置き型、スプレー、吊り下げ式…環境に応じて使い分け
虫対策というと、専らキャンプやレジャー用かと考えるかもしれない。けれど、洗車を始め、屋外作業に勤しもうと思えば、たとえその地が都市近郊でも、虫の出現は厄介なもの。夏場を過ぎ、秋口になってもこれは変わらない。夕暮れに掛かる時間帯ではなおさらだろう。
同じように見えて、着々と商品性をあげる洗車用品同様に、防虫品もより手軽にかつ効果的に進化を果たしている。かつての物より親しみやすく、そしてデメリットも小さいので、久方ぶりに使う人などは驚くかもしれない。
ディートやピレスロイド系のトランスフルトリンにプロフルトリンと、聞き馴染みない処方薬ながら、これらの配合が虫に効く。正しい使い方をすれば、その効果に疑うべき余地はない。
お馴染みの虫よけスプレーも、そのボトルに汎用品を充てるのではなく、手が小さくても持ちやすい専用品を充てているし、身に付けるだけで虫よけ効果を発揮するシート形状の商品形態もある。ガレージや軒先のような半屋内や、あるいは車内での作業のような場合は電池式の蚊取り器もいいだろう。
効果のほども確かなら、使いやすく、また長く使える専用処方も嬉しい。スプレーなら一度の処置で朝から晩まで効果が持続する特別処方が施されているし、身につけるタイプも、必要な時だけ薬剤シートを露出させる特別な容器が使われるほか、1日8時間の使用で約90日間も使うことができる。電池式なら1日8時間の使用でその使用期間は180日に達し、いずれも度々買う必要はなく、ヘビーユースでも1年に1度の購入で済むだろう。
洗車でもDIY作業でも、屋外作業は没頭して行なうほどに楽しく、そして作業もはかどる。虫の出現は集中力を削ぐばかりか、不快さまで生じさせるため、できるだけ避けておきたい。クルマ好きにおいて、秋口はクルマいじりのベストシーズン。今から入手したとしても、決して遅くはないはずだ。