前後ライトや内装質感を刷新 大幅進化した静粛性と乗り味

輸入SUV販売台数で2020〜22年に3年連続で一位に輝き、23年も同門のT-ROCに次いで2位につけたVWの人気コンパクトSUVがT-Cross。全長4135〜4140㎜×全幅1760〜1785㎜×全高1580㎜のボディサイズは日本の路上や駐車事情にジャストで、特に若年層、購入者の半数を占めるという女性ユーザーに好評だ。
エクステリア




チェックしておきたい。最小回転半径は5.1m。
ポロをベースにしていることもあり、パワーユニットはポロ譲りの1.0ℓ3気筒ターボ、116PS、200Nm+7速DCTのみ。装備差によって「スタイル」(そのデザインパッケージ)、「アクティブ」、「R-ライン」が揃い、各種パッケージも用意される。T-Crossは24年夏にマイナーチェンジを実施。ヘッドライトを含む顔つきをより精悍に刷新。外装ではT-Cross初採用のLEDマトリックスヘッドライト(「スタイル」以上)のほか、クロスのXを3Dで再現したリヤコンビランプなどが新しく、MC前のユーザーならひと目で新型とわかる一段と洗練されたデザインに仕上がっている。
乗降性


さらに注目すべきはMC前のモデルで一部ユーザーから不満の声があった内装の質感向上だ。具体的には助手席側ダッシュパッドにソフト素材を採用。女性ユーザーからのリクエストもあったという前席シートヒーターの追加、そしてプレミアムサウンドシステムの用意などだ。全グレードにVWの最新運転支援システムのひとつ、同一車線内全車速運転支援システムのTravel Assistを新装備。周囲のクルマのアイコン、高速3車線道路では3つの車線もしっかりと表示されるから安全かつ楽しい。20年のデビュー当時の試乗印象では1.0ℓ3気筒ターボとは思えないトルキーでスムーズなエンジンフィールやVW全体としてはゴルフ8以前のVWらしい剛性感、ガッチリ感ある乗り味に感動したものだ。
インストルメントパネル

だが、最新のT-Crossは見違えるほど進化している。パワーユニットはそのままだが、熟成が進み、豊潤なトルク感、スムーズさは文句なく、3気筒感もかなり薄れた印象だ。とにかくトルキーにウルトラスムーズに加速してくれるとともに、車内の静粛性も向上。高速走行での静かさはこのクラスのSUVとして感動モノであると表現したい。
居住性


乗り心地の進化も著しい。タイヤサイズは「アクティブ」が16インチ、「スタイル」が17インチ、そして「R―
ライン」が18インチになるのだが、良路での上質な快適さはもちろん、荒れた路面、高速道路などのジョイントの通過でも、強靱なボディ&足まわり剛性の高さから、文句なしのフラットで心地良い快適感をもたらしてくれるようになっている。初期型の足まわりのバタつきは解消され、日常域から高速走行まで、気持ち良過ぎる走りに終始。動力性能も登坂路を含め、想像以上のパフォーマンスを発揮。万一パワー不足を感じてもパドルシフトでシフトダウンすれば解決する。
うれしい装備






月間販売台数 NO DATA
現行型発表 19年11月(マイナーチェンジ 24年7月)
WLTCモード燃費 17.0 ㎞/ℓ

ラゲッジルーム


ゴルフ以上に備わる電子パーキングブレーキとオートブレーキホールドはポロ同様に依然、未装備である。


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