日産はインドをグローバル生産・輸出の拠点と位置付け「マグナイト」をはじめとする商品ラインナップを通じて、アフリカ・中東・インド地域における事業を拡大する方針

「マグナイト」は、今年1月下旬、約2900台をラテンアメリカ市場へ初出荷され、続く2月には、中東、北アフリカ、ラテンアメリカ、アジア太平洋地域向けに輸出。合計で7100台超を数えている。3月末までに左ハンドル仕様の輸出は累計1万台を超える見込み。右ハンドル仕様も、すでに南アフリカ市場などに向けて出荷されている。


インドのチェンナイ工場で生産される「マグナイト」は、2020年12月の発売以来、累計販売台数は17万台を突破した。2024年10月のマイナーチェンジでは、より洗練されたデザインや先進技術、高効率なパワートレインを採用し、安全装備も追加。今後は65以上の市場向けに輸出を予定しており、インドから世界へ向けた日産の輸出戦略の中核を担う。

マグナイトは全長3994×全幅1758×全高1572mm、ホイールベース2500mmのコンパクトボディの持ち主。72ps/96Nmの1.0Lまたは100ps/160Nmの1.0Lターボエンジンを搭載する。トランスミッションは5速MT、5速自動MT、CVTが設定されている。

日産は中期経営計画「The Arc」において、インドをグローバル生産・輸出の拠点と位置付けており、「マグナイト」をはじめとする商品ラインナップを通じて、アフリカ・中東・インド地域における事業を拡大していく方針だ。