日常からオフタイムまで気軽に使えるコンパクトサイズの簡易キャンパー

横浜市のキャンピングカーショップ「ロッキー2」が出展したのは、新型ホンダ・フリードクロスターをベースとした「FREED MV(Mountain Village)」。ベースは5人乗りの2列仕様で、簡易キャンパーではあるものの、大人2人がゆったり就寝できる長さ1800×幅1270mmのベッドスペースを確保できる。Bセグメント級では最大級のベッドスペースを謳っている。ベッドマッドはセパレート式になるため、1人就寝の場合は、片側に設置して大きな荷物も積載可能。ベッドフレームは、ストッパーで固定可能で安定したベッドになり、床下には電装品やFFヒーターをコンパクトに収納できるのも特徴だ。さらに、ベッド下は収納スペースになる。

テールゲートを開けると、両サイドにキャビネットが設置されていて、右側の上部は、スパイスラックなどに使えるスペースになっている。さらに、サイドには「フレキシブルテーブル」の移動式レールがジョイントされているほか、5連スイッチパネルやボルトメーター、USBポート、AC100Vコンセントなどの電装関連も一括管理できる。左側には上段ラック、下段オープントレーを配置し、小物を収納できるほか、軽作業も可能だ。

対座ダイニングスペースにも対応し、脱着可能なフレキシブルテーブルは、スライドレールを採用することで、前後に移動できる。リヤゲート部にも装着可能なのでアウトドアテーブルとしても使用できる。車両本体価格は398万円〜で、旧型のフリード+(プラス)は、車両持ち込みでの架装に対応している。そのほか、「テールゲートストラップ」、「テールゲートタープ」、「プライバシーシェード」、「ルーフラック」などのアウトドア関連のオプション、「シートバックテーブル」、「マッドガード」、「ドアバイザー」、「フロアカーペットスタンダード」などのスタイリングアクセサリーも設定している。

新型になったホンダ・フリードは、ハイブリッドの「e:HEV」も純ガソリン車も動力性能や静粛性、乗り心地など走りを全方位で磨きあげていて、デビューの新しさも含めて、Bセグメントのハイト系モデルでは、現時点ではベストチョイスといえる仕上がりになっている。日常使いは4人、5人での移動をこなし、休日にはキャンプや各種アクティビティまで対応してくれるちょうどいい相棒になってくれるだろう。
