トヨタのコンパクトSUV「ライズ」に1.2ℓハイブリッド仕様「e-SMARTハイブリッド」が追加!

11月1日、トヨタはコンパクトSUV「ライズ」にハイブリッド車の追加を含む一部改良を実施し、同日発売した。税込車両価格は170万7000円〜232万8000円。

「e-SMART」はエンジンで発電し、その電力を用いて100%モーターで走行するシリーズハイブリッド。WLTCモード燃費は28.0km/ℓ

ライズ Z(ハイブリッド)

このたびの一部改良で追加設定された1.2ℓハイブリッド仕様には、新開発となる「e-SMART(イースマート)ハイブリッド」を採用。車両には、82ps/105Nmを発する発電専用のエンジンとモーター、リチウムイオンバッテリー(4.3Ah)を搭載。エンジンで発電した電力を用いて、100%モーターで走行するシリーズハイブリッド方式だ。

「e-SMARTハイブリッド」システムイメージ

モーターは106ps/170Nmを発揮し、走り出しから最大トルクを発揮するモーター駆動ならではのレスポンスの良さやなめらかな加速により、電気自動車のような走行フィールが体感できる。

S-Pedalスイッチ
ECO走行モード制御

同モデルではまた、アクセル操作のみで車速のコントロールが可能だ。加減速を繰り返す街中や下り坂などで、アクセルからブレーキへの踏みかえ頻度が減り、ドライバーの負担を軽減しつつ軽快な走りを実現。WLTCモード燃費は28.0km/ℓをマークする。

ライズ Z(ハイブリッド)

ハイブリッドモデルの追加以外では、FF車のエンジンが従来の1.0ℓターボからクラストップレベルの熱効率を実現した新開発の1.2ℓエンジンに変更された。これにより、低燃費(WLTCモード20.7km/ℓ)と高い動力性能を両立。低速域での加速性も向上している。ちなみに、4WDシャシーを組み合わせる1.0ℓターボ車のWLTCモード燃費は17.4km/ℓ。

ライズ Z(ハイブリッド)

そして、予防安全機能「スマートアシスト」は全車に標準装備された。夜間の対歩行者検知を可能とした衝突警報および衝突回避支援機能の拡充に加え、標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)で見逃し予防をサポートする。さらに電動パーキングブレーキの採用により、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)に停止保持機能が追加され、長距離運転時の渋滞なども快適にサポートする。

ライズ Z(ハイブリッド)
ライズ Z(ハイブリッド)

そのほかでは、キーを持って施錠状態の車両に近づくとルームランプが点灯するウェルカムランプ機能を標準装備したほか、ハイブリッド車には、降車後の足元を照らすヘッドランプ点灯延長機能を標準装備。さらに、アクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付)を設定。ボディカラーには、スムースグレーマイカメタリックが設定された。

アクセサリーコンセント(AC100V・1500W/1個/非常時給電システム付)
ボディカラー:ブラックマイカメタリック×スムースグレーマイカメタリック
●トヨタ「ライズ」モデルラインナップ
【1.2ℓガソリン(87ps/113Nm)車】
・X:170万7000円(FF)
・G:185万7000円(FF)
・Z:203万9000円(FF)
【1.0ℓガソリンターボ(98ps/140Nm)車】
・X:198万4800円(4WD)
・G:213万3700円(4WD)
・Z:229万9200円(4WD)
【1.2ℓハイブリッド(106ps/170Nm)車】
・G:216万3000円(FF)
・Z:232万8000円(FF)
※価格は消費税込み

●トヨタ公式サイト「ライズ」

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