当時欲しかったあのクルマをプレイバック! 【スバル・インプレッサ XV(GH系)編】

実は初代はコチラです! スバル・GH系インプレッサXV(2010年6月〜2012年2月)【当時は高嶺!? いま気になる中古車の新車当時レビュー】 

クルマ選びで迷うことのひとつが、新車か中古車のどちらを選ぶか。新車であれば、最新の機能を体感できるうえ、購入時にある程度自分好みにオーダーすることも可能。しかし現実的な予算を考えると厳しい場合も。一方、予算的にグッと抑えられるのが中古車だ。年式やクルマの状態によって金額は変わってくるが、新車当時買えなかった憧れのクルマが手の届く可能性もある。そこで、いま狙ってみたいクルマが登場した当時の仕様、そして試乗レポートをプレイバック。今回はスバル・インプレッサ XV(GH系)。主要諸元表付き! 全長・全幅・全高、室内長、車重、最高出力や最小回転半径、乗車定員をはじめ、燃料タンク容量までわかります。

ワイルドなスタイリングのクロスオーバーモデルを追加設定

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SUBARU/IMPREZA XV
スバル/インプレッサ エックスブイ(GH系) 2010年6月デビュー

この度、一部改良を敢行したインプレッサ。グレード毎の仕様・装備の見直しや新しいボディカラーの設定などによる商品力アップが主な狙いで、特に際立ったトピックはない。

ところが機を同じくして新しいバリエーション、インプレッサXVが登場した。インプレッサをより広く、新たなユーザー層にアピールするべく誕生したモデルだ。

エクステリアを見ても判る通り、インプレッサXVはノーマルの5ドアボディをベースにSUV的な要素を盛り込んだクロスオーバーテイストのルックスが最大の特徴だ。

フロントビューは、XV専用デザインのバンパー&グリルによって標準車とは一風異なる一体感を感じる顔つき。標準車より押し出し感も強い。

そしてもっとも目を惹くのはワイド感、ボリューム感タップリのホイールアーチだ。サイドクラッディングによるホイールアーチは、前・後バンパー~サイドシルとも連動しており、カッチリと引き締まった下半身からなるスポーツSUVテイストを巧みに醸し出している。

ホイールもXV専用となり、ダークハイラスター塗装の16インチアルミが標準だ。この下半身とのバランスを考慮して専用の大型ルーフスポイラー、ラダータイプのルーフレールを装着し、全体のバランスを整えている。意外なほどに違和感はなく、むしろインプレッサシリーズ全体のイメージアップを果たしそうな好感度の高いルックスだ。

インテリアは、シートの一部とステッチにブラウン色を採用し、標準車とは異なるスタイリッシュさをアピール。ドアアームレストとセンターコンソールリッドはシートと同じ素材の表皮をあしらい、やはりブラウンのステッチが施されている。

メーターは視認性の良いホワイトルミネセントメーターだ。

エンジンは標準車に準じた1.5L NAと2L NAの2タイプを設定。いずれもFFとAWDを用意している。ミッションはMTモード付き4速ATで、1.5Lには5速MTも設定されている。

足まわりは標準車よりも若干キビキビ感を出す方向でチューニングされており、ダンパー減衰力の最適化を行い、リアスタビライザーを装着。といっても標準車と極端に異なるチューンではなく、あくまでもルックスに主眼を置いたSUVテイストがインプレッサXVの本道。

そのため車高も足まわりそのものによる標準車との違いはない。

フロントグリル、フロントバンパーともに専用デザインで、一体感のある力強いフェイスを形成している。

ボディサイドまで回り込む大型のルーフスポイラーが、スポーティなリアまわりを演出する。

視認性に優れるホワイトルミネセントメーターを採用。メーカーオプションのオーディオ一体型ナビはボタンレイアウトをL 字配置に変更、操作性が高められた。

シートの一部とシートステッチにブラウン色を採用。またドアアームレストとセンターコンソールリッドにシートと同素材の表皮を使用するとともに、シートと同様ブラウンのステッチを施し、上質感を演出。

ホイールアーチ部にサイドクラッディングを装着し、フロントバンパーからホイールアーチ、サイドシル、リアバンパーまで黒色パーツを連続させることで精悍なスタイリングを実現している。

※記事の内容、価格、スペック等は2010年6月のデビュー当時のものです。その後の一部改良等で変更になっている可能性もあります。

※スタイルワゴン2010年8月号より

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