アドヴィックス:TOYOTA新型ランドクルーザーがアドヴィックスの「クロールコントロール」「電動パーキングブレーキ」を採用

アドヴィックスの新技術が、2021年8月2日に発売されたTOYOTA 新型ランドクルーザーに採用された。今回採用された新技術は「次世代オフロード制御(クロールコントロール)」「大型車向けキャリパ一体型電動パーキングブレーキ」で、ランドクルーザーの本質である“信頼性・耐久性・悪路走破性”に貢献し、“世界中のどんな道でも運転しやすく、疲れにくい走りを実現する”クルマの一翼を担う。
メイン画像:電子制御ブレーキシステム(AHB-Rx)

今回新たに開発した商品

■ 次世代オフロード制御(クロールコントロール)
※トヨタ自動車と共同開発

 クロールコントロールは、激しい悪路を走行するドライバーの負担を大きく軽減する機能である。エンジン出力やブレーキ油圧を自動でコントロールし、スリップや車輪ロックを回避して極低速を維持することで、ドライバーはアクセルやブレーキ操作から解放され、ハンドル操作のみに集中できる。
 今回、アドヴィックスの電子制御ブレーキシステム(AHB-Rx)と高性能ESC モジュレータ(V3.5G)を搭載することで、高い応答性やスムーズな制御、作動時間の延長を実現し、従来から強みであった、険しい岩石路のような本格オフロードでの走破性・安心感を大きく高めるとともに、雪道やダートのような実用域での質感を向上することで、あらゆる悪路でのユーザビリティを拡張する。

■ 大型車向けキャリパー体型電動パーキングブレーキ

 電動パーキングブレーキ(EPB)は、シフトレバーやアクセル操作に連動し、自動でパーキングブレーキを作動させることができる。全車速アダプティブクルーズコントロールやブレーキホールド機能での長時間停車保持を可能とし、ドライバーの負担を軽減する。
 世界初のEPB 機構付きドラムブレーキを 2014 年に開発したアドヴィックスは、EPB のラインナップ拡充を進めており、これまで高級車を含む多くの小型・中型車に採用されてきた。今回、大型車に対応するキャリパ一体型EPB(MOC2-L)を新たに開発したことで、軽自動車から大型SUV まで幅広い領域をカバーする。

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