人気SUVの魅力を徹底研究! 過酷な環境でこそ進化を発揮するランドクルーザープラド

どこでも行ける、本格クロカンのオフロード性能とは?【トヨタ・ランドクルーザープラド_メカニズム解説 #001】

ランドクルーザープラドはトヨタが長年にわたって培ってきた悪路向けの技術が惜しみなく採用された、過酷な使用条件でこそ真価を発揮する本格クロカンだ。その高度なオフロードパフォーマンスは、日本はもとより世界的にも高い評価を獲得している。

頑強な作りと高度な機能で、タフな場面をものともしない

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ランドクルーザーの弟分で、クロカンSUVながらプレミアムな一面を持ち合わせている。LEDを採用したフロントのライトまわりのデザインは精悍な印象が漂う。後ろ姿もメッキの処理や造形との調和によって、都会的な雰囲気を醸し出している。堂々とした19インチタイヤは、煌びやかなホイールとバランスされて高級感が際立つ。

しかしプラドの本質は、ヘビューデューティの王様として世界に名を馳せるランドクルーザー譲りのオフロードパフォーマンスである。巷で流行のアーバンクルーザーに迎合することなく、オフロードの雄であることがとことん追求されていると言っていい。

モノコックが主流となった昨今のSUVとは一線を画すべく、シャシーはフレーム構造である。足まわりはハイラックスのようなリーフスプリングではなく、前後ともにコイルを採用してはいるが、ボディを構成する骨格はクロカンSUVらしくタフな用途が想定されているのだ。

ボディの頑強さに加え、悪路走破性は天下一品である。現行型にはトルセンLSDが組み込まれ、走行モードをシーンに合わせて5段階から選択できるドライブセレクトモードも備わる。悪路で頼もしい走りを見せるのはもちろん、舗装路においても優れた操縦安定性の確保に寄与し、快適性や走る楽しさを存分に満喫できるはずだ。

とは言うものの、圧巻なのは、泥濘地や瓦礫を踏破するための長い脚と、ダイヤルひとつで最適な走行モードを選べることだ。その一例が「クロールコントロール」だ。走行モードを低速4WDのL4に設定し進めば、アクセルを踏まずとも指定された速度で走り抜ける。これは感動的ですらある。

タフな走行条件を苦もなくクリアする走破性が持ち味な【オフロード性能】

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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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