360度から音が聴こえる「空間オーディオ」とは

一般的な2chのステレオ再生は、左のスピーカーから鳴らす音と右のスピーカーから鳴らす音で構成される音場。リアスピーカーがあってもフロントと同じ左の音と右の音を違う場所から鳴らしている構造だ。対する空間オーディオは、前後・左右・上下の方向に音を配置して、360度の音場を構築する。この音はこの位置から鳴らすという、位置情報を音に与えることで、あらゆる方向から音が聴こえるようになるのだ。スピーカーがない場所からも聴こえるの? と思うが、それが実現できるからDMH-SF1000は注目されているのだ。

DMH-SF1000には空間オーディオを体感するために、試聴用の音源が収録されている。

【動画公開中!】
DMH-SF1000の空間オーディオを体感!ステレオとは違う新感覚!

DMH-SF1000の空間オーディオを体感できる「「2026年夏 カロッツェリア新商品体験会」詳細は記事最下部へ

市販カーエレで初めて空間オーディオ対応を実現できた理由

空間オーディオ対応は、これまで車載カーエレになかったわけではない。が、ごく一部の高級車で採用が始まっている段階で、多くのスピーカーやそのクルマのためだけにセッティングされたシステムがあってこそ実現できていた。カロッツェリアが市販カーエレとして、ごく普通のフロント・リアスピーカーだけで空間オーディオ再生に対応したのは快挙であり、これまで、数多くのユニットやスピーカーで高音質を追求してきたカロッツェリアならではだ。空間オーディオ再生を実現した最大のポイントは、20年以上にわたる知見を活かした独自の「オートタイムアライメント&オートイコライザー」機能。音響特性を測定するマイクを使い、車内環境やスピーカーの距離を把握することで、誰もが手軽にプロのオーディオ技術者が調整したかのようなセッティングができるもの。これまで同ブランドのフラッグシップナビ「サイバーナビ」などで培われてきた技術だ。これを用いることで、どんな形状のクルマでも、スピーカーが4つしかなくても空間オーディオ再生に対応することができたのだ。もちろんこのマイクはDMH-SF1000に同梱される。

空間オーディオはApple Carplayで再生

空間オーディオはいくつかの規格があるが、DMH-SF1000が対応するのはDolby Atmos(ドルビーアトモス)。最も一般的な規格と言われていて、Apple MusicやAmazon Musicなどの配信サービスで採用されている。いまヘッドフォンなどでも空間オーディオ対応モデルが注目されていることもあり、Apple Musicでは、空間オーディオというカテゴリもあり、曲も豊富だ。DMH-SF1000で再生をするには、Apple Musicアプリで配信されているDolby Atmos楽曲をApple Carplayで再生することが条件となる。

空間オーディオを再生するには、iPhone、Apple Musicアプリ、Dolby Atmos楽曲が必要となる。

ステレオ音源でも空間オーディオのように聴ける独自機能も搭載

Dolby Atmos音源以外でも、3次元的な音を楽しめる新技術「ステレオスペーシャルサウンド」も搭載。これは、Apple CarplayやAndroidAutoで再生された一般的なステレオ音源を、独自の音場処理によって3次元化する技術で、Dolby Atmosに対応していない楽曲でも、音場の広がりや立体感のある空間オーディオ表現を体験できる。通常の楽曲に加え、YouTubeといった動画配信サービスの音も空間オーディオ表現にすることが可能(動画はスマホの画面に表示)で、ライブ映像などをより臨場感たっぷりに楽むことができる。空間化の設定値をLow/High/Maxから選択が可能なので、自分好みの音の広がりを選ぶことも可能だ。
※運転中のスマホ注視はNG

ステレオスペーシャルサウンドは、レベル調整が可能。ON/OFFはホーム画面のショートカットキーにも設定されている。

10.1V型大画面でも多彩な車種に取り付け可能

空間オーディオ再生対応に注目が集まるが、ディスプレイオーディオとしての基本性能も高い。画面は10.1V型HD。黒色の再現性に優れるNormally Black方式のHDパネル(1280×720)を採用。さらに高透過率の静電容量方式タッチパネルに高輝度LEDバックライトも搭載し、画質は精細で綺麗だ。画面上部には音楽やナビアプリに連動して光る「ルミナスバー」を搭載。音楽の強弱によってバーの幅や色が変わる「ミュージックライド」や、ナビアプリのルート案内に合わせて右折や左折などの運転操作を誘導する「ルートガイダンスサポート」など、楽しみ方は多彩だ。そして10.1V型という大画面にもかかわらず、474車種という多くのクルマに取り付けが可能となっている点も嬉しい。

ホーム画面やApple Carplay画面の左に表示されるショートカットキーは自分好みにカスタマイズできる。リスニングポジションの設定も可能だ。
Apple Carplay、Android Auto以外にもBluetooth、USB、HDMI、AUX、FM/AM再生に対応。
ディスプレイ上部のルミナスバー。ルート誘導のサポートだけでなく、懐かしのイコライザーのように音楽の強弱を光の幅と色で楽しめる。
筐体上部にはボリュームとミュートのハードキー、画面左には静電タイプのフラットキーが配置される。

DMH-SF1000を体験できる新商品体験会を6月12〜13日に開催

カーオーディオは実物に触ったり、音を聴かないと分からないことも多い。とくに空間オーディオは、ステレオ再生とはまた違ったオーディオの世界として、ぜひ体感して良さを知って欲しい。そんな機会が得られるのが6月12日(金)・13日(土)に開催される「2026年夏 カロッツェリア新商品体験会inベルサール秋葉原」。DMH-SF1000はもちろん、同じタイミングで登場したサイバーナビLIMITED EDITONなど、新商品を体験できる。DMH-SF1000は複数のデモカーを用意し、実際にクルマの中で体験できるのだ。一部デモカーは試聴の事前予約をカロッツェリアサイトで受け付け中。気になる人はぜひ!

開催概要:2026年夏 カロッツェリア新商品体験会inベルサール秋葉原
開催日時:2026年6月12日(金) 17:30 〜20:00/6月13日(土)11:00〜18:00
開催場所:ベルサール秋葉原(東京都千代田区)1階ホール
入場料:無料(事前予約不要)
事前予約ができるカロッツェリアサイトはコチラ