現在はコンセプトの段階だが、同社が限定シリーズの生産を検討していることが注目されている。

MINIカントリーマンは、一般的に公道走行に特化したSUVと考えられているが、両社は過激でありながら公道走行可能なモンスターに仕上げたカスタムモデルへと進化させた。現在デジタルコンセプトとして公開されていますが、十分な関心が集まれば、台数限定で実現される可能性があるという。

両社は最近、新デザインのホイール、タイヤ、サスペンションリフト、目を引くオレンジ色のデカールなど、一連のアップグレードを含むMINIカントリーマン「X-Raidチューニング パッケージ」を公開した。しかし、これらの調整は単なるウォーミングアップに過ぎず、今回ラリーで優勝したX-Raidモデルにインスピレーションを得たバージョンに着手したようだ。

X-Raidによれば、実はこのアイデアはエイプリルフールのジョークとして始まったようだが、すぐに実際のプロジェクトへと発展したという。エクステリアのハイライトは、コンパクトSUVの幅を200 mm(7.9インチ)増やすフロントおよびリアのフェンダーエクステンションだ。ブルバーはフロントバンパーを軽微な衝突から保護し、グリルとルーフの追加のLEDはかなり相当な明かりを灯す。

ルーフラックは、スノートラック、フルサイズのスペアホイール、タンク2個などのオーバーランディング用装備を収納するための追加スペースを提供。さらに、Delta4x4は、リアサイドウィンドウにディフェンダースタイルの収納コンパートメントを追加し、ボンネットとテールゲートに装飾ベルトを追加している。ボディはオレンジ色のグラフィックが入ったマットグレーの色合いで仕上げられている。

足回りでは、高耐久全地形対応ゴムで覆われた18インチ「Delta4x4 Hanma」合金ホイールを装備、ラリー仕様のサスペンションと組み合わせることで地上高が50 mm(2インチ)高くなったことで砂利道以上の荒野の走行に対応する。

パフォーマンスのアップグレードについては何も言及されていないが、レンダリングから判断すると、ベースモデルは完全電動のMINIカントリーマンSE All4のようだ。このバージョンには、最高出力313ps/230kWを発生するデュアルモーターAWDセットアップが付属しており、66.5kWhのバッテリーで駆動、最大212マイル(341km)の航続距離を実現する。

この超オフロードバージョンの発売も気になるが、じつはMINI自体もカントリーマンの頑丈な冒険バージョンを開発中という情報を入手している。こちらは、正式販売前提で開発が進められているはずで、もちろん日本導入の可能性も高まるだろう。








