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基本的な汚れ落としはもちろん、+αの機能性にも注目!
まずはコストパフォーマンス。1本当たりの価格で比較するのではなく、1本で何台分のボディが洗えるのかをチェック。そこから1台当たりの価格を算出して比較するのがポイントだ。
次にチェックするのが濃縮タイプか、原液使用タイプかということ。前者はバケツなどで水に薄めて使用するため、少々手間は掛かるものの少ない容量で多くの台数が洗えるのがメリット。対して原液使用タイプは、水で薄める手間を掛けずにそのまま使えるのが大きなメリット。どちらも一長一短があるので、自分の洗車スタイルに合わせて選ぶといいだろう。
そして最後が、ワックス掛けや撥水コーティングなどの+αの機能。単体での作業に比べると、効果の持続期間はそれほど期待できないが、時間をかけず手軽にできる点が大きなアドバンテージ。1回の洗車に時間をあまり掛けたくない人にこそ、コートorワックスインシャンプーはお勧めのアイテムなのだ。
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1回の洗車時間を短縮できるので時短派には絶対オススメ!
今回テストした4アイテムのコスパは、濃縮と原液使用とタイプが異なる『ソナックス』と『リンレイ』がほぼ互角、そして『AQ.』の2アイテムの単価の安さが際立っていた。オートバックスのプライベートブランドということで価格の安さも納得だ。
撥水コーティングかワックス効果かは好みによって分かれるところだが、ワックス掛けでも水弾き効果は十分あるので、ツヤや輝きを重視したいならワックスイン、しっかりした撥水効果を望むなら撥水コーティングのセレクトがオススメだ。
効果の持続に関しては各メーカーの発表スペックではおよそ1〜2ヵ月程度と、別々に施工した場合に比べて短いのは致し方ないところ。しかし洗車するだけで撥水コーティングやワックス掛けもできるのは、時短派には大きなメリット。1ヵ月に1度は必ず洗車するけれど、洗車時間そのものはなるべく短く済ませたい。そんな人にこそコートorワックスインシャンプーはお勧めなのだ。
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濃縮タイプのコートインシャンプー。強力な撥水被膜が形成されて水玉になってもすぐに流れ落ちる。1本当たりの洗車可能台数は普通車約20台、1台当たりの単価は約206.5円。撥水効果の持続時間は1〜2ヵ月。
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洗車するだけでツヤと撥水性が約2ヵ月間も持続するワックスインシャンプー。『白艶』には超微粒子パウダー(SFCP)、『黒艶』には特殊シリコーン成分(HVSi)、『銀艶』には超撥水成分(MQ−SiR)と、塗装色によって異なる成分を配合。原液使用タイプで1本当たりの洗車可能台数は普通車約5台、1台当たりの単価は約196円。
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カルナバロウやシリコーンなどの配合により、シャンプー洗車するだけで深いツヤと輝きのワックス仕上げが行えるワックスインシャンプー。原液使用タイプで1本当たりの洗車可能台数は普通車約6台、1台当たりの単価は約83円。効果の持続時間は最大約2ヵ月。
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シリコーンレジン配合により、洗車するだけで最大2ヵ月間撥水コーティングを持続できるコートインシャンプー。原液使用タイプで1本当たりの洗車可能台数は普通車約6台、1台当たりの単価は約83円。