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安定感やワイド感に明らかな違いが出る
ここでは、これまで紹介したボディキットの効果をビジュアルでわかりやすく比較するため、まったくの素の状態である「純正」アル&ヴェルと、実際にパーツを装着した「カスタム後」を複数の角度から検証比較してみた。まず分かることは新車登場と同時に発表されたディーラーオプションのエアロは、ガラッと激変する派手なものではなく「リーガルディグニティ」「GRパーツ」ともに、(ボディの大きさから考えば)とてもシンプルに見えるはず。
これはつまり、ベース車が新型アル&ヴェルであることが明確にわかるということ。本来の高級感や威厳といった特別なキャラクターは、エアロ装着後も変わることはない。ビギナーが心配する、カスタムを行ったことによる違和感ややり過ぎ感も恐らく感じないはずで、とてもさり気ない。大人がスマートに楽しむに最適な選択肢といえる。
【アルファード純正】
【アルファード・モデリスタ装着車】
純正オプションならではのクオリティの高さもポイント
「リーガルディグニティ」や「クールシャインキット」を手掛けるモデリスタも「GRパーツ」も共にディーラーオプションで、その製品精度は折り紙付きだ。オプションパーツといってもあくまで名前だけのハナシであり、クオリティは純正パーツに匹敵するほどハイレベル。当然ながら実装した際に隙間やズレ、ゆがみなどは一切ナシ。写真はモデリスタ製のサイドスカートと純正ドアとの接点を接写した様子だが、ツラツラ&ピッタリであることが分かる。知らない人が見れば、それが後付けパーツであることすら気が付かない!? と思えるほど狂いはない。精度の高さは確実な装着感にもつながる。脱落の心配もなしと、安心して楽しめる。
【ヴェルファイア純正】
【ヴェルファイア・GRパーツ装着車】
ディーラーオプションのカスタムはどうやってオーダーするの?
モデリスタやGRパーツのオプションパーツは、最寄りのトヨタ車を扱っているディーラーで新車を購入する要領で注文できる。車両と同時に注文するとローンがひとまとめにできる。今回紹介したボディキットでは、主要パーツが単品購入できずセット販売のみとなる点は注意したいが、価格は塗装済みとなっている(アルファードの一部カラーは別途塗装代が必要)。工賃はパーツで異なり、作業時間に応じて費用は変わるため確認したい。余談だが、一部パーツでは装着時に車両側の加工を伴う場合がある。そして見過ごせないのが保証。1年2万㎞など、しっかりとした保証が受けられる点もディーラーオプションパーツの大きな魅力。もちろん全品保安基準適合。胸を張って安心して使える。
STYLEWAGON(スタイルワゴン)2023年11月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]