とにかく空気が澄んでいる。吹き抜ける風もとても気持ちがいい。

茨城県は東日本大震災時に全域で大きな被害を受けた土地。大久保鹿嶋神社も例外ではなく、拝殿の横に建つ社務所は全壊。拝殿や本殿が持ちこたえてくれたからよかったものの、もし完全に倒壊していたら「復旧は叶わなかったかも」(前出宮司さんの奥さま談)。400年以上も前の建築物なので、そのとおりだろう。だが、木組み工法(釘などを使わず、木をパズルのように組み立ててていく神社仏閣に多く見られる建築工法)だったことも幸いしたのか倒壊することはなく、氏子さんを始めとした地域の方々からの協力で復旧が叶ったという。

では、まずはお参りを

「ブツブツブツブツブツブツ……◎※+*<〆~#>`§@?”$!」(例によってボンノウだらけの筆者)、無事に(?)お参り終了。境内を散策する。
大久保鹿嶋神社の境内には、たくさんの末社が祀られているのですが、そのひとつに、我々4輪(2輪)業界に携わる者にとって外すことができない「交通神社」が。

こちらは交通安全週間前になると、パトカーや白バイが集まり交通安全祈願をする、とにかく由緒正しき神社。クルマやバイクを切り離しては成立しない職種である我々の標語は常に「安全第一」。交通安全祈願は、一番の願いです(職業関係なく皆さんそうだとは思いますが、とくに、ですね)

さて、御朱印を……の前に

拝殿、そして交通神社へのお参りもすませ、さて御朱印を……の前に、大久保鹿嶋神社のパワースポットや、神社の豆知識をご紹介。

まずは参道の石段。大久保鹿嶋神社では毎年流鏑馬が奉納されます(2020年は中止、21年は規模をかなり縮小して行なわれました)。海岸で的を射た後の最後の最後、馬がこの石段を駆け上がるというのです! もう、それを聞くだけでビックリ(なぜなら結構な急勾配かつ石なので、滑るでしょ!)
登り切って下を見るとこんな感じ! ここを馬が駆け上がってくるなんて! 22年の流鏑馬は、絶対に観に来ます!
ところで、本殿・拝殿の上を見ると、その神社に祀られている神様が男性か女性かがわかるって、皆さんご存じでしたか?(筆者はまったく知りませんでした)写真は本殿の屋根なのですが、棟木の上に直角に3本の木が置かれているのがわかると思います。これは鰹木(かつおぎ)と呼ばれる装飾木なのですが、こちらが今回のように奇数の場合は男性の神様が祀られており、偶数の場合は女性の神様なんですって。コレを知るだけで、神社巡りがぐっと楽しくなりますね。え? そんなことも知らずにお参りしているの私くらいでしょうか? ちなみに鰹木と呼ばれるのは、真ん中が膨らんでいて鰹節のように見えるからなんですって。この連載開始をきっかけに、いろいろと勉強をしようと心に決めた筆者です
こちらは、もはや樹齢1300年とも言われるご神木である大銀杏(フクロウが住んでいるという)。駒つなぎの銀杏とも呼ばれるこのご神木、前述の年表801年の征夷大将軍・坂上田村麻呂がこの大銀杏に馬を繋いでの戦勝祈願をして見事に勝利を収めたことから、勝負に勝てる、という言い伝えが。秋の写真を見せていただいたのですが、葉が金色に染まってとっても素敵でした!

あしらわれるのはフクロウと鹿

それでは本日のメインイベント、御朱印をいただきましょう。御朱印は拝殿の横の社務所でいただくことができます(初穂料:500円)。

時間はないが、茨城観光もしっかりと

なにやらお腹がすきましたね。そろそろランチの時間では。というわけで、オススメを神社で聞くと(ナニ聞いてるんだ……)、どうやら近くにコンビーフサンド、なるものを出しているところがあるという。コンビーフ大好き! というわけで、ご紹介いただいた佛蘭西館へ! いざ!

クラシカルなデザインの佛蘭西館。まさに純喫茶。目の横と奥に駐車場があります。お店の横は軽自動車サイズは停めることができました。店内もクラシカルで、入り口付近に電話ボックスがあるんです! いい。非常にいい。
筆者、茨城にあまりご縁がなく日立周辺に行くのが初めてだったため、事前にいろいろ観光スポットを調査。どうやら日立駅がスゴいらしい。天空? また~、おおげさな~。と思ったこと猛省。なんですか! 天空の駅ですよ、ここ。カッコイイ! 画になる! 

最後にジムニーについて一言。久々のMTで慣れるまで少し時間がかかりましたが、慣れたらとても扱いやすいサイズ、(いい意味で)無骨な乗り味、そしてデザインの良さは、バックオーダーとなるのも納得の1台。キネティックイエローのボディカラーもGOODでした!

すっかりジムニーそっちのけで話を進めちゃいましたが、御朱印さんぽなのでお許しを。インプレッションはMotor-Fan.jpにたくさん掲載されていますので、そちらをご覧くださいね。

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【DATA】
 大久保鹿嶋神社(鹿嶋神社)
 住 所:茨城県日立市大久保町2丁目2-11
 電話番号:0294-33-2025
 参拝時間:24時間
 御朱印受付時間:9:00~17:00
 駐車場:有(無料)
 公共交通機関:JR常陸多賀駅から徒歩15分
 
 佛蘭西館(ふらんすかん)
 住 所:茨城県日立市千石町1-6-10 
 電話番号:0294-33-3997
 営業時間:10:00~21:00 ※ご利用時は確認いただきますようお願いします。
 定休日:第2・4月曜日
 駐車場:有(無料)
 アクセス:JR常磐線「常陸多賀駅」から徒歩約5分
2020年に国内でCOVID-19が猛威をふるい始めてから早1年以上。緊急事態宣言は解除されましたが、いまだ落ち着かず、すべての世代で我慢を強いられる日々が続いています。医療従事者の皆さま、生活を維持するための職に従事されている皆さまへの感謝はもとより、すべてのかたへ「もう少し、お互いに頑張りましょう」。さて、この取材はワクチン接種(2回)が済み、検査にて陰性判定が出た最小限のスタッフで、しっかりと消毒をしながら行なっております。文中にてマスク未着用の写真が数枚ありますが、撮影時のみ外しておりますことをご了承ください。また、この記事は「いま、旅行に行くことを推奨」している記事ではありません。

著者プロフィール

生江 凪子 近影

生江 凪子

クルマ酔い防止で車外のクルマを見て育ち、気づいたときには取得した幼稚園免許/保育士資格を使うことな…