軽い、安いは絶対正義!スーパーカブ110 MF BIKES編集長が選んだ3台は?

ちょっとわがままなバイク編集者が選びました|2021年に欲しくなったバイクはこの3台

往年のモデルから発売前の最新モデルまで、1年間で70台以上のバイクを撮影してきました。そのなかで思わず「これ欲しいかも」、と思ったバイク3台をご紹介しましょう。
なお、筆者の基本スペックは、「運転は特段上手じゃない(むしろ下手)」「ツーリングは好きじゃない」「免許は普通二輪」です。

キャンプブームやツーリングブームの後押しもあって、800cc、1000ccクラスのツアラーやアドベンチャーモデルが人気を集めています。賑わいをみせつつあるバイク業界ですが、これらの流行モデルは今回取り上げる3台には入りません。

なぜなら私の用途に適したモデルは、

・運転が上手じゃないので、軽いバイクが好み。
・ツーリングはあまり好きではない。
・東京駅まで50kmのほどよい田舎暮らしなので、林道、未舗装路を走ることが多い。
・1日の移動距離は長くても100km程度。

さらに、

・前傾姿勢のバイクは首、腰、尻が痛くなるでNG。

なので、スポーツバイク系もちょっと苦手。
わがままなリクエストが多く、一般的なバイクジャーナリストやバイク編集者の皆様とは趣がちょっぴり異なってしまうことはご了承ください。

その1:ホンダ・CRF250L/599,500円

頼れるオン/オフモデルは寄り道、わき道が大好物!

こちらがスタンダードモデルとなるCRF250L。なお、CRF250L RALLYは741,400円。

2020年末にフルモデルチェンジしたCRF250シリーズのシート高が低い方。

シリーズ全般を通して素晴らしいバイクなのは、モーターファンBIKESでのインプレ記事本数の充実ぶりからもお分かりかとは思います。が! CRF250Lの足つき性は、身長180cmの筆者は両かかとべったり。足場の悪いシーンでは群を抜いた安心感に思わずにんまりです。

140kgの車両重量はめちゃ軽!とは言えないものの、新設計のフレーム&スイングアームのおかげで前モデルから4kgのマイナスは高評価。前後260mmのサスペンションストロークは、未舗装路をのんびり走る私にとって十分な性能です。

見た目的にはRALLYの方が好きですが、CRF250Lより12kg重いのが難点。加えて大型のシュラウドを装備しているためかエンジン音が一回り大きいように感じました。これらの理由から同シリーズのなかでも、スタンダードモデルのCRF250Lが最も好み!という結論になりました。

CRF250L〈s〉はシート高830mm。写真はライダー身長175cmの例。
CRF250L〈s〉はシート高880mm。写真はライダー身長175cmの例。身長180cmの筆者の場合、両かかととも着地するが、それでも少し心もとない。
主要諸元:排気量 249cc/車両重量140kg/シート高830mm/タイヤ フロント80/100-21M/C 51P ・リア120/80-18M/C 62P

その2:ホンダ・スーパーカブ110/280,500円

軽い、安いは絶対正義です!

2020年4月の灯火器基準に関する法規対応でテールランプのデザインが変更に。

抜群のルックスで人気のCT125ハンターカブ(排気量124cc)、エンジンのロングストローク化&高圧縮化で性能を高めたスーパーカブC125(排気量123cc)。これらの2台は、モーターサイクルらしい本格的な車体が自慢でちょっとした遠出にも耐えうるほど。ただし価格はいずれも44万円。土埃、泥、飛び石が舞う未舗装路を気ままに走るには躊躇する金額です。

その兄弟分となるスーパーカブ110は、109ccと控えめの排気量で装備もシンプルですが、ハンターカブ&C125に乗れば乗るほど、スーパーカブ110の魅力を再確認してしまう自分がいます。最高出力8.0PSと数値的には大きくないものの、幹線道路でも流れを十分にリードできるエンジンと、非力なライダーでも取り回しが容易な99kgの車体、前70/90-17・後80/90-17タイヤ&スポークホイールの軽快かつ衝撃吸収性の高い足まわり。これらのバランスが絶妙で、かつ価格も割と無理なく買えるレベル。スーパーカブ110は私にとっての「ベストカブ」と言っても過言ではありません!

狭い路地でもひらひら走れる、17インチの足まわり。自身がオーナーになった際は、デュアルパーパスタイヤやオフロード系タイヤに変更して、更なる走破性を手に入れるでしょう。
主要諸元:排気量 109cc/車両重量 99kg/シート高 735mm/タイヤ フロント70/90-17M/C 38P ・リア80/90-17M/C 44P

その3:BMW・C400X/870,000円〜

ゴージャス装備、シートヒーターに惚れた!

弱点は210kgの重量級ボディ。小回りが苦手、悪路も苦手とハードな用途には向いていませんが、「原付二種1台+BMW・C400X」もしくは、「自家用車1台+BMW・C400X」のような+αな場面での広い用途もそつなくこなしてくれる存在だと感じました。「便利」と「楽しい」が同時に手に入る、一石二鳥なバイクです。

なかでも決め手となったのは、小~中排気量のコミューターとしては希少なグリップヒーター&シートヒーターを標準で装備している点。バイクの弱点でもある冬の寒さを緩和してくれるので、本格的な冬向けウエアでなくても多少の距離なら気軽に走れます。

ライド・バイ・ワイヤやトラクションコントロールのASCといった最新鋭の装備を採用しているため、なかなかの価格設定ですが、兄弟モデルのC400GT(930,000円~)よりもリーズナブルです。

秋冬にありがたいグリップヒーターに加えて、小中排気量のバイクにとっては豪華な装備となるシートヒーターを標準採用。シートヒーターのオンオフ、調節はハンドル右手側のスイッチボックスで行う。
主要諸元:排気量 349cc/車両重量 206kg(燃料満タン時)/シート高 775mm/タイヤ フロント120/70R15 ・リア150/70R14

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著者プロフィール

山田 俊輔 近影

山田 俊輔

Motor-Fan BIKES 編集長1981年生まれ。身長180cm(モジャモジャを足すと185cm)。初めて…