日立Astemoは今回の展示会で、自動運転における安全性、快適性を向上させる統合制御システムとして、狭い道路でも高精度な3D認識技術で対向車両とフリースペースを高精度に計測、軌道推定し安全かつスムーズなすれ違いを可能とする協調行動自動運転技術を映像で紹介する。そのシステムの構成技術となる新型ステレオカメラは、AI活用により複雑な環境下でも3Dで的確にフリースペースの検知を可能としている。
また、脱炭素社会の実現に向けた最新技術として、DC/DCコンバーター内蔵の小型・軽量化インバーターなどの「電動パワートレインシステム」も併せて紹介される。さらに、自動車の操舵時に電気信号により動作させるステアバイワイヤにおいて、従来のハンドルを排した車室空間を広げる新たな操舵デバイスをシミュレーターにより体験することができる。
二輪車向け技術では、環境負荷低減技術として小型・高出力インバーター、モーター、ギヤボックスを一体化したe-AxleなどのEV技術をはじめ、安全性を高める技術として、ステレオカメラ、パワートレイン、サスペンションとブレーキを連携させた統合制御ADAS技術などが紹介される。