新型スズキ・スペーシア、日本製鉄ほか3社共同開発の1470MPa級冷延ハイテン材を一体型軽量Aピラーとして初採用

日本製鉄は、スズキ、ベルソニカと共同で、新型スズキ・スペーシアの軽量Aピラーの開発に取り組み、NSAC の先進材料である 1470MPa(メガパスカル)級冷延ハイテンが初採用されたことを発表した。

日本製鉄は、先進的な素材開発に加え、素材性能を最大限に引き出すための部品構造やその構造を具現化する加工技術の開発を進めている。自動車車体の軽量化や安全性能向上を更に推し進め、カーボンニュートラルの時代に対応した次世代鋼製自動車コンセプト“NSafe-AutoConcept(以下、NSAC)”を推進している。

日本製鉄の 1470MPa 級冷延ハイテンは、緻密な成分設計と組織制御により、高強度と加工性を両立している。今回の新型スペーシアのAピラーは、従来5部品で成形、溶接していた窓枠部分の一体成形を目指した成形深さが深い絞り部品であり、本材料の高い加工性によって絞り成形が実現された。また、1470MPa 級冷延ハイテンの適用に際しての技術課題であった遅れ破壊やスポット溶接性についても、3社でその対策が推進された。これにより、軽量化とそれによる CO2 排出量の削減、および大幅なコストダウンを実現している。

キーワードで検索する

著者プロフィール

Motor Fan illustrated編集部 近影

Motor Fan illustrated編集部