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2024年4月の第3土曜日にそれまでの『No.94 いすゞ エルフ 橋梁点検車』に替わって『トミカ』に仲間入りしたのが『No.94日産 セレナ』です。セレナは1991 年の初代発売以降30 年もの間、時代とともに移り変わる家族のカタチに常に寄り添い、「家族のためのミニバン」としてファミリー層を中心に高く支持され好評を博してきた、日産を代表するミニバンです。
現在は2022年にデビューした、初代から数えて6代目にあたるC28型が最新型で、今回、『トミカ』となったのも、そのC28型をモデル化したものと思われます。このC28型は、初代から受け継がれる“BIG”、“EASY”、“FUN”のコンセプトに代表される室内空間の広さや利便性はそのままに、移動時の快適性を追求し、最先端技術の搭載や様々な機能の充実を図ることで、家族との大切な時間を思い切り楽しむことが出来るミニバンとして、さらなる進化を遂げています。
特に、新たに設定された最上位グレードの『e-POWER LUXION(ルキシオン)』では、ミニバン世界初搭載となる、ロングドライブをサポートする先進運転支援システム『プロパイロット2.0』、室内の静粛性と運転の快適性を実現する新開発のe-POWER 専用エンジンと組み合わせた第2世代『e-POWER』、クルマ酔いをしづらくするための工夫など、数多くの日産が誇る先進技術が搭載されています。
さて、C28型セレナの外観は親しみやすさを感じながらも、より上質でモダンな要素が取り入れられています。加えて、『e-POWER LUXION』と『ハイウェイスター』は、ダイナミックで力強い走りを想起させる印象的なデザインに仕上げられています。また、すべてのランプがLED 化され、先進性と美しさが徹底追及されています。
インテリアは、先進的で上質な広々とした空間を意識しながらも、細やかなこだわりが詰め込まれています。運転席は視界を遮る凹凸を減らすことで視界が開け、運転のしやすさが向上されています。シフトには日産初となるスイッチタイプの電制シフトが採用され、スッキリとした見た目と分かりやすい操作性が実現されています。
また、「ミニバンNo.1」の室内の広さにより、家族全員がゆったりくつろげます。さらに、運転席の足の通過スペースを先代モデルより120 ㎜拡大し、運転席と助手席の間の移動をよりしやすくしています。また、シートスライド機構を3列目にも標準装備したことで、8人フル乗車でもゆったりとした座り心地を実現、マルチセンターシートも進化させ、e-POWER車でも8人乗りを実現しています。家族で使用するシチュエーションに合わせて、7人乗りと8人乗りとを自由自在にアレンジできます。シート自体は素材の高級感と、お菓子などの食べかすが隙間に入り込みにくく、飲み物などをこぼしてしまった時もふき取りやすいなどの機能性を両立させた家族思いの仕様となっています。
e-POWER車には新開発の1.4L e-POWER 専用エンジンを組み合わせた第2世代『e-POWER』を搭載、エンジンの作動音を抑制するとともに、よりパワフルで気持ちの良い加速性能を実現しています。さらに、車両状態や走行環境に加え、ナビと連携しながらエンジン作動タイミングを制御する世界初のエネルギーマネジメント技術を搭載することで、エンジンの作動頻度を低減させ、高い静粛性を実現しています。また、車体の遮音性能を大幅に高め、後部座席の乗員とも会話のしやすい静かさを実現しています。
さらに、第2世代『e-POWER』と高剛性サスペンションが車体の動きをなめらかにし、新開発のシートが車体の揺れの伝達を抑え、クルマ酔いにつながる頭の急な揺れを抑制します。また、アクセルペダルだけで車速を自在にコントロールできる『e-Pedal Step』の操作性も向上させています。加えて高剛性ステアリングの採用により操縦安定性を高め、ミニバンが苦手とする横風を受け流す車体構造によりふらつきを抑えることで、高速でも安定した走りを実現しています。さらに、見晴らしがよく開放的な視界や、最適な位置に配置された後席専用モニターなど、視覚的にもクルマ酔いの低減が図られています。ミニバンNo.1の運転席の視界の広さは運転のしやすさの向上にも貢献しています。
先進運転支援技術『プロパイロット』は全車標準装備ですが、先述のように最上位グレード『e-POWER LUXION』には最新の『プロパイロット2.0』が標準装備され、長距離運転におけるドライバーの負担を軽減。また、前方障害物を回避する際、ドライバーのステアリング操作を支援する“衝突回避ステアリングアシスト”や、一度駐車した場所を駐車枠として記録することが出来る、メモリー機能付きの“プロパイロットパーキング”を日産車初搭載しています。これは記録した駐車位置に近づくと、ボタン一つでステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御するため、駐車が苦手な方も安心の機能です。さらに『e-POWER LUXION』に搭載された“プロパイロットパーキング”は、リモコン操作で車の出し入れが可能となるため、狭いスペースでの乗り降りや荷物の出し入れをスムーズに行なうことが可能となっています。バックドア全体を開けずに荷物の出し入れが可能なデュアルバックドアとの組み合わせで、使い勝手がより向上させられます。また、ドア開口時のサイズを見直すことで、より狭い駐車スペースにおいても使用できるようになっています。
全席にスマートフォンや財布などを置ける小物置き場を設置、500mlの紙パックが入るカップホルダー、USB の設定、車内Wi-Fi や乗る前エアコン設定などにより、おでかけの車内も快適に過ごすことができます。エアコンの操作には、直感的に使いやすい先進的なデザインのタッチパネル式オートエアコンを採用、運転席、助手席、後席で別々に温度設定ができる独立温度調節機能を採用しています。また、e-POWER 車には100V AC 電源(1500W)をオプション装備。アウトドアにおける家電製品の稼働や災害時等の非常用電源として使うことが可能です。
『トミカ』に加わった『No.94日産 セレナ』は、C28型セレナの中では3ナンバー車格となる『ハイウェイスター』系の外観デザインから、最先端機能がフル装備された、e-POWER車の最上級グレードとなる『e-POWER LUXION』を再現しているものと思われます。実車の魅力が上手く再現された1台、コレクションに加えてみてはいかがでしょうか?
■日産 セレナ e-POWER LUXION (2WD) (『トミカ』モデル車種と同一規格ではありません)
全長×全幅×全高(mm):4765×1715×1885
ホイールベース(mm):2870
トレッド(前/後・mm) :1475/1485
車両重量(kg):1850
エンジン形式:HR14DDe型 水冷直列3気筒DOHC
排気量(cc):1433
エンジン最高出力:72kW(98ps)/5600rpm
エンジン最大トルク:123Nm(12.5kgm)/5600rpm
モーター型式:EM57型交流同期式
モーター最高出力:120kW(163ps)
モーター最大トルク:315Nm(32.1kgm)
トランスミッション:CVT
サスペンション(前/後):ストラット/トーションビーム
ブレーキ(前後) :ベンチレーテッドディスク
タイヤ(前後):205/65R16 95H
■毎月第3土曜日はトミカの日!
毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2024年4月の第3土曜日には、上でお伝えしているように、それまでの『No.94 いすゞ エルフ 橋梁点検車』に替わって『No.94日産 セレナ』が登場します。『No.94日産 セレナ』には、初回出荷のみの特別仕様(特別色)もあります。また、それまでの『No.84 レクサス RC F パフォーマンスパッケージ』に替わって『No.84 トヨタ クラウン 個人タクシー』が登場します。