2026年型「ホンダ・パスポート」が発売!歴代最高のオフロード性能と充実した車載システムを搭載し、約687万円から!【北米】

北米市場で高い人気を誇るSUV、ホンダ・パスポートが2026年型モデルに刷新された。米国で設計・開発された新型2026年型ホンダ・パスポートおよびパスポート・トレイルスポーツは、「ボーン・ワイルド」というコンセプトを基に、パスポートが提供するタフなスタイルと冒険心を掻き立てる性能が全面的に再構築されている。V6エンジンとトルクベクタリング i-VTM4 フルタイム四輪駆動システムなどの標準装備を満載した2026年型パスポートは、非常に充実した装備と性能を備えた3つの主要な仕様(RTL、TrailSport、初登場のTrailSport Elite)で提供される。車両価格は 4万4750ドル(≒687万円)からとなっている。

新しいフロントエンドでパワフルなスタンスを強調

パスポートの新しいフロントエンドは、大胆なグリル、長いボンネット、アグレッシブなフードスクープを備え、力強くパワフルなデザインに変更。トレイルスポーツモデルには、独特なアンバー照明を特徴とする新しいLED DRLシグネチャーが採用されている。ダッシュからアクスルまでの比率が高められたタフで野心的なデザインで、「PASSPORT」の文字がフロントフェイシアとスチール製テールゲートに堂々と刻印されている。フレアフェンダー、ワイドなトレッド、そして全パスポートに装備された31インチのタイヤを履く18インチのホイールが、パワフルなスタンスを強調する。

モデル初の第2世代トルクベクタリングi-VTM4を搭載

2026年型パスポートは、トレイルスポーツに真のオフロード性能を与えることを目的として、堅牢なホンダの小型トラックプラットフォームをベースに開発されている。その設計の重要な要素は剛性の強化であり、フロントの横剛性を72%、リヤのねじり剛性を50%向上させたことにより、パスポートラインナップ全体の乗り心地、ハンドリング、全体的な洗練性も向上されている。ホイールベースは2885mm(+64mm)に延長され、乗り心地と直進安定性が向上。また、大幅にワイドになったトレッド(フロント+33mm、リヤ+38mm)により、コーナリング時の安定性が改善されている(編集部換算値)。

全グレードに、新型24バルブDOHC 3.5L V6エンジンを搭載。このクラスで最もパワフルなエンジンのひとつであるオールアルミニウム製V6エンジンは、最高出力285PS/6100rpm、最大トルク355Nm/5000rpmを発生。さらに、モデル初の10速オートマチック・トランスミッションにより、パフォーマンスが向上している。ステアリングホイールにはマニュアル操作が可能なパドルシフトが標準装備される。

オフロードや悪天候時の性能を向上させるため、パスポートで初めてホンダのトルクベクタリングi-VTM4全輪駆動システムの第2世代が採用されている。第2世代システムは現行のパイロットに初めて搭載されたもので、トルクを40%多く処理でき、レスポンスが30%速い強力なリヤドライブユニットを搭載しており、あらゆる走行状況下で最適なトラクションを実現する。ドライブモードは、ノーマル、スポーツ、エコノミー、スノー、サンド、牽引、トレイルの7つが標準装備されている。

新トレイルウォッチ・カメラシステムを搭載し、オフロード性能を追求

インテリア空間も大きく改善され、後部座席のレッグルームは33mm拡大。リアシートを倒すことで、最大2961L(+107L)もの巨大な空間を作り出すことができる。車載システムには、10.2インチのフルデジタルドライバーインストルメントディスプレイ、54%大型化されたセンタータッチスクリーン(12.3インチ)、Google内蔵、ワイヤレスApple CarPlayおよびAndroid Autoとの互換性など、これまで以上に標準装備が充実している。

車内の収納スペースも拡大され、2段式ドアポケット、スマートフォン2台を並べて収納できる大型マルチユーストレイ(シフター前方)、フルサイズのタブレットを収納できる大型コンソールボックス、そして助手席側の賢いインパネシェルフが装備されている。車内には10個の大型カップホルダーが装備されている。

トレイルスポーツ・エリートに標準装備されている新しい「トレイルウォッチ」カメラシステムは、4つの外部カメラを使用して4つのカメラビュー(前方、後方、側面、360度)を提供し、タイヤの賢い配置グラフィックとともに、ブラインドクリフ、深いわだち、トレイルの端など、傾斜や近接による自然な視線外の障害物をドライバーが回避するのに役立つ。

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