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独自のカーゴデッキスタイルでアウトドアライフを満喫
絶景スポットとして名高い四国カルストのワインディングロードにあって、週末ともなれば他県ナンバーで溢れかえるという知る人ぞ知るキャンプ場。その一角にポツンと佇む軽トラックの荷台には、今まさに沈み行く夕日を眺めながら焚き火を愉しむソロのおじさんが…(笑)。
そんな絶景ハンターであると同時に焚き火をこよなく愛するサンバー乗りが、「軽トラの荷台で薪ストーブ」の動画で大バズりしたというモンさん。さすがに今回の取材では季節柄、薪ストーブの出番はなかったもののSNSにアップした薪ストーブのリールは1400万回再生を記録。その際には世界中から多言語のコメントが押し寄せ、返信するのに翻訳も含めて嬉しい悲鳴をあげたのも良い思い出とのこと。
そんな世界との接点を作ってくれた動画は、サンバーの荷台に頑丈なフレームと幌を架装しての極寒車上泊。日本の軽トラならではのミニマムな荷台の上において、意外性ある本格派の薪ストーブの組み合わせがワールドワイドに刺さりまくったのだ。
余計な作業によるタイムロスがないので、道中のドライブも思う存分楽しめる!!
そんな「カーゴデッキスタイル」とは一体何なのか!? その答えは「トラックの荷台でキャンプ」を体現するもので、軽トラならではの開放感を味わいながら手軽かつスピーディにキャンプを愉しむことに他ならない。
かつてモンさんはハードカーゴ製のワークキャリアに市販のパップテントを吊していたが、車上泊をする度にテントを設営する作業に辟易。どうせなら常にテントを張った状態で走り回り、必要とあらばテントを開放する真逆のスタイルを思いつく。これを実現するためプロの幌屋(業務用トラックや船舶向けの専業店)に趣き、幌の生地から色味をチョイスし、ハードラックに吊すための形状をデザインしてオーダーメイド。あえてハードラックのパイプを露出させることでヘビーデューティー感を演出し、雨漏りさえもシャットアウトした完全無欠の幌テントを完成させたのだ。
結果、幌をテント状にした状態では軽バンよろしくのプライバシー性能や抜群の収納性を有し、両サイドと後方の幌を開け放てば圧倒的な開放感が得られるカーゴデッキスタイルを実現。また、それだけでは飽き足らず機密性を損なわないまま煙突を通す穴や後部のアオリに延長ラックを追加設定。今現在ウインターシーズンはテント内で薪ストーブ、その他のシーズンは荷台上での焚き火までも可能にしている。
調理から就寝まで荷台の上で完結するカーゴデッキスタイル、なんだかとっても斬新ですよね。
こだわりの映像はプロ並みのクオリティ
SPECIFICATION
●Models:スバル・TT2サンバートラック(平成16年式)
●Wheel:ハードカーゴ(14×4.5J +45)
●Tyre:ジオランダーAT-X(165/65-14)
●Suspension:自作2インチリフトアップ
●Exterior:ハードカーゴキャリア、オーニング自家塗装ミディアムグレー、リアあおり自作延長¥
●Interior:ロードスター用シート、モモステアリング
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KCARスペシャル ドレスアップガイド Vol.38 軽トラカスタムガイド
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]