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とにかくプロに相談だ!
鉄板の床とゴムのマットしか装備されていない吾がジムニー(JA71C)はかなりうるさい。装備を見れば当たり前なのだが、低減できるものなら……と “静音” 製品に力を入れているエーモン工業に相談してみた。すると、なんとも良さそうな製品を紹介してくれた。さっそく試してみよう。
最初に簡易的ではあるけれど、数回、騒音状態を計ってみる。中央の白字が信号待ちでのアイドリング状態。73dB。右のオレンジの文字が最大79dB。時速は40km/h。これはフードブレンダーを耳元で聴いているくらいの騒音であるとの表示。これでは疲れてしまうのも当然だ。ちなみにデシベルであるが、6デシベル下げるとノイズは約半分になる計算だ。
騒音の侵入先は屋根もあるのだが、こちらは幌なのでどうしようもない。またピラーの風切り音、これもいたしかたなし。そこでフロアからの騒音に集中して対策していくことにする。
ミッション、トランスファー、そしてセンターブレーキ周辺からのノイズである。
エーモン工業製品でロードノイズ対策としてラインアップされているのは5種類。
ITEM No.8361 Aodea ロードノイズ低減シート〔フロア用〕
ITEM No.8362 Aodea ロードノイズ低減マット〔フロア用〕
ITEM No.8357 Aodea 静音シート〔ピラー用〕
ITEM No.8358 Aodea 静音シート〔パネル用〕
ITEM No.8359 Aodea 静音シート〔フロア用〕
そのなかから今回は、鉄板の振動を押さえるロードノイズ低減シート(No.8361)と、発生した騒音を吸収するロードノイズ低減マット(No.8362)をチョイスした。この二種類を使ってフロアからのノイズの軽減を試みる。
まずは施工する場所のサイズ計測。フロアやラゲッジルームの鉄板部の振動を抑えていこう。
ロードノイズ低減シートを貼り込んでいく。こちらの基材はアルミニウムで、特殊ゴム系粘着剤が使われている。サイズは約250×450mm、厚さ約3.1mm。従来品よりも厚みが約2倍に増えているのだそうだ。貼りやすいように45cmを6分割、75mm×250mmの短冊状に切りわけておく。
フロア全体に施工するものではなく、丁度、太鼓の振動板、大きく揺れていると思わしき場所に貼っていけばよい。もちろん、全体に施工すればその効果は絶大だろう。
次にNo.8362を敷き込む。こちらは吸音効果を狙った製品だ。ノイズの発生源を抑えるNo.8361と同じ静音効果を狙ったものではあるが、こちらは音を吸収する為のアイテム。両方を使うとより効果的。こちらは現在使っているフロアマットよりも多少小さめにカットして敷き込んでいく。
残すはラゲッジルーム、というか荷台。ここは脱着可能なように軽トラの荷台用のゴムを敷いてみる。荷台の型を取っていこう。次に鉛筆でゴムシートにマーキング。
ジムニー(JA71C)の荷室は幅が最長で約1200mm。長さは約900mm。ゴムシートを横に使う。カットにはデッドニングはさみを使用。これ、ゴムシートを切るのにも使えます。
カットしたゴムシートを荷室に敷く。ノイズ低減と荷物のずれ防止だけでなく、アウトドアグッズの保護にも役立つ。
さぁ、これでフロアからのノイズはかなり抑えられたはずだ。測定してみよう。すべての条件を同じにはできないが、アイドリング時で69dBと4dBも大幅にダウン!
見たら買わないわけには……
静かになったジムニー。楽しみである出先でのランチはなににしようか、と考えながら新しいナットを買いにホームセンターへ。
するとそこにニュータッチ「凄麺シリーズ」が数種類並んでいるではないか。見ると食べたくなるのはナゼだろう……と思いつつ、軽トラのゴムマットの黒に合わせて富山ブラックが良いな、とかごへ入れる。この富山ブラックの特徴は富山県の山元醸造の醤油と背脂。このシリーズは熱湯5分。3分ではできない。早く食べたいが、ちょい待ちだ。