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〝ジャーク理論〟採用のEDFC5はステージ問わず快適&快速無双!
万を持して発売されたテインEDFC5。モーター音が静かになり、液晶が見やすくなるなど進化を遂げた。しかし真骨頂は新たにジャーク制御が取り入れられたこと。といっても筆者のように理解不能なひとが大半だろう。そもそもジャークとはなにか? 端的にいうと「時間あたりの加速度の変化率」。ジャーク制御モードにすると、刻々と変化していくGの移り変わりに応じて減衰力が最適になるように自動調整してくれるのだ。
例えばカーブを曲がる時、ハンドルを切った瞬間にGが一気に立ち上がる。それに合わせてフロント外側の減衰力を高めてクルマの傾き(ロール速度)を抑制。対角線上にあるリア内側は柔らかくして荷重が抜けないように……といった具合。Gの変化に応じて4輪それぞれの減衰力を最適に制御してくれる。
論より証拠。その走りを体験すべくサーキットにやってきた。あいにくの雨に少々ビビりながら、まずはジャーク制御を効かせてコースイン。あれ、意外にちゃんと走れるじゃないかと徐々にペースを上げていく。数周したのちに減衰力を固定状態にしたら、驚くほどまともに走れなくなった。おなじ調子で運転しても、おなじ走行ラインをトレースできないのだ。てんてこ舞いになり、ようやくジャーク制御に助けられていたのだと気がついた。色々なクルマに試乗したが、車重のあるミニバンのほうがジャーク制御の恩恵が大きいと感じられた。最新ダンパー制御の実力、侮りがたしだ。
キャンバー調整もできるフルスペックモデル
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▷いまどきフットワークチューン まとめはこち
STYLE WAGON(スタイルワゴン)2023年8月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]