SEMAショー2024では世界各国から様々なメーカー&ショップ系が集結し、日本からも多数のメーカーやショップが出展している。ここでは、スタイルワゴンでもお馴染みのカスタムブランドをピックアップし、メーカーのリアルな声も交えてお届けしよう。
HKS(エッチケーエス)
昨年創業50周年を迎えたトータルチューニングブランドのHKSもSEMAでの注目度は高く、今年はRZ34とFL5シビックタイプRと2台のデモカーを展示したほか、日本でも人気のハイパーマックス車高調や、過給機や吸排気などの性能アップパーツを多数用意し、世界各国のマーケット関係者に大きくアピールしていた。
Maker’s Voice
「日本と比べると、アメリカではよりパワフルで過激な仕様を求められる傾向があり、マフラーひとつにしてもハイパワーな製品が注目されます。日本での仕様は異なりますが、海外での反響も見ながら日本国内での製品開発にもフィードバックできるようにしています」
RAYS(レイズ)
日本を代表するホイールブランドの名門レイズブースには、TE37SAGA S-plusを装着したBMW・M2クーペに、グラムライツ57NRを装着したGRカローラ、ベルサスVV25Rを装着したテスラ・モデルYと、話題のNEWモデルを装着した欧・日・米のデモカーを展示するほか、レイズの多彩なシリーズラインアップを披露。また、SEMAショーに展示されていた他車両にも、レイズホイールを装着している車両が多く人気の高さが伺えた。
Maker’s Voice
「世界共通でボルクレーシングやグラムライツの評判が高いですが、ピックアップトラックなどにも、レイズオフロード(チームデイトナやAラップ)シリーズを装着してもらうことで、スポーツだけでなくトラック市場に向けても注目して頂けるように力を入れております」
KUHL RACHING(クールレーシング)
注目の新型に対応するボディキットをイチ早く手掛け、デザイン性に優れたヴェルズホイールなど、日本のドレスアップシーンを牽引するクールレーシング。SEMAショー2024では、JDMサロンブースに、新作ワイドボディキットを装着した60プリウスとGRスープラの2台を展示。マフラーやホイールなども揃えたコンプリートカーは、会場でも圧倒的な存在感を放っていた。
Maker’s Voice
「アメリカでは普段の足としても使われている60プリウスだけに、ボディキットや6連マフラーなどインパクトのある仕様は世界各国のベンダー、現地プロショップの方からも好印象でした。アメリカ開催ということもあり、南米・北米での評判も良く、コンプリートとしての提案も気に入っていただけましたね」
TEIN(テイン)
日本でもお馴染みの足まわりブランド「テイン」。人気のフレックスシリーズをはじめ、純正形状のエンデュラプロシリーズを展示するほか、減衰を電子制御するEDFC5なども注目を集めた。展示車両のタコマでお披露目されていた、別タンを備えるダンパーやアーム類など、らしさ溢れる色鮮やかな見た目も好印象で、性能面も気になるラインアップだ。
Maker’s Voice
「今年は日系スポーツカーやパフォーマンスカーに比べて、4×4やSUV系の注目度も高く、Zやタコマを展示したことで、スポーツと4×4/SUVの両マーケットの顧客がブースを訪問してくれました。アメリカ国内以外にも、中南米、ヨーロッパを含め多種多様な国の方が多く、例年以上に盛況していたと思います」
CUSCO(クスコ)
足まわりや補強系、駆動系と走りの性能アップに欠かせないパーツをラインアップするクスコ(キャロッセ)。同ブース内には、マフラーブランドの名門であるフジツボ製品やシートブランドのブリッド製品も多数展示されており、デモカー車両には海外でも注目度の高いGR86やWRX S4が用意され、クスコやフジツボ、ブリッドのパーツを装着しアピールしていた。
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STYLEWAGON(スタイルワゴン)2025年2月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]