昨年末に発表された新型のC28セレナは、この春のe-POWERの登場もあってこれから盛り上がりそうな気配が濃厚な注目車種。実際にスーパースターでもセレナ用ホイールの問い合わせが増えてきているそうで、ノーマル車高でホイールだけを交換、という遊び方も今後、選択肢に入って来そうだという。
しかしここで問題が。実はこの新型セレナ、ハブがとにかく高いのである。日産車の伝統でもあるのだが、ハブの高さが40㎜もあり、ナットボルトよりもキャリパーよりもそのアタマの位置は高い。ここまで高いとハブリングを探すのも大変で、サイズだけを見て装着できると思っても、ハブが逃げなくて履けない、という可能性も少なくないから要注意だ。
ただしホイールによっては、ハイタイプのキャップが設定されていたり、センターカバータイプやセンターキャップレスなど、対応できるモデルも存在する。ハブを逃せるかどうか、よく確認して選択を。
ボディが大きくなったC28だからボリュームバランスなら20インチ
今回検証したのはC28セレナe-POWERのフルノーマル仕様。ノーマル車高でホイールだけを交換するというスタイルはかつては主要だった遊び方で、セレナのキャラクターも踏まえてその方式で3サイズを履き比べてみた。まずは20インチ、レオンハルト・ゲミュート。問題となるハブに関しては、実はゲミュートにはハイタイプのセンターキャップという設定があり、これは通常よりも厚みがあって、裏側がハブを逃せる凹型となっているため装着が可能。今回はスーパーローディスクにスペーサーを組み合わせたが、ローディスクならスペーサーなしで履けるためそちらもオススメだ。従来よりもC28はボディが大きくなったため、バランス的にはしっくり。インパクトもしっかり出せる。
装着タイヤ:ナンカンウルトラスポーツNS2(225/35)
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STYLEWAGON(スタイルワゴン)2023年10月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]