日立Astemo汽車系統(広州)にて脱炭素化を推進
日立Astemoは、日立グループの一員として、脱炭素社会をめざした日立の環境長期目標「日立環境イノベーション2050」に沿って活動を行なっている。自社の事業所(ファクトリー・オフィス)での2030年度カーボンニュートラル達成に向けて、ファクトリー・オフィスでのCO₂排出量を2024年度には2010年度比で50%削減、2027年度には80%削減をロードマップとし、取り組みを推進中だ。
電動車両用モーターや自動車用ブレーキ、内燃機関向け部品を製造する日立Astemo汽車系統(広州)では、太陽光発電設備を工場に設置してもアセットは自社で持たずに発電量に応じた電力使用料金を支払う自家消費型オフバランス太陽光発電スキームを導入した。本スキームに沿った、日立Astemo汽車系統(広州)では約6500KWの発電が開始され、年間の発電容量は約6,300MWhとなる見込みで、年間約3,700 t-CO2のCO2排出量削減が目指される。中国地域の日立Astemoの拠点では最大規模の太陽光発電設備になる。
日立Astemoは、パワートレイン&セーフティシステム事業をはじめシャシー事業、モーターサイクル事業、ソフトウェア事業、アフターマーケット事業から成る戦略的な事業ポートフォリオにより、事業強化と技術革新に取り組んでいる。「グリーン」、「デジタル」、「イノベーション」を軸とした成長をめざし、排出ガスを低減する高効率な内燃機関システムと電動システムでより良い地球環境に貢献し、自動運転や先進運転支援システム、先進シャシーシステムで安全性・快適性を向上させていく。