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40系、そして70系で大きく時代が動く
第二次大戦後の米軍と警察予備隊(現・陸上自衛隊)の要請を切っ掛けに開発されたランクルは、現在世界170カ国で販売されているグローバルカーだ。血統をダイレクトに受け継ぐ、業務や過酷な環境下での利用を前提とした「ヘビーデューティー」を筆頭に、先進装備を積極的に採用する乗用性にもたけた「ステーションワゴン」、そしてプラドが属する「ライトデューティー」という3系統あるが、出所はすべて同じ。BJシリーズが原点となる。
1951年に「トヨタ・ジープ」(BJ型)として登場するも、商標の問題から1954年に「ランドクルーザー」に改名され、1960年に登場した40系から70系(バン)路線と50系路線に細分化。70系はその後さらに細分化され、1984年にワゴンが追加。それが現在まで続くプラドの源流となる。一方50系はより乗用車的な快適さも追求し、装備を充実させていく。1989年発売の80系は“セルシオ四駆”との異名をとるほど、ラグジュアリーさが上昇。1998年には、その後登場する初代レクサスLXのベースとなる100系が登場。2007年登場の200系では大型ボディも注目されたが、最新の300系の登場までに14年も販売されるなど、完成度が高く評価された。
ちなみに、ランクル直系といえる70系はその後も継続して販売を続け、2004年に日本での販売を終了するも、2014年8月に期間限定で一時復活。大ヒットしたことは記憶に新しい。
すべてはここから! BJ系
ターニングポイントはこの40系と70系!
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]