「話題の中国最高級車『紅旗H9』を魔改造!?」ジェットエンジン搭載でオートサロン出展を目指す!【連載:第一回】

中国で進む紅旗H9チューニングプロジェクトを独占取材

つい数ヵ月前、現行モデルH9が中国車として初めて日本に正規輸入されたことで注目を集めた紅旗(中国語読みでホンチー)。そんなH9を、自身のSNSでなんと1000万人ものフォロワーを持つ中国チューニング界のキーオピニオンリーダーが独自にチューニングするという情報が飛び込んできた。WEB OPTIONでは、このビッグプロジェクトを短期集中で独占レポートしていく。

東京オートサロン出展を目指す魔改造H9の全容

第一汽車の紅旗といえば、ロシアのジル、日本のプリンスロイヤル並んで“世界三大リムジン”の一角をなす中国車の最上級ブランド。

今回のチューニングベースとなるH9はその最新モデルで、溜溜が1年前に自身のSNSで「東京オートサロン出展を目指してチューニング計画を進めます!」という動画をアップしたところ、5000万回もの再生数と130万いいねを記録したのだから、中国国内での注目度の高さも分かるというものだ。

主人公は中国最強のインフルエンサー

ちなみに溜溜は日本で言うところのユーチューバーだ。自らファクトリーを持ち、中国のチューニング事情をSNSで配信。そのフォロワー数はTiktokで620万人、Weiboで130万人、BiliBiliで40万人など計1000万人以上を誇り、「中国のチューニング好きなら誰でも知ってる」という超有名人。また、GRBを所有し、6月にはGRスープラが納車されたばかりという日本車好き。これまで東京オートサロンに何度も足を運ぶなど、日本のチューニングにも造詣が深い。

紅旗H9ってどんなクルマ?

第一汽車の最高級FRサルーンとして2020年に中国で発売された紅旗H9。全長5137×全長1904×全高1493mmで、現行レクサスLSに対して全長で100mm短く、全高で40mm高い。また、ロングホイールベース版のH9+(プラス)もラインナップされる。

エンジンは2.0L直4ターボ(253ps)と3.0L V6スーパーチャージャー(283ps)の2種類。ミッションには7速DCTが組み合わされる。

チューニングパーツはワンオフ!

当然ながら、H9用のアフターパーツは皆無。そこで、溜溜は自動車情報プラットフォームの易車(ビットオート)と手を組み、オーダーメイドでパーツを製作しながら、内外装からエンジンまでを仕上げていくという。

「H9本来のデザインを壊さない」というコンセプトの元にモディファイされる外装は完成予想イラストを見てもらうとして、WEB OPTIONが注目するのはやはりエンジンチューニング。3.0LのV6スーパーチャージャーをどうイジるのか? 興味はズバリそこにある。

「クランクシャフトや鍛造ピストンをワンオフ製作して、ノーマル283psから450psまでパワーアップさせます。エンジンチューンで大きなポイントになる純正ECUも解析中です」と溜溜。

さらに、リヤエンドにはなんと80kgmものトルクを稼ぐ小型ジェットエンジン2基を装着!?するのだとか。その目的は、高速域での加速性能アップと最高速の大幅な向上とのこと。発想が異次元であるのは間違いない。

溜溜が笑いながら言う。「このH9、実はハイブリッドカーなんですよ。内燃機関とジェットエンジンの、ね」。なるほど、なかなかシャレが効いているではないか。

国際的なカーショーで中国車を見たことがないため、キッチリと仕上げた1台を東京オートサロンに出展したい。溜溜の、そんな強い想いを原動力に始動したこのプロジェクト。WEB OPTIONはもちろんその一部始終を見届けるつもりだ。

TEXT:廣嶋KEN太郎

【関連リンク】
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