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期待に違わぬウルトラハードさを想像を超えて強力に実現!
洗車の基本といえば付着した汚れを確実に落とすこと。その意味では撥水やワックスといった機能を持たせたシャンプーではなく、洗浄力に特化したカーシャンプーは、完璧な洗車を目指すユーザーには理想的なアイテムと言えるだろう。
その点で注目なのが、確実な洗浄効果に定評があるウルトラハードシリーズから誕生したウルトラハード2WAYシャンプー。ボディに付着した雨染みやウォータースポットから、ガラスの油膜なども簡単に除去してしまう優れものなのだ。
2WAYの名の通り、2つの使い方で汚れを駆逐してくれるのは見どころ。通常のカーシャンプーのようにバケツで希釈するだけでなく、頑固な汚れに対しては原液を使用して汚れを直接アタックできるのである。シャンプー洗車で落ち切らないような固着した汚れも、原液を使うことでサッパリと落とすことが可能。専用クリーナー並みの効果も得られるため、これ1本でどんな汚れにも対応できる、まさに究極の汚れ落としなのだ。
ヒット続きの人気シリーズに待ち受ける高い期待とそれを乗り越えるに至る自信
それまでも家庭用として広く知られていたウルトラハードが、クルマ用にシリーズ展開を開始したのは2019年のこと。登場以来ヒットを連発してラインアップを拡充するなか、数年前から着々と準備されてきたものこそ本製品になる。
「当然のことながら、洗車の入口はシャンプーだよねという話になるわけです。それまではなかったものですから、さすがにまずいよねというところで開発を始めました(久保田氏)」
それは、発売に先駆けること、約2年ほど前のことになる。
「ウルトラハード自体、お客さんの期待値がすごく高いんですね。だからこそ、色々な方向性があるなかでも、本筋である“諦めていた汚れを落とせること”に主眼を置きました(久保田氏)」
家庭用洗剤での知見もあり、高い期待に超えられるだけの技術的な目星はついていたものの、初の試みだけにとまどいもあったという。
「私自身、家庭用の洗剤を20年近くやってきましたので、その見地から言えば、キレート剤を使ってアルカリ性を強くすれば水アカは落ちやすいというのは分かっていたんです。ただ自動車用となると、ただ強い洗剤を作るだけじゃなくて、ボディにも優しくなくちゃいけない。そこでちょっと一旦頭を抱えたところはありますね(迫氏)」
いわば、矛盾である。
「両立する可能性としては、キレート剤とセラミックパウダーの組み合わせでなんとかなるんじゃないかなと思っていました。ただセラミックパウダーも、洗浄力が強いものはボディにキズが入っちゃうし、キズが入らないものは洗浄力がないというところで、矛盾を抱えてたんです(迫氏)」
そんな時に、違う製品の開発で思わぬ発見もあった。それが、マイクロセラミックパウダーの存在である。
「マイクロってついてるぐらい小さいのでキズはつきづらいんですが、そうなると洗浄力はどうかなと。ダメ元で試してみたところ、それはもうすごく洗浄力が上がりました。マイクロセラミックパウダー単独だとそうでもないんですけど、キレート剤と組み合わせるとめちゃくちゃ洗浄力があがり、なおかつボディにキズがつかない。これだ!と思いました(迫氏)」
秀逸なのは、この高い能力をボディ色を問わずに使えることだ。
「普通はホワイトとダーク系で分けるじゃないですか。なんで分けるかと行ったら、研磨剤の量や硬さ、大きさで分けるためです。ただウルトラハードは、シリーズ的にほぼ全色対応で行っている。本製品でそれを可能にしたのが“粒度分布”という我が社の特許技術です。その知見がなければ全色対応でキズをつけずに仕上げることは難しかっただろうと思います(久保田氏)」